【スパルタン/皆殺しの戦場】VD-909

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アクション

作品データ

公開年月 2020/12/08
ジャンル アクション
原作 なし
監督 ジェームズ・カーマック
脚本 ジェームズ・カーマック
製作 ローラン・フメロン、ダニエル・ゴロシコ、ほか
製作国 イギリス、フランス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

一晩で莫大な賭け金が動く非合法地下格闘技場“ナックルダスト”では、愛する女性を人質にされた元英国海兵隊員のリングネーム“ハード・エイト”は出場させられた。
ハード・エイトは3ラウンドで相手に殺されるという八百長試合を強要されるが、彼は試合開始直後に隠し持った銃で対戦相手を射殺する。
掟を破ってしまったハード・エイトは、追われる者として主催者や人質がいるはずのビルの最上階を目指して戦いを繰り広げるのだった。

登場人物&出演者

ハード・エイト/ロイ・ブロディ大尉(演:モー・ダンフォード)

代表作に『ダーケスト・ウォーター』、『ナイトライド/時間は嗤う』などがあります。

主人公。元英国海兵隊員。妻を人質に取られ、仕方なく地下格闘技場「ナックルダスト」で戦いを強いられる。

3ラウンドで死ぬように言われるが、銃を奪って対戦相手を殺害してセリーナを狙っていく。
最上階に逃げたセリーナを一人で追うが、待ち構える暗殺者の集団を相手に倒しながら進む。
ヴォーン大佐が来て連行されるが、実はキートン警部を逮捕する為に仕掛けた罠だと見せた。
最後はキートン警部の犯罪をレッドモンドに渡し、チームとともに次の任務へと向かった。

セリーナ・マルコス(演:カミール・ロウ)

代表作に『ザ・ディープハウス/湖底からの呪い』、『ノーリミット:果てなき深淵』などがあります。

地下格闘技場「ナックルダスト」の経営者。身寄りのない屈強な男たちを殺し合いにさせて金儲けをしている。

冷徹で自分が不利な状況になる前に相手を殺害して、徹底的に危険分子を排除する恐怖政治。
ハード・エイトが八百長試合を放棄して暴走し、対戦相手の雇い主を殺害して最上階へ退避。
追ってくるハード・エイトに暗殺者たちを送り込むが、あっさりと突破されて危険を感じる。
最後はハード・エイトたちの作戦を知って、命が助かる為に情報を渡して自首をしていた。

トゥームストーン/アレックス(演:ギヨーム・ドローネー)

代表作に『陛下未成年』、『五日物語/3つの王国と3人の王女』などがあります。

地下格闘技場「ナックルダスト」でファイターとして戦っている。誰よりも大柄で怪力を持って相手を粉砕する。

補聴器をつけていて、スイッチを切るとまったく聞こえず、歓声がうるさいと意図的に消す。
普段はセリーナの用心棒として待機していて、言葉もしゃべらないがユーモアを持っている。
最上階を目指してくるハード・エイトを倒す為、セリーナの命令でエレベーターで戦った。
最後はセリーナを裏切ってハード・エイトと銃撃するが、彼を守る為に肉の盾として死んだ。

フーパー(演:デイヴ・ビビー)

本作が長編映画デビュー作となります。

警察官。マックと一緒に行動している。パソコンオタクで童貞。凶暴な一面を持っているがまったく迫力がない。

地下格闘技場「ナックルダスト」に踏み込むと、ハード・エイトを見つけて逮捕していた。
レッドモンドの指示でハード・エイトの素性をハッキングし、簡単に軍部にバレてしまう。
その正体はハード・エイトの仲間で、ずっとキートン警部の動きを水面下で監視していた。
最後はキートン警部を逮捕する為の証拠をすべて持ち去り、ハード・エイトと合流していた。

マックリーディ(演:ジェームズ・カーマック)

代表作に『デビルズ・ソナタ』、『やっぱり契約破棄してもいいですか!?』などがあります。

警察官。フーパーと一緒に行動している。フーパーを童貞呼ばわりしている。妻が浮気している事に悩んでいる。

地下格闘技場「ナックルダスト」に踏み込むと、フーパーがハード・エイトを逮捕していた。
ハード・エイトの尋問でいい警官を演じるが、妻の浮気を言われて鼻を折られてしまう。
現場となった地下格闘技場に戻ると、ハード・エイトの言葉から隠し階層を見つけていた。
最後はキートン警部がナックルダストの経営者だと暴露され、彼女を尋問する事となった。

レッドモンド(演:ジェイミー・ウィンストン)

代表作に『ファイナル・デッドクルーズ』、『あと1センチの恋』などがあります。

警察の巡査部長で女性刑事。マックとフーパーたちとともに地下格闘技場「ナックルダスト」の取締にやって来る。

唯一の生存者だったハード・エイトを逮捕して連行し、マックたちに尋問を任せていた。
キートン警部が帰ってくると尋問を横取りされ、ハード・エイトの素性をフーパーが調べる。
ヴォーン大佐が来ると知って、尋問している事で仕事がなくなるキートン警部には伝えず。
最後はハード・エイトたちの罠でキートン警部が黒幕だと分かり、彼女の尋問をしていく。

キャサリン・キートン警部(演:ケイト・ディッキー)

代表作に『プロテウス』、『ウィッチ』などがあります。

警察の女性警部。数々の賞をもらうほど優秀な警察官。女性警官の昇進を応援したいが、友達になるつもりはない。

ハード・エイトを逮捕して尋問する為に行くと、レッドモンドから詳細を知って話しかける。
息子が軍人でアフガニスタンに派遣されたが、偵察中に即席爆弾にやられて亡くしている。
その正体はナックルダストの黒幕だとハード・エイトに暴露され、彼にすべてがバレていた。
最後はハード・エイトを殺そうとするも銃撃で倒れ、証拠を見せられ部下たちに逮捕された。

ヴォーン大佐(演:アレックス・ファーンズ)

代表作に『復讐の十字架』、『キャイアン・アンドー』などがあります。

英国海兵隊の大佐。ハード・エイトの元上官。戦場では部下を単なる駒としか思っておらず、自分の都合で動かした。

ハード・エイトに作戦を反対されるも、彼の命令としてウソをついて若者を死なせている。
フーパーが機密情報にハッキングして状況を知って、警察署に電話してから向かっていった。
警察署に到着すると、キートン警部が勝手に尋問をしていると分かって辞職を通達した。
最後はハード・エイトと同じチームでキートン警部を捕まえるべく、芝居をしていたと判明。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はテレビドラマ「ヴァイキング/海の覇者たち』で注目されるモー・ダンフォードが主演を務めています。
この作品は俳優としても活躍するジェームズ・カーマックが監督と脚本を務めています。
序盤ではスタイリッシュなアクションを見せていて、登場人物たちをネオンサインで名前を紹介していくのは良かった。
そこから単純な主人公のアクションが始まると思ったら、まさかの時系列をいじった内容になって急に複雑となります。
すでに終わった事を逮捕された主人公が尋問で聞かせていくので、アクションの緊張感をここで思いきり切り捨てています。
まず、序盤だけを見るとテンポとストーリーの単純さが必要であるけど、本作は素直にやらず色々と詰め込んでしまった。
単純なアクションのはずが終盤になって、主人公が色々と説明していくが、こういう作品との相性は最悪と言える。
動きがあって派手なアクションを求めて鑑賞しているのに、ラストのオチが事件の真相を暴く説明のラッシュで面白さを自ら切り捨てていました。
完全に方向性を間違えてしまった作品で、序盤の素直なスタイリッシュさでやれば良かったのに、なぜか複雑して監督の自己満足に突き合わせた印象でした。
本来なら何作か分けてやるべき要素なのに、これを一本の映画に無理やり詰め込んだのは失敗としか言えない。
何よりストーリーを複雑に見せているワリにベースが面白くないから、ラストの説明ラッシュは一番の苦行になってしまう。
これで続編を狙っているような終わり方にしているが、すでに本作で失敗しているから需要はあまりないと思います。

コメント

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