【妖獣奇譚/ニンジャVSシャーク】RE-3875

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作品データ

公開年月 2023/04/14
ジャンル 時代劇/アクション
原作 なし
監督 坂本浩一
脚本 足木淳一郎
製作 千葉善紀、平田樹彦、ほか
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

刻は江戸時代、人里離れた沖津村の浜に村人の惨殺された死体が上がる。
忍者集団「紅魔衆」の首領・螭鮫士郎は不老不死の力を得る為に呪術を使い、鮫を操る事によって村で採れる真珠を強制的に村人から巻き上げていた。
この状況に業を煮やした村長は、助太刀を頼むべく村外れの寺にいる用心棒の潮崎小太郎が引き受けるが、その行く手を阻む菊魔と名乗る女忍者が立ちはだかるのだった。

登場人物&出演者

潮崎小太郎(演:平野宏周)

代表作に『ウルトラマントリガー/エピソードZ』、『ヒッチハイク』などがあります。

主人公。用心棒。人をゴミのように殺し、約束を守らないと女房をレイプする。歯向かった人間もすぐに殺す。

村長に雇われて沖津村に来ると、信助と一緒にいて死体の掘り返してサメの仕業だと知る。
元々は隠れ里の忍者で菊魔に追われていたが、兄を殺された事で抜け忍として生きている。
生贄にされる沙代を助ける為に忍者へ戻り、菊魔を忍術で倒して巨大なサメと対決する。
最後は巨大サメを倒して信助たちを倒し、忍者として生きる為に旅をする事になった。

沙代(演:長野じゅりあ)

代表作に『サルベージ・マイス』、『地獄の花園』などがあります。

ヒロイン。村長の兄の一人娘。父親がロクでもない人間で、母親を殺された恨みから殺してしまっている。

村長のイメージを守る為に母親も殺した事にされ、信助以外の村人たちから忌み嫌われる。
村人にレイプされそうになって信助が助けられずにいて、小太郎に助けられて感謝する。
鮫士郎に脅された村長に生贄として捕まり、ずっと海に入って小太郎たちに助けられる。
最後は巨大サメから助け出され、信助と一緒に生きると決め小太郎の形見の真珠を渡した。

信助(演:西銘駿)

代表作に『仮面ライダー』シリーズ、『劇場版 リケ恋/理系が恋に落ちたので証明してみた。』などがあります。

沖津村の青年。村八分を受けている沙代に片思いしている。村人たちから疎まれる沙代を必死に助ける。

村人にレイプされそうな沙代を助けようとするも勝てず、小太郎に助けられ子分にされる。
沙代に何があったのか小太郎に教えてしまい、同じ境遇として二人がくっつきそうになる。
生贄となった沙代を助ける為に鮫士郎たちと戦うが、巨大サメによって一緒に食われる。
最後は小太郎によって助けられ、沙代を守ると宣言して自分のモノになって二人で旅立つ。

村長(演:島津健太郎)

近年の出演作に『京都カマロ探偵』、『ヨドンナ』などがあります。

沖津村の村長。海では村人が食い殺された状態で発見がされ、仕方なく漁を禁止して困難になっている。

“紅魔衆”に襲撃されて真珠を上納するようになるが、海へ入れずに困ってしまっている。
村を守る為に小太郎を用心棒として雇い、報酬として真珠を渡すとして約束していた。
自分のせいで鮫士郎から脅す手紙をもらうと、村人たちと沙代を生贄にするべく捕まえる。
最後は紅魔衆のアジトまで沙代を連れて行くと、邪魔者の厄介払いができたとして帰った。

菊魔(演:宮原華音)

代表作に『暗殺教室』シリーズ、『リアル鬼ごっこ』などがあります。

旅芸人を自称する若い女性。その正体は隠れ里の忍者で、かつて小太郎と結婚をしたいと思っていた。

小太郎がレイプした女に遭遇して顔芸で威圧すると、死体を操りながら復讐しようとする。
忍術を使わない小太郎を圧倒するが、沙代が止めに入った事から苦しめる為に退散した。
紅魔衆と利害の一致で組んで小太郎を追い詰めると、鮫士郎の部下を使い捨てにしていた。
最後は忍者としての実力を解放した小太郎の忍術に勝てず、四肢が爆砕されて死亡した。

螭鮫士郎(演:中村優一)

代表作に『仮面ライダー』シリーズ、『湾岸ミッドナイト/THE MOVIE』などがあります。

忍者集団“紅魔衆”の頭領。武力を使って人々を支配している。沖津村の真珠が気に入って奴隷にしていた。

その正体は乱破の出の忍者であり、忍術を使って若返ったり顔を変えたりして生きている。
沖津村の真珠で忍術が強化される事から脅していたが、なぜか村人をサメに襲わせていた。
菊魔と組んで沙代をエサに小太郎を誘い出すが、部下が全滅し信助に首を切り落とされる。
最後は忍術で巨大サメを呼び出すも倒され、首だけとなった状態で復讐を誓っていった。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は江戸時代を舞台にしたサメ映画となります。
この作品は『ウルトラマン』や『仮面ライダー』の特撮ドラマで知られる坂本浩一が監督を務めています。
特撮を得意としている坂本浩一監督がサメ映画にニンジャ要素を取り入れて、派手なアクションをやっています。
ベースとして特撮ドラマとなっていますが、これは好き嫌いが分かれるかもしれないような内容だったと思います。
まず、サメ映画として考えるとギリギリという感じで、別にサメである必然性がまったくなかったです。
そこまでいいですが、全体的に特撮の手法を使った演劇みたいな演技は個人的にはちょっと受け付けなかったです。
なんちゃって江戸時代なので仕方ないですが、中途半端な表現しているから現代言葉を使っている違和感しかなかった。
そして、大問題となるのは主人公の設定であり、これは作品全体と言えるけど、エロの要素は必要ないと思います。
バカ映画の範疇だったらいいかもしれないが、何を間違えたのかシリアスな内容にしたせいでエロ要素が悪目立ちしてしまっている。
特に序盤で主人公が依頼主が約束を守らなかったとは言え、その女房をレイプする時点で共感性は生まれません。
いくら悲劇的な人生を送っている主人公であっても、冒頭のレイプでイメージが最悪だから何をしてもダメだと思います。
それに特撮とエロの組み合わせも相性が悪く、真面目にアクションをしても全体的に安っぽく見えてしまう。
実際に予算もなく苦しい中で作っているのは分かるが、レイプなどのエロ要素は作品を自分で貶めているようにしか見えなかったです。
やはり、バカ映画をやるならシリアスな設定を入れるべきじゃなく、シリアスでやるならバカみたいな設定を入れるべきじゃないと思わせる作品でした。

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