【メン・イン・ブラック3】MY-217

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洋画

作品データ

公開年月 2012/05/25
ジャンル SF/アクション/コメディ
原作 ローウェル・カニンガム 『The Men in Black』
監督 バリー・ソネンフェルド
脚本 デヴィッド・コープ、ジェフ・ナサンソン、ほか
製作 ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

月面にある銀河系刑務所から凶悪なボグロダイト星人のボリスが脱獄する。
これまでコンビでエイリアンの監視にあたってきたMIBのJとKだったが、突如Kの行動に異変が起きてしまう。
翌日、MIBへ行くとKは40年前に亡くなったと言われるが、実はボリスが過去へタイムスリップして歴史を書き換えていた。
すべてを知っていたJは若いKと地球を救うべく、40年前の過去へとタイムスリップするのだった。

登場人物&出演者

(演:ウィル・スミス)

近年の出演作に『7つの贈り物』、『ハンコック』などがあります。

主人公。エージェントKからスカウトされて14年目だが、未だに新人扱いされている。

14年間も一緒にいたKだが、彼についてプライベートな事はほとんど知らない。
いつも冷たくあしらわれているが、心の隅ではKを大切な人だと思っている。
過去にタイムトラベルして地球を救うが、同時になぜKが変わってしまったのか知る。
やはり、ウィル・スミスが演じる軽いキャラクターは上手いと感じさせる演技であった。

(演:トミー・リー・ジョーンズ)

近年の出演作に『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』、『カンパニー・メン』などがあります。

MIBでは生きた伝説のエージェント。Jをスカウトして実力を認めるも未だに新人扱い。

逮捕した凶悪なボグロダイト星人ボリスが銀河系刑務所から脱獄して命を狙われる事に。
しかし、すでにボリスは過去で若い頃の自分を殺しており、現代では死んだ事になっている。
軽い調子のJと違って、いつも仏頂面で事務的な言葉を返すが、過去の出来事が原因。
表面的には冷たい人間に見えるが、実は親友の為に自分の人生を捧げる熱い男だと分かる。

若いK(演:ジョシュ・ブローリン)

近年の出演作に『ジョナ・ヘックス』、『トゥルー・グリット』などがあります。

1969年のエージェントK。現在のKと違って仏頂面はそのままだが会話は成立する。

正体不明であったJを捕まえるも、彼が未来からやって来た事を知って協力を求める。
現代のKと違ってプライベートな事を話すなど、元々は会話ができる人物だと分かります。
最初はJを疑って捜査していたが、次第に彼の実力を知って素直に認めるところもある。

グリフィン(演:マイケル・スタールバーグ)

代表作に『ワールド・オブ・ライズ』、『ヒューゴの不思議な発明』などがあります。

いくつもの時間軸を見る事ができるエイリアン。ボグロダイト星人により故郷を消された。

地球も故郷と同じ運命にならないように、惑星を守るバリアであるアークネットを開発した。
これから起きる事を自然に見通せるが、どれが実際に現実となるのかは分からない。
遠回りに地球人たちを助けるも、最後だけは能力を使ってJの父親の協力を得る事になる。

(演:エマ・トンプソン)

近年の出演作に『ナニー・マクフィー・と空飛ぶ子ブタ』、『パイレーツ・ロック』などがあります。

他界したエージェントZの代わりに着任した上司。エージェントKとは旧知の仲。

エージェントKが変わってしまった過去を知っているが、それ以上は話さない。
ボリスが歴史を変えた事をいち早く察知し、リセットする為にエージェントJを送り出す。

若いO(演:アリス・イヴ)

代表作に『ある日モテ期がやってきた』、『セックス・アンド・ザ・シティ2』などがあります。

1969年ではエージェントKとはいい感じ。相思相愛だが恋愛までは発展していない。

Kとは距離が非常に近く、まるで恋人のような立ち振る舞いは周囲が恥ずかしくなるほど。
最後は未来から来たJの尋問をしていたKに配慮して、Xを連れ出していった。

ジェームズ・ダレル・エドワーズ大佐(演:マイク・コルター)

代表作に『ミリオンダラー・ベイビー』、『ソルト』などがあります。

人類が初めて月へ行ったアポロ11号の周辺を警備していた。不審者を捕まる任務に就く。

当初はJたちの怪しさで逮捕するつもりが、グリフィンが未来を見せた事で協力する。
実はJの父親であり、命を賭してKを助けた事で彼が変わってしまった最大の要因であった。

ボリス・ジ・アニマル(演:ジェマイン・クレメント)

代表作に『奇人たちの晩餐会USA』、『ブルー/初めての空へ』などがあります。

悪役。ボグロダイト星人最後の生き残り。現在は月面にある銀河系刑務所に囚われている。

1969年ではアークネットを奪う為にグリフィンを襲うもKによって左腕を失う。
破壊と殺しを最大の楽しみにしているが、それを奪ったKに対して恨みを持つ。
脱獄してタイムトラベルをした事で、過去のKを殺害して歴史を書き換えてしまう。
最終的に未来からやって来たJによって倒され、過去の自分もKによって殺される事に。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作はシリーズ三作目となるが、前作から10年の時が経過しています。
どうやら二作目が撮影段階で監督のバリー・ソネンフェルドから本作の草案がウィル・スミスに提案されていました。
何度か脚本を書き換えて、2010年から本格的に製作がスタートされました。
10年ぶりの続編となりましたが、大抵の場合だと残念な結果になってしまいます。
別に続編はいらなかったという黒歴史になってしまう危険性があります。
それでも敢えて挑戦したという事は、バリー・ソネンフェルド監督は自信があったと思う。
結果として、本作は10年ぶりの続編であっても従来の面白さは保たれました。
やはり、本シリーズを支えているエージェントJを演じているウィル・スミスの上手さやコミカルなセリフが冴え渡っています。
物語の主人公をエージェントJが務めているが、物語のカギを握るのは若い頃のエージェントKとなっている。
現在のエージェントKはトミー・リー・ジョーンズが演じて、過去の若いエージェントKをジョシュ・ブローリンが演じる。
トミー・リー・ジョーンズはさすがの貫禄だが、本作で初登場となったジョシュ・ブローリンも雰囲気が出ていて良かったです。
二人はまったく似ていないが、雰囲気がソックリで若い頃という設定に納得ができる。
ただ、29歳という設定はかなりムリがあるけど、これも本シリーズ流のギャグだろう。
物語を動かしていくのがエージェントJだが、そこにはどんなに追いついても背中しか見えない偉大なエージェントKという構図が良い。
エージェントJはMIBに14年もいるが、未だに新人みたいな扱いのエージェントKとのやり取りは微笑ましいです。
マトモな会話もしていないが、二人の間にある絆は仕事のパートナー以上に、どこか腐れ縁のような感じでもある。
だからこそ、エージェントJがリスクを負ってでもエージェントKを助けたい気持ちが如実に伝わってきます。
本作は10年経ってからの続編となったが、違った切り口になって面白い作品でした。

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