【星の王子ニューヨークへ行く2】VD-562

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2021/03/05
ジャンル コメディ
原作 なし
監督 クレイグ・ブリュワー
脚本 ケニヤ・バリス、バリー・W・ブラウスタイン、ほか
製作 ケヴィン・ミッシャー、エディ・マーフィ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

アキーム王子がリサをザムンダ王国に連れ帰ってから30年が経ち、ようやく国王に就任しようとした時、アメリカにラヴェルという息子がいると判明する。
ザムンダ王国の王位継承は男系という決まりがあるが、アキーム王子とリサの間に娘のミーカしかおらず、このままでは王家が断絶してしまう。
余命いくばくもないジェファ国王はラヴェルを皇太子として迎えたいと願い、アキームはセミを誘って再びニューヨークへ出発するのだった。

登場人物&出演者

アキーム王子(演:エディ・マーフィ)

近年の出演作に『ルディ・レイ・ムーア』、『ジャックはしゃべれま1,000(せん)』などがあります。

主人公。ザムンダ王国の王子。30年に渡って王子として国の為に尽くし、国王が亡くなると跡を継ぐ。

ザムンダの法律で男系じゃないと王位継承ができず、クイーンズ生まれの息子を連れて来る。
当初は王子として相応しくなかったが、クイーンズ流のやり方で試練を突破して認められた。
イジー将軍の娘と政略結婚させようとしたが、息子からの言葉で目を覚まして間違えと知る。
最後は法律を変えてミーカがザムンダの女王になれようにして、すべてが丸く収まった。

リサ(演:シャーリー・ヘドリー)

代表作に『星の王子ニューヨークへ行く』、『ジョンソン一家のババババケーション』などがあります。

ヒロイン。30年前にクイーンズに来たアキームと恋に落ちて、そのまま結婚してザムンダ王国で暮らしていた。

ザムンダの法律では女性が国王になれず、アキームがラヴェルを連れて来てブチ切れていた。
王族として相応しくない振る舞いをしていたマリアに嫌悪感を持つが、急に仲良くなった。
アキームが昔と違って伝統に振り回される態度に嫌気が差し、寝室から追い出してしまう。
最後は目を覚ましたアキームによって法律を変えられ、ラヴェルたちを家族の一員に迎えた。

セミ(演:アーセニオ・ホール)

代表作に『サンディ・ウェクスラー』、『ハーレム・ナイト』などがあります。

アキーム王子の友人。長らくジョフィ国王の補佐をしてきたが、崩御してアキームの補佐となった。

30年前に訪れたクイーンズでマリアを見つけて、アキームの為に肉体関係を誘導した張本人。
ラヴェルを見つけてザムンダ王国に帰るが、教育係となるリームとは敵対関係となっていた。
気付いたらリームとは友達になっていて、政略結婚を持ち込んだイギー将軍を止めていた。
最後はミーカと姉妹たちによってイギー将軍が考えを改め、ラヴェルの結婚を祝っていた。

ラヴェル(演:ジャーメイン・ファウラー)

代表作に『ホワイト・ボイス』、『ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア』などがあります。

クイーンズ生まれの青年。30年前にマリアがアキームと強引な肉体関係により、第一子の王子になっていた。

ずっと冴えない人生でチャンスにも巡り合わなかったが、アキームの誘いに乗ってしまう。
当初は豪勢な生活に喜ぶが、政略結婚の駒だと知り、美容師のミレンベとの結婚を選んだ。
ミーカとは敵対関係にあったが、似たような境遇から気付いたら仲良しになっていた。
最後はザムンダ王国で結婚式を挙げて、アメリカの大使という形でクイーンズに戻っていた。

ミレンベ(演:ノムザモ・ムバサ)

代表作に『Tell Me Sweet Something』、『A Hotel Called Memory』などがあります。

王族専属の美容師。風呂でスッキリしたラヴェルを出迎えて、ザムンダの王子らしい髪型に仕立てた。

厳しい王族の風習を必死に覚えようとしたラヴェルだが、ムリだと泣き言を相談される。
30年前にアキームがクイーンズで行った事を高く褒めていて、それをラヴェルに伝えていた。
ラヴェルが王子としての試練を突破すると、イギー将軍の娘との結婚を止めると言われる。
最後はラヴェルの想いをアキームが理解して、ザムンダで結婚式を挙げてクイーンズへ帰る。

マリア(演:レスリー・ジョーンズ)

代表作に『裸の銃を持つ逃亡者』、『ゴーストバスターズ/2016年版』などがあります。

ラヴェルの母親。低所得者層でシングルマザーとしてラヴェルを女手一つで育ててきた。

30年前に理想の女性を探しに来たアキームたちとバーで出会い、強引に肉体関係を持った。
ラヴェルの父親は誰かずっと話していなかったが、アキームがやって来ると誘うに乗る。
傍若無人な態度で王族とは思えない振る舞いに周囲から冷たい視線を浴びても気にしない。
最後は敵対していたはずのリサと仲良しになって、クイーンズに戻って豊かな生活を得る。

ミーカ(演:キキ・レイン)

代表作に『ビール・ストリートの恋人たち』、『オールド・ガード』などがあります。

アキームとリサの長女。小さい頃から帝王学を学んで、次の国王を目指して毎日のように努力していた。

ザムンダ王国の法律では女性は国王になれないと知りながらも、諦めずに努力を続けていた。
クイーンズからやって来たラヴェルに王座を取られ、明らかに相応しくないと反論した。
当初からラヴェルを敵視していたが、ライオンのヒゲを取る時になぜか仲良くなっていた。
最後は実力行使に出たイギー将軍を妹たちと制し、アキームの法律改正で次の女王となった。

クレオ・マクダウェル(演:ジョン・エイモス)

代表作に『バッド・アス/マッド・リベンジ』、『マディアおばさんのドタバタNY事件簿』などがあります。

リサの父親。クイーンズでハンバーガーショップ「マクダウェル」の経営をしている。

ザムンダ王国の嫁いだリサとともにやって来て、ザムンダ支店を開店させて店長としている。
アキームとリサの関係についてに一切口を出さず、ザムンダの政治についても何も言わない。
リサに寝室から追い出され、ハンバーガーショップでモップがけするアキームを見つけた。
最後は迷っていたアキームに対して、国王である前に自分が何者か気付かせる助言を与えた。

ジョフィ・ジャファ王(演:ジェームズ・アール・ジョーンズ)

近年の出演作に『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』、『ライオン・キング』などがあります。

ザムンダ王国の現国王。余命いくばくもない状態で、自分の死期を悟って皇太子の心配をしていた。

常に補佐役であるセミに無理難題を押し付けて、ちゃんと出来ないと死刑宣告をしていた。
命が尽きそうになると、セミから聞いたクイーンズにいるアキームの息子について話した。
アキームにザムンダ王国の伝統を守るべきだと言って、皇太子に彼の息子が相応しいと説得。
最後は死ぬ前に豪勢な葬式をやって満足して、笑顔を浮かべたままアキームの前で崩御した。

イジー将軍(演:ウェズリー・スナイプス)

近年の出演作に『ルディ・レイ・ムーア』、『シールド・フォース/監獄要塞』などがあります。

隣国のネクスドリアの将軍。ザムンダ王国と違ってネクストリアは貧しくて援助を必要としている。

アキームが国王に即位すると、皇太子のいないザムンダに政略結婚の話を持ち込んでくる。
その申し出に対してアキームは賛同されず、クイーンズから来たラヴェルをよそ者と話す。
今度は娘を政略結婚させようとして、アキームが素直に受け入れるとバラ色の未来を語った。
最後はミーカたちの制裁を受け、それでなぜか目を覚まして平和的にザムンダと交流をする。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は1988年に公開された一作目から32年の時を経て続編が作られました。
ただ、当初は劇場公開される予定だったが、新型コロナウイルスのせいで延期され、結局はアマゾンプライムビデオで配信されました。
元々が劇場映画だったので、配信されるオリジナル映画とは一線を画するほどの豪華さです。
特に出演者たちは第一線で活躍していた豪華なキャストであり、更にブラックミュージックの代表格もカメオ出演しています。
残念ながらブラックミュージックについてよく知らないが、多分、相当有名な歌手が出演していると思われます。
しかし、そんな豪華さや32年ぶりの続編よりも、エディ・マーフィがスクリーンで演技している姿が素直に嬉しかったです。
世代的にエディ・マーフィの作品をかなり鑑賞していますが、自分の中ではお馴染みの俳優の一人でした。
近年では引退状態でスクリーンで見かける事がなくなっていたが、こうしてまた会えただけで充分に満足しました。
しかも、昔とほとんど変わらない演技のキレと、年齢を重ねたからこそ表現できるところもあって非常に良かったです。
もちろん、前作における相棒のセミを演じるアーセニオ・ホールの登場も嬉しい限りで、キャストがそのまま続投しているのは素晴らしい。
大抵の場合だと、時間が大きく経っている作品では同じキャストが揃わないが、本作はそれを揃えただけでも充分だと思います。
物語の中心にはエディ・マーフィがずっといなかったのは寂しいが、それでも最後にはいいとこ取りするのは当然だろうし期待通りでした。
ですが、物語としての構成には少し強引さがあって、クイーンズから来た息子と母親がザムンダに馴染む展開がちょっと納得できなかったです。
本来ならば、クイーンズとザムンダが溶け込むような描写があるべきだが、気付いたらみんな仲良くなっていたパターンは頂けなかった。
やはり、そこは敵対しているのだから、納得できるような大きなイベントで仲良くなる描写は絶対に必要だった。
それでも、エディ・マーフィ、アーセニオ・ホールのコンビと、ウェズリー・スナイプスが楽しそうに演じていたところは個人的に好きでした。
続編としてのストーリーはギリギリ及第点だが、過去の思い出補正があるので、最後は丸く収まって満足はできました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました