【ムーンフォール】VD-754

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洋画
かっこ

作品データ

公開年月 2022/02/04
ジャンル SF/アクション
原作 なし
監督 ローランド・エメリッヒ
脚本 ローランド・エメリッヒ、ハラルド・クローサー、ほか
製作 ハラルド・クローサー、ローランド・エメリッヒ
製作国 アメリカ、中国、イギリス、カナダ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

原因不明の力で月が本来の軌道から弾き出され、あと数週間で地球に激突するという驚くべき事実をNASAが察知する。
そこでNASAは現地調査を試みようとするが、同時に組織内部でとある情報が隠蔽されていた事が発覚してしまう。
地球と月を救うべく、NASA長官のジョー・ファウラーは、一流の宇宙飛行士だったブライアン・ハーパー、天文学者のK・C・ハウスマンの三人が立ち上がるのだった。

登場人物&出演者

ブライアン・ハーパー(演:パトリック・ウィルソン)

近年の出演作に『死霊館/悪魔のせいなら、無罪。』、『ミッドウェイ』などがあります。

元宇宙飛行士。過去に人工衛星の修理任務で怪物を目撃するが、NASAから嘘つきと言われてバッシングを受けた。

離婚して家賃を滞納するような状況にあるが、K・Cから月の軌道について聞かされていた。
地球にあらゆる災害が発生してしまい、ファウラーから月へ向かう作戦を要請されて受けた。
月面に到着して人類の先祖が遺した防衛システムから知識を得て、AIを倒す為に立ち上がる。
最後はK・Cが自己犠牲でAIを倒してもらい、地球に帰って息子と再会して喜んでいた。

ジョー・ファウラー(演:ハル・ベリー)

近年の出演作に『ブルーズド/打ちのめされても』、『ジョン・ウィック:パラベラム』などがあります。

NASAの副所長。過去に人工衛星の修理任務で不可解な事故に遭い、気絶していたせいでブライアンを養護できなかった。

月の軌道が変わったという報告を受けてNASAに来ると、調査隊が何かに襲われる場面を目撃。
前所長から過去の事故の真実を知り、ブライアンに月の何かを破壊するべく協力を仰いだ。
月面まで到着すると、人類の先祖に助けられて宇宙船を修理してもらい、AIを倒す為に同行。
最後はK・Cが自己犠牲でAIを倒し、地球に帰還すると息子たちと再会を果たして喜んだ。

K・C・ハウスマン(演:ジョン・ブラッドリー)

代表作に『トレーダーズ』、『インフェクテッドZ』などがあります。

巨大建造物の専門家。NASAを志望したが結局は叶わず。大学教授のパソコンで勝手に学者として活動していた。

月の軌道が変わったとNASAよりも早く気づき、誰にも信じてもらえずブライアンと接触する。
エイリアンが月を作った説を唱え、AIの怪物を倒す為にブライアンとファウラーに会う。
月面に到着すると、人一倍興奮していると、内部に入りエイリアンの巨大建造物に感動する。
最後は自己犠牲でAIを破壊したが、人類の先祖に意識を取り込まれ月の一部として再生した。

ソニー・ハーパー(演:チャーリー・プラマー)

代表作に『荒野にて』、『スポンティニアス』などがあります。

ブライアンの一人息子。父親が人工衛星の修理任務から帰って、世間から嘘つき呼ばわりされて疎遠となった。

母親が離婚して再婚相手の元で暮らしていたが、警察とのカーチェイスの末に逮捕された。
ブライアンが裁判で余計な事を言ったせいで釈放されず、そのまま留置場へ送り返された。
AIを倒す作戦に参加したブライアンにより釈放され、ファウラーの息子たちと基地を目指す。
最後は木の下敷きになるも重力で助かり、月から帰還を果たしたブライアンと絆を取り戻す。

ダグ・デイヴィッドソン(演:エミ・イクワーカー)

代表作に『NSF/絶対消去』、『グレイマン』などがあります。

国防総省の軍人でファウラーの元夫。結婚したばっかりの時に妻が宇宙での任務で事故に遭遇していた。

月の軌道が変化したとNASAが発見し、アメリカ軍に状況を報告するも軍事問題だと説明した。
過去に月の怪物を知ったアメリカ軍がEMP兵器を作った事をファウラーに聞かれ正直に返答。
軍部が月を破壊する為に核兵器を使うとファウラーに言われ、できるだけ止めると話す。
最後は核兵器を発射する寸前に思い留まり、将軍を裏切ってファウラーを信じて成功させた。

ミシェル(演:ケリー・ユー)

代表作に『So Young/ 過ぎ去りし青春に捧ぐ』、『Between Us』などがあります。

中国から留学生としてファウラーの家にホームステイする。NASAに行くファウラーから息子の面倒を任せられる。

月からの破片による危険から逃げるべく、基地で保護を受ける為にソニーたちと向かった。
道中で逃げる人間たちに脅迫され、衛星電話があるバッグと車を盗まれてソニーたちと歩く。
ソニーの継父の元で車を手に入れると、みんなで安全が確保されている基地まで急いだ。
最後は継父を探しに行ったソニーを助け出し、月から帰還したファウラーとの再会を喜んだ。

ブレンダ・ロペス(演:カロリーナ・バルトチャック)

代表作に『フルスロットル』、『ロックダウン・ホテル/死・霊・感・染』などがあります。

ブライアンの元妻。人工衛星の修理任務で夫が世間から嘘つき呼ばわりされ、離婚してソニーを連れ出していた。

ソニーがスピード違反とカーチェイスでニュースになると、何も知らないブライアンに話す。
結果的にソニーが逮捕されてしまうと、裁判でブライアンが余計な事を言って責めていた。
月の軌道が変わってブライアンが向かうと、トムの判断で山の別荘まで娘たちと避難した。
最後は酸素切れで倒れたトムを助ける事ができず、地球に帰還したブライアンを出迎えた。

トム・ロペス(演:マイケル・ペーニャ)

近年の出演作に『トムとジェリー』、『ファンタジー・アイランド』などがあります。

ブレンダが再婚した相手。日本の高級車を売っているディーラーで金持ち。ブレンダとの間に二人の娘がいる。

ソニーがスピード違反とカーチェイスで逮捕され、ブライアンのせいで釈放できずにいた。
ブライアンから電話を受け、余計な事を言ったせいでソニーを釈放できないと文句を言う。
コロラドにある別荘に逃げていたが、ソニーがやって来ると安全な基地へ行く為に協力する。
最後は酸素が薄くなって娘のボンベが切れて、自分の渡して行かせるとそのまま死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はキノフィルムズ配給で劇場公開される予定だったが、アマゾンプライムビデオが配信権を獲得している。
この作品はインディペンデント映画史上最も高額な作品として記録しています。
ローランド・エメリッヒ監督のSF映画と言えば、大ヒットした『インデペンデンス・デイ』だろうと思います。
今回は月が地球に落ちてくるという内容なので、似たような展開を予想して、元々が劇場公開の予定だった事から期待は高くなりました。
実際に鑑賞すると、中盤まで『アルマゲドン』みたいな感じになると思ったら、月の真実がまさかの『ターミネーター』的な感じになっていたのは面白い。
相変わらずツッコミどころ満載の展開であるけど、『インデペンデンス・デイ』ではそれをフォローするだけの勢いがありました。
しかし、本作についてはツギハギな印象が強くなってしまい、物語と登場人物たちが一体化していなかったように思います。
こういうタイプの作品というのは群像劇っぽくなるパターンが多く、本作でも月と地球のパートに分かれていました。
同時進行で緊張感を高めながら、主人公たちの絆を表現しようとする展開はまさに王道と言えるだろうと思います。
ただ、この手法はあまりにも古臭く感じてしまい、何よりメインである月のパートと比べて地球のパートがご都合主義すぎました。
作り側のさじ加減でコントロールされる予定調和のドラマは面白味がなく、生き残るキャラクターと死ぬキャラクターが予想通りすぎて意外性がない。
それに登場人物たちの繋がりが場当たりすぎて関係性が薄く、物語が今ひとつ盛り上がってこない原因になっていました。
家族の絆を描くのが好きなローランド・エメリッヒ監督ですが、完全に本作では空回りしてテンポを悪くしていただけだと思います。
だったら、月のパートのみに集中してSF映画っぽくしてくれれば、もっと楽しめた可能性が出てきたはずです。
感動の押し売りに何も感じられず、予定調和すぎる展開に面白味やワクワク感がなく、ただ映像に金を使っただけの大味な作品となりました。

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