【VIRUS:ウィルス32】RE-3823

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洋画

作品データ

公開年月 2023/01/06
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 グスタボ・エルナンデス
脚本 フマ・フォッデ、グスタボ・エルナンデス
製作 セバスチャン・アロイ、イグナシオ・ガルシア・ククコビッチ、ほか
製作国 アルゼンチン、ウルグアイ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ウルグアイの首都モンテビデオで、感染すると凶暴化する謎のウィルスが発生し、勤務先のスポーツジムにいたイリスと娘のタタは建物内で離れ離れになる。
イリスは生存者夫婦ルイスたちと出会うが、妻であるミミは身ごもっていたが感染していると知って警戒するようになっていた。
極限状態に追い込まれたイリスは、ゾンビが人間を襲った直後に32秒間だけ動きが止めると気付き、それを利用して娘を探し出そうとするのだった。

登場人物&出演者

イリス(演:パウラ・シルバ)

代表作に『En el pozo』、『Muerto con Gloria』などがあります。

主人公。スポーツジムで警備員として働いている。娘のタタの親権は元夫に譲っていて自分は気ままに生きている。

過去に幼い息子をプールで溺死させたトラウマを持ち、思い出さない為に家族と距離を取る。
娘が会いに来る日で仕方なく職場へ連れていくが、感染パンデミックが発生して追われる。
感染者に襲われ窮地に陥っていたが、ルイスに助けられ、彼らが泳げず溺死すると理解した。
ルイスの頼みとして彼の妻が妊娠していて、出産を手伝うように言われるも感染者と知る。
娘を人質ような状態で強制的に手伝うと、赤ん坊が生まれて娘と合流する為に一人で探す。
なんとか娘を見つけてスポーツジムを脱出し、感染者に見つかってボコボコにされてしまう。
最後は娘に助けられ、死んだルイスの為に赤ん坊を持ち出して彼の船で安全な場所に逃げた。

タタ(演:ピラル・ガルシア)

本作が長編映画デビュー作となります。

ヒロイン。イリスの娘。普段は父親と一緒に暮らしているが、定期的に母親と会っている。

不真面目な母親と違ってしっかりしていて、左腕を骨折しているせいでギプスを付けている。
事故で死んだ弟ニコの誕生日だと覚えていて、忘れたフリする母親に話して思い出させた。
母親の職場まで連れて来られるが、感染者が侵入して逃げ出してルイスに遭遇して隠される。
ボイラー室に隠れていたが、別の親子が来るも父親が感染者となって娘を殺害し隠れていた。
母親と合流してスポーツジムを脱出して、なんとか撹乱して下水道まで逃げ延びていた。
感染者に遭遇して母親が盾になって止めると、手にしたホチキスで倒して助け出していた。
最後は頼まれたルイスの赤ん坊とともに港へ行き、船で安全と思われる海まで逃げ出した。

ルイス(演:ダニエル・エンドレール)

代表作に『ウィスキー』、『僕と未来とブエノスアイレス』などがあります。

スポーツジムに妻とともに逃げた中年男性。妻が妊娠していて救急車に乗っていたが、感染者に襲われていた。

スポーツジムで感染者から逃げていたイリスを助け、彼らは泳げないとして指し示していた。
その前にタタを見つけて隠していたが、イリスに妻の出産を手伝わさせる為の人質にする。
妻は感染していて車椅子に縛られており、赤ん坊を出産させる為にイリスに強要していた。
水がないプールで感染者たちに囲まれると、発煙筒の煙に隠れてなんとか倒して生き残った。
イリスたち診療室まで移動して、無事に出産させて男の子が生まれるも妻が襲って殺害した。
赤ん坊は感染しておらずイリスにタタの居場所を教えるが、感染者たちが入って逃げ出す。
最後は下水道まで逃げていたが、瀕死状態でイリスたちと再会して息子を頼んで息絶えた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2023』にて上映された感染系ホラー映画です。
この作品は『108時間』で知られるグスタボ・エルナンデスが監督を務めています。
完全に『28日後…』と同じような設定であり、まるでゾンビ映画のような紹介だが、実際は感染しているだけの人間という事になります。
そこら辺も『28日後…』とまったく同じ展開であるが、圧倒的に予算が足りないから舞台のほとんどは廃墟みたいなスポーツジムとなる。
始まる前はショッピングモールに入っている最新設備のスポーツジムだと思っていたが、まさの廃墟みたいな場所で驚いてしまった。
多分、限られた予算で設備が揃ったスポーツジムじゃなく、この場所しかレンタルできなかったという製作側の事情を垣間見るような感じでした。
外で少しずつ異変が起きて、主人公たちがいるスポーツジムにも感染者が侵入するが、娘と離れ離れとなってしまって健常者の男が合流していく。
あからさまに予算がないのは仕方ないにしても、雰囲気や流れが『28日後…』すぎて二番煎じにしか見えなかったです。
しかも、低予算によくあるごまかす為に画面を暗くしている点も、何が起きているのか分からないから萎えてしまう。
もちろん、容赦なく襲ってくる感染者を描いているが、その中で普通の人間の方がヤバいという設定も忘れていません。
そして、最大の設定となる「32秒」が暴力を振るった感染者が止まる時間だが、これについての説明が一切ありませんでした。
なぜ「32秒」にしているのかというと、これはラストで主人公たちが逃げる為に用意された時間であって、感染とはほぼ関係ない製作側の都合だと分かります。
終盤では雰囲気やBGMの使い方がまんま『28日後…』すぎて、意識している事が見え見えなのに画面が暗くて見えない残念さしかなかったです。

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