【呪餐/悪魔の奴隷】RE-3837

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作品データ

公開年月 2023/02/17
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジョコ・アンワル
脚本 ジョコ・アンワル
製作 ティア・ハシブアン、ゴーペ・T・サムタニ
製作国 インドネシア
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

母と祖母を立て続けに亡くし、末弟のイアンも行方不明になったリニはm父親と二人の弟とジャカルタ北部の高層アパートに4年前に引っ越してきた。
一方、数年に渡り2000人が犠牲となっている前代未聞の連続殺人事件が世間を賑わせる中、平穏に暮らしていたリニたちの周囲で度重なる不幸が襲っていた。
そんなある日、アパートのエレベーターが落下して多くの住人が命を落とし、父親も重傷を負ってしまい、局地的な大嵐でリニたちは完全に孤立してしまうのだった。

登場人物&出演者

リニ(演:タラ・バスロ)

代表作に『悪魔の奴隷』、『グンダラ/ライズ・オブ・ヒーロー』などがあります。

主人公。過去に母親と末弟が行方不明となり、大学を中退して父親や弟たちと「マンダラ・アパート」に引っ越している。

将来の事を考えて大学への復学をしようとして、嵐が来る前に出ようとして事故が発生する。
一人ぼっちとなったヴィスヌを心配して彼の部屋に行くと、大丈夫だと言われて安心する。
停電となって周囲を調べていると、過去の経験から悪魔に感づいて弟たちを探し回っていた。
最後はイアンが召喚されて父親が殺され、ブディマンにギリギリ助け出されて外へ脱出した。

トニー(演:エンディ・アルフィアン)

代表作に『悪魔の奴隷』、『GHOST WRITER』などがあります。

リニの弟で長男。機械などの修理が得意。上の住人で年上のタリが気になって、なんとか声をかけようとする。

不良たちを一蹴したタリの強気な性格を見て、なんとか声をかけてラジオの修理を頼まれる。
ラジオを直して持っていくと、不気味な何かを見たせいで返されてゴミに捨てる事となった。
停電となって遺体しかない家を調べると、リニやタリたちと合流して外へ出ようとした。
最後はイアンが召喚されて捕まるが、ブディマンがやって来てギリギリで助け出されていた。

ボンディ(演:ナサール・アヌズ)

代表作に『悪魔の奴隷』などがあります。

リニの弟で次男。アパートの友人たちと空き地で墓を掘り返している。仲間の一人が怒られて励ましていた。

リニが大学に復学すると聞いて驚いたが、迫っていた嵐の前に出ていくと知って文句を言う。
兄のトニーからタリへの片思いを知っていて、からかうような発言をして墓の事を言われる。
友人たちと部屋を探索していると、危険だと分かってリニたちと合流して逃げようとする。
最後はイアンが召喚されて捕まるが、駆けつけたブディマンによって助け出され外へ出た。

リニたちの父親(演:ブロント・パララエ)

代表作に『パラサイテック』、『グンダラ/ライズ・オブ・ヒーロー』などがあります。

リニたちの父親。過去に暴走した母親の傷が癒えない状態でほぼ無口。一軒家よりアパートの暮らしを選んでいる。

仕事を終えて家に帰ってくると、リニが大学に復学する事を聞いて特に反対せずにいた。
エレベーターに乗っていたが事故に巻き込まれ、片足に重傷を負うも一人だけ助かっていた。
嵐の中でのん気に寝ていて、リニたちにカバンの中身がバレて説明する前にイアンに捕まる。
最後は儀式の中で抵抗できず、リニたちに別れの言葉を告げて四肢を引き裂かれて死亡した。

ヴィスヌ(演:ムザッキ・ラムダハン)

代表作に『グンダラ/ライズ・オブ・ヒーロー』、『ベン&ジョディ』などがあります。

「マンダラ・アパート」で耳が聞こえない母親と住む少年。リニたちと同じ階で親しい間柄。母親の世話をしている。

エレベーターの事故で一人だけ外に出られ、バーリを除く母親を含めた乗員たちが死亡した。
父親とは離れて暮らしているが、エレベーター事故で遠くから来る事を約束されていた。
母親を亡くして心配するリニが来ると、逆に励ますも停電で危険と知ってみんなと合流した。
最後はイアンと手話で会話するが、ブディマンがやって来てギリギリで助かって外へ出た。

タリ(演:ラトゥ・フェリーシャ)

代表作に『呪歌』、『復讐は私にまかせて』などがあります。

「マンダラ・アパート」の住人の若い女性。普段はプールバーで働いているが、セクシーな服装のせいで娼婦と噂される。

トニーに声をかけられ、建付けの悪いドアを開けさせ、故障したラジオの修理を頼んでいた。
修理したラジオを受け取るが、不気味な何かを見たせいでそのままトニーにあげてしまう。
停電となって怖いと思い祈りをするも意味がなく、駆けつけたトニーたちと合流をする。
最後は1階まで行くも浸水で出られず、ダストシューターに逃げるも落ちて複雑骨折で死亡。

ブディマン・シャイレンドラ(演:エギ・フェドリー)

代表作に『マルリナの明日』、『悪魔の奴隷』などがあります。

オカルト雑誌の編集者。30年前に遺体が歩く現場に呼び出され、警察署長に頼まれ雑誌を立ち上げて話しを広げた。

30年前の事件を調べている間に対抗できる物を揃え、写真を見てから何かに感づいていた。
嵐の中でバスやタクシーを待っていたが、高層アパート周辺が浸水して自力で向かった。
召喚されたイアンが儀式でリニたちの父親を殺害したところで、乱入して銃撃で止めていた。
最後はリニたちを助け出し、ゴムボートに乗せると、父親が何をしていた説明をしていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『インドネシアアカデミー賞』にて7部門にノミネートされています。
この作品は2017年に公開された『悪魔の奴隷』の続編となっています。
前作は悪魔やゾンビなどのオカルト的な要素があって、アジアンテイストだからこそ欧米のホラーとは違った雰囲気がありました。
もちろん、日本におけるホラーとも違った雰囲気があったので、独特なホラーテイストとしてオリジナリティがあったと思います。
なんと言っても、インドネシアのアカデミー賞を受賞しているだけに期待値を少し上げてしまうと、そのせいでハードルが高くなったパターンでした。
序盤での不気味な雰囲気は悪くなかったが、メインとなる舞台の高層アパートで一気に薄暗い状態となって萎えました。
リアリティを出す為に敢えて高層アパートの光をそのまま使っているだろうけど、非常に見づらい状況になるのは言うまでもない。
ただ、ホラー映画なのに2時間ぐらいの尺となっていて、本題が始まるまでが長くて中盤になってくると間延びしていた。
しかも、今回は兄弟たちが別々に行動しているせいで視点が分散し、他の住人の視点にもなるから物語として鑑賞している側として混乱する。
物語のテンポが非常に遅い上に視点が飛び飛びとなるから、誰の視点で鑑賞していけばいいのか分からなくなる。
それに終盤になってくると暗黒画面が当たり前となっていて、もうそれだけで個人的に面白くないと感じています。
何より重要な儀式の場面で意味不明なカメラのフラッシュが何度も繰り返され、正直言って暗黒画面よりもたちが悪かったです。
どうやら物語の全容がハッキリしておらず、続編を感じさせるような終わり方になっているけど、せめて変な演出だけはやめて欲しいと思いました。

コメント

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