【SF超人ヘラクレス】VD-446

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洋画

作品データ

公開年月 1970/02/25
ジャンル SF/コメディ
原作 なし
監督 アーサー・アラン・シーデルマン
脚本 オーブリー・ウィスバーグ
製作 オーブリー・ウィスバーグ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ギリシャ神話の神々が暮らすオリンポスでの退屈な生活にうんざいしていたヘラクレス。
そんなヘラクレスは下界に興味を持ち、父であるゼウスから何度も却下されても地上へ降りる許可を求め続けていた。
これに耐えかねたゼウスは懲らしめる意味でヘラクレスを地上に贈り、海に落下して輸送船に拾われた彼は好奇心だけでニューヨークへ上陸するのだった。

登場人物&出演者

ヘラクレス(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)

近年の出演作に『ターミネーター:ニュー・フェイト』、『キリング・ガンサー』などがあります。

主人公。オリュンポスに住む神々の一人。神のゼウスと人間の女性の間に生まれた半神半人。

ずっと下界に行きたくてゼウスに申し入れていたが、ついにブチ切れられ下界に落とされた。
超人的な怪力と傲慢さでレスリングのチャンピオンになるが、ジュノーの企で力を失う。
悪党に追われて恋人のヘレンたちを助けるが、ボコボコにされてゼウスに助けられた。
最後は悪党たちを倒すと、ゼウスの偉大さを理解して急にオリュンポスへ帰っていった。

プレッツィー(演:アーノルド・スタング)

代表作に『黄金の腕』、『ゴースト・パパ』などがあります。

港でプレッツェルを売っていた小男。船を降りようとしたヘラクレスをなぜか助けていた。

ヘラクレスの怪力に注目すると、彼の相棒として大学のスポーツについて説明していた。
たまたま見ていた教授とヘレンになぜかお茶に誘われ、ヘラクレスの失礼な態度に意見した。
レスリングのチャンピオンになったヘラクレスのセコンドとして、一緒に荒稼ぎをしていた。
最後は力を取り戻したヘラクレスがオリュンポスに帰り、彼との思い出に耽る事になる。

ヘレン・カムデン(演:デボラ・ルーミス)

代表作に『残酷スプラッターシャワー/血ぬられた頭蓋骨』、『Foreplay』などがあります。

カムデン教授の一人娘。大学のスポーツを観戦していた時にヘラクレスの存在を知った。

自宅に招かれたヘラクレスから早速と口説かれるが、女神と表現されて憤慨していた。
失礼な態度であってもヘラクレスの肉体美に惚れると、彼からのデートを快く引き受ける。
ヘラクレスが半神半人だと信じておらず、彼のユニークな言動に惚れ込んでいた。
最後は悪党から助けてもらったが、オリュンポスに帰った彼から何も告げられずに別れた。

カムデン教授(演:ジェームズ・カレン)

代表作に『ウォール街』、『幸せのちから』などがあります。

大学のスポーツをヘレンと観戦していた。ヘラクレスの力強さを見て興味を持っていた。

なぜかプレッツィーとヘラクレスを自宅に呼んで、お茶をして娘が気に入れられてしまう。
失礼な態度を取ったとヘレンに報告されるが、特にのんとも思わずデートする事に賛同。
重量挙げでの挑戦をされたヘラクレスが負けるはずないと、心配していたヘレンに話した。
最後は負けてしまったヘラクレスを追う悪党たちから逃げ、力を取り戻した彼に助けられた。

マーキュリー(演:ダン・ハミルトン)

代表作に『The Star Maker』、『Mae West』があります。

オリュンポスに住む神の一人。ヘラクレスの異母兄弟。下界にまつたく興味がない。

ゼウスがヘラクレスにネメシスを送ろうとしたが、女神に言われて彼を連れて帰ると話した。
なんとかゼウスを説得すると、すぐに下界へ行ってヘラクレスの説得をするも失敗した。
オリュンポスに帰ってヘラクレスは帰りたくないと話すが、結局はネメシスが向かった。
最後はピンチになったヘラクレスの為に援軍を送るが、ゼウスにバレるもなんとかなった。

ネメシス(演:テーナ・エルグ)

代表作に『魅惑の巴里』、『三十九階段』などがあります。

オリュンポスに住む女神の一人。下界で好き勝手するヘラクレスにゼウスの命令を届ける。

一度はヘラクレスに呼ばれるが、先にマーキュリーが説得できるとして下界に行かなかった。
マーキュリーが説得に失敗してしまうと、ようやくゼウスの命令を届ける為に下界へ行く。
下界へ向かう途中、ジュノーに言われてヘラクレスの力を一時的に奪う薬を飲ませていた。
最後はヘラクレスの力を奪ったとして呼ばれるが、ジュノーのせいだと責任逃れした。

ジュノー(演:タニー・マクドナルド)

代表作に『The Gardener』、『シリーズ7/ザ・バトル・ロワイアル』などがあります。

ゼウスの妻。人間の女性と浮気をして、生まれたヘラクレスに対して憎しみを持っている。

下界に行きたいヘラクレスの言葉を聞くべきじゃないと話し、何かと邪魔をしようとする。
しつこいヘラクレスを下界に落とすと、ゼウスたちと一緒に活躍する彼を見て嫉妬していた。
ネメシスがヘラクレスを冥界送りする際、薬を渡して神としての力を一時的に奪わせた。
最後はヘラクレスを弱くした銃弾事がバレてしまい、ゼウスから黙るように言われていた。

ゼウス(演:アーネスト・グレイブス)

代表作に『ウォーク・イースト・オン・ビーコン』、『The Dogs of War』などがあります。

オリュンポスの神々を束ねる最高神。下界に行きたいヘラクレスの言葉を拒否していた。

何度もしつこく粘るヘラクレスにブチ切れてしまい、怒りの雷を降らせて下界へ落とした。
ヘラクレスが可哀想だと他の女神から言われるが、頑として彼女たちの言う事を聞かない。
ネメシスに冥界で100年をヘラクレスに命令させ、力を失った息子の情けなさに怒っていた。
最後はオリュンポスに帰ってきたヘラクレスを認めないが、下界に興味を持って出かけた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は最大アクションスターの一人であるアーノルド・シュワルツェネッガーの映画デビュー作となります。
当時のシュワちゃんはオーストリア語訛りが相当酷かったらしく、別の俳優がアフレコでセリフをあてているようです。
鑑賞する機会が今までなかったが、ようやく巡ってきて早速と楽しませてもらいました。
当時のシュワちゃんはシュワルツェネッガーではなく、ストロングという名前だったらしい。
アーノルド・ストロングだとインパクトがなく、なんだかバカっぽいイメージを持ちます。
やはり、本名のアーノルド・シュワルツェネッガーの方がずっといいと感じました。
シュワちゃんにとって映画デビュー作なので、残念ながら演技はかなり下手です。
そもそも、シュワちゃん自体はそこまで演技が上手いワケじゃないが、圧倒的な存在感とコミカルさでカバーしています。
更に当時のシュワちゃんはオーストリア訛りがひどく、セリフが吹き替えになっている。
本作はあくまでシュワちゃんの鍛え上げられた肉体美を全面的に出す作品で、ストーリーに関してはツッコミどころ満載なのは仕方ない。
ぎこちない演技ながら、やはり、シュワちゃんがボディビル世界一になったのは納得できる。
それぐらい筋肉が素晴らしく、それだけでも絵になるから悪くないと思います。
それ以外については厳しい感じで、素人が脚本を書いた辻褄の合わない場面が多く、演出に関しても映画的すぎてリアリティがない。
肝心の半神半人であるヘラクレスと下界でのギャップについても、あまり上手く連動していなかったと思います。
敢えて、今のシュワちゃんにセルフリメイクしたら面白くなりそうな感じになりそうだ。

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