【ノー・ウェイ・アウト】VD-615

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洋画

作品データ

公開年月 2021/09/29
ジャンル ホラー/サスペンス
原作 アダム・ネヴィル 『NO ONE GETS OUT ALIVE』
監督 サンティアゴ・メンギーニ
脚本 フェルナンダ・コッペル、ジョン・クローカー
製作 ジョナサン・カヴェンディッシュ、ウィル・テナント
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

アメリカンドリームを夢見て、アンバーはメキシコから不法入国して衣料品工場で現金払いの仕事を見つける。
廃墟同然の屋敷で下宿を営むレッドからもっと安い部屋を借りる事になる。
しかし、そこでは他の下宿人がすすり泣く声、地下からの不気味な音が響く中、アンバーは魔物と遭遇するのだった。

登場人物&出演者

アンバー(演:クリスティーナ・ロドロ)

代表作に『ミス・リベンジ』、『Bunker』などがあります。

主人公。メキシコから不法入国した女性。母国で病気だった母親が亡くなってアメリカに残る事となった。

身分証明書がないせいで正規の仕事に就けないが、叔父に頼んで仕事の面接にこぎつけた。
その為に仕事仲間へ偽の身分証明書を頼むが、金を手渡して信じるも辞められて金を失った。
途方に暮れてレッドから返金を求めると、家に戻って儀式をするベッカーに捕まってしまう。
最後は自力で脱出し、ベッカーを殺害して、レッドを生贄にしてパワーを手に入れる事になる。

ベト(演:デヴィッド・バレーラ)

代表作に『NO WAY BACK/逃走遊戯』、『オールモスト・ヒーローズ/進め!アメリカ横断冒険野郎』などがあります。

アメリカに住んでいるアンバーの叔父。妻と息子たちと住んでいて、アンバーについては存在しか知らなかった。

アンバーの母親で姉が亡くなって、仕事のなかった姪の為に面接を取り付けて出迎えていた。
妻にはアンバーを快く思われていなかったが、近い親戚という事で助けるべきだと主張する。
下宿先に危険を感じたアンバーに迎えへ来るように頼まれ、急用のせいですぐには行けない。
最後は下宿先にやって来てアンバーを助けようとしたが、ベッカーによって殴り殺された。

キンシ(演:モロンケ・アキノラ)

代表作に『Coffee Wars』などがあります。

アンバーと同じ梱包工場で働いている。ファッションセンスがあると言われ、以前は店を開こうとしていた。

実際はアンバーたちと同じく底辺での仕事をしていて、抜け出せない生活に苦心している。
身分証明書を欲しがっていたアンバーに知り合いのツテを使うが、事情があって値上げした。
面接の期日が迫っていたアンバーに対して、金を貸すと約束して彼女から金を預けていた。
最後は身分証明書どころか、梱包工場を当日に辞めていて、アンバーの金を持ち逃げしていた。

レッド(演:マーク・メンチャカ)

代表作に『スマートアス』、『ストーカー/3日目の逆襲』などがあります。

廃墟同然の屋敷で女性専用の下宿を経営するオーナー。ワケありであっても金さえ払えば誰でも受け入れる。

アンバーがやって来ると、彼女を入れて現在は二人しかいない理由で一ヶ月分の金を要求した。
実は石の箱に魅了された父親から虐待されるが、兄に守られた事で多大な感謝を持っている。
選ばれた者になった兄の為に女性たちを生贄にするが、アンバーを助けようとも考えていた。
最後は儀式から逃げたアンバーの反撃でケガし、代わりの生贄にされて彼女のパワーになった。

ベッカー(演:デヴィッド・フィリオリ)

代表作に『L.A.コンフィデンシャル』、『タイムシャッフル』などがあります。

レッドの兄で立派な体格。石の箱に囚われていた父親と不仲で、何かと責められる弟を助けていた。

数年前まで体調が非常に悪かった過去を持ち、何かにうなされるような行動を取っていた。
返金を求めたアンバーの前に出てくると、弟は急用でいないと告げて彼女を突き放した。
弟とともに父親を葬ったが、今度は石の箱に選ばれた者となって、女性を生贄にしていた。
最後はアンバーを生贄にしようとしたが、逃げられて反撃を受けて、顔を潰されて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はアダム・ネヴィルの同名小説を実写映画化しています。
ハウス系ホラー映画には3つのパターンがあって、犯人が幽霊、怪物、殺人鬼のどれかに必ずなります。
今回は幽霊だと予想していたが、怪奇現象があまりにも弱くて、結局はラストに怪物が登場しました。
本作における最大の山場である怪物の登場を演出するべく、その兆候となる演出はちょっと弱いような印象でした。
幽霊を使う演出が多かったが、残念ながらメインじゃないから強く主張させる事ができず中途半端な感じになったと思います。
これが幽霊の類いだったが、もっと派手に暴れまわってくれるだろうし、もっと分かりやすい演出になっていたはずです。
ラストに登場した怪物の造形は悪くないが、どんなルールで何をするのか説明がほぼ皆無なので、なんでもアリ状態になっています。
一見して何でもアリ状態は面白くなりそうだが、実は縛りがないとフワッとした感じに陥るパターンが非常に多いです。
本作はまさしくフワッとしたパターンになってしまい、ラストでの怪物が登場しても色々と盛り上がりに欠けていました。
それと主人公を不法入国者にした意味がなく、別にその設定に必然性を感じさせるような立ち回りとは言えなかった。
時代に合わせたのか、何かのメッセージを伝えたかったのか、そこまで不法入国者としての厳しさは伝わらなかったです。
やはり、もっと怪物を感じさせる演出か、兄弟をもっとヤバい感じにするか、そこら辺に力を入れるべきだったと思いました。

コメント

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