【呪村(じゅそん)/鬼女伝説】RE-3704

スポンサーリンク
▼メインジャンル

作品データ

公開年月 2004/07/02
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 新里猛作
脚本 髙木裕治
製作 押谷昭宏、鈴木辰夫、ほか
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

女子大生の美月と加奈はゼミの教授である榊とともに「鬼女伝説」が伝わる山村を訪れる。
亡くなった村長の家を用意され寝泊まりする事になるが、美月が気になっていた蔵を開けて調べると、加奈が日本人形を見つけて持ち出す。
すると、加奈は小さな赤い髪をした少女を見てから高熱で倒れてしまい、さらに美月も同様に高熱で倒れてしまうのだった。

登場人物&出演者

美月(演:すほうれいこ)

代表作に『カクト』、『パッチギ/LOVE&PIECE』などがあります。

主人公。大学のゼミで榊教授に憧れている。母親から厳しい態度を取られ、そのせいで相当嫌っている。

教授に誘われて「鬼女伝説」がある紅花の里の山村まで行き、誰よりも楽しもうとしていた。
村長の家にある蔵が気になって勝手に開けると、加奈が日本人形を持ち出して高熱になる。
教授が身代わりで助けてもらい、住職に助け出されて村に伝わる鬼女伝説の真相を探った。
最後は赤い髪の少女と日本人形の繋がりで成仏させて、心配した母親が迎えに来て和解した。

日顕(演:本田豊)

代表作に『放課後ラブ・クリニック』、『わが心の銀河鉄道/宮沢賢治物語』などがあります。

ベニバナの里で寺の住職をしている。元々は全国を旅する修行僧で村には来たばかりで事情をよく知らない。

加奈が倒れ電話を借りに来た教授が繋がらないと話し、なぜか美月から役立たずと言われる。
木材の下敷きになった美月を助け出し、村にある鬼女伝説を独自に調べて真相を話した。
赤い髪の少女を除霊しようとするも突破され、日本人形こそが元凶であるとして元に戻した。
最後は美月によって赤い髪の少女が除霊されると、母親が迎えに来たとして見送った。

加奈(演:小野真弓)

代表作に『新 影の軍団』シリーズ、『実りゆく』などがあります。

美月の友人で女子大生。美月と同じ大学のゼミを受けていて、榊教授の話しを真剣に聞いていた。

榊教授からベニバナがの里で「鬼女伝説」を調べる手伝いを頼まれ、美月が受けて同行する。
村長の家にある蔵を調べていると、箱に入った日本人形を見つけると部屋まで持っていく。
トイレに行く際に赤い髪の少女を見かけ、そのまま高熱で倒れて意識が朦朧としていた。
最後は布団の間から赤い髪の少女に首を締められ、抵抗できずに窒息死してしまう。

榊教授(演:真梨邑ケイ)

代表作に『夜叉』、『真昼の花』などがあります。

美月と加奈が通う大学のゼミで歴史について教えている。最初に挨拶した時から美月の存在を強く意識していた。

「鬼女伝説」がある母親が生まれ育ったベニバナの里で調査するべく、美月と加奈を誘った。
村長の家にある蔵から加奈が日本人形を見つけると、部屋に持っていってもいいと許可する。
加奈が高熱で倒れて寺の住職に電話を借りるも繋がらず、今度は美月も倒れて彼女を抱える。
最後はフラフラと歩く美月が落ちる木材から守る為に犠牲となり、手櫛を渡して死亡した。

小島(演:坂入正三)

代表作に『小林ひとみ』シリーズ、『殺戮のバイブル』などがあります。

ベニバナの里に住んでいる村人。母親が村に来た美月たちに迫ると、それを止めながら帰るように警告していた。

美月たちが蔵から日本人形を出した事で、昭和30年に村で起きた呪いで母親が変死を遂げる。
呪いの封印が解かれた事でビビってしまい、家にある仏壇に向かって必死に命乞いしていた。
美月と日顕が家まで来ると、昭和30年に村で起きた恐ろしい出来事についてツラツラと語る。
最後は赤い髪の少女を見てビビってしまい、逃げようとして壮大にコケて死亡してしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は監督や俳優、プロデューサーとしても活躍する新里猛作が監督を務めています。
この作品は当時人気を博したすほうれいこ、小野真弓が共演しています。
YouTubeに予告動画どころか、何一つ動画がないようなパターンで少し困った作品でした。
設定としてゼミの教授が「鬼女伝説」が伝わる村へ調査に行く為、特別視していた主人公たち連れて呪いを受けるという流れになっています。
当時は『リング』や『呪怨』などの大ヒットでジャパニーズ・ホラーが流行しており、本作はそれに乗っかろうとしたような印象です。
ただ、残念ながら超低予算という事でジャパニーズ・ホラーの王道をやろうとして失敗したような感じになりました。
女優に転身したすほうれいこが主演を務めているが、演技の良し悪しよりもストーリーなどの根本的なところが気になりました。
多分、地方に伝わる生贄の話しを参考にして作っているだろうけど、あまりにも練り込みが浅すぎて物語の奥行きがまったくなかったです。
一応は主人公と母親の確執と呪う赤い髪の少女との関係性を示唆しているが、これもまた練り込みが浅くて上辺だけにしか感じられない。
所詮は超低予算の映画と言いながら、それでも面白い作品か尖った作品を生み出せる監督がいる中、残念ながら本作はそこまでの気合いはなかったです。
それに友人が呪いで死んで、教授が身代わりで死んでいる状況なのに、主人公は問題が解決シてもほぼ思い出す事がないという記憶喪失も不自然すぎる。
協力する住職についても除霊しようとしてもほとんど役立たずで、結局は主人公の何気ない行動で解決して立場がなくなるという。
本作は2004年の作品なのにYouTubeに動画が一本もないという事実こそ、どの程度か分かるような内容だと言えるだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました