作品データ
公開年月 | 2010/10/15 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ブライアン・ポーリン |
脚本 | ブライアン・ポーリン |
製作 | ブライアン・ポーリン、ステイシー・ポーリン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
世界はゾンビに支配され、生き残った人々はビルやマンションなど大きな建物に隠れていたが、そのせいで争いが絶えなかった。
仲間を殺され倉庫を出ていったロブとジョナサンの兄弟は、考え方の相違から別々の道を行きていき、ゾンビの肉を食べて飢えをしのいでいた。
ロブはさまよっていると青年のゲイリーと出会い、過去に倉庫で起きた惨劇を話す為に倉庫へ戻ったが、そこには進化したゾンビ怪物が彼らを待ち構えていたのだった。
登場人物&出演者

代表作に『ボーンシックス/最怖ゾンビ軍団襲来』、『ハードスラッシャー』などがあります。
最初は倉庫で弟のジョナサンを含めた数人と暮らしていたが、危険だという事で飛び出して個々でサバイバル生活していた。
ゾンビを倒して肉を調達して湖で冷やしていく生活で、弟に遭遇すると刀で戦って追い払う。
さまよっていると隠れていたゲイリーと遭遇し、ゾンビに見つからない場所を案内された。
倉庫に戻って悲惨な状況をゲイリーに語り、外に廃棄した死体から進化したゾンビが出現。
最後はゲイリーを逃がす為に戦うも取り込まれ、ゾンビ怪物として弟と戦い相討ちとなった。

代表作に『愛と食欲の日々』、『ハードスラッシャー』などがあります。
ロブの弟。スキンヘッドでアゴヒゲを蓄える。兄のジョナサンと倉庫で数人と暮らすも飛び出して別々に生きていた。
幼い姉妹の少女がゾンビに襲われる光景を見かけ、すぐ助けようとするも失敗して埋葬した。
その時に兄と遭遇して刀で戦って追い払われ、別のゾンビを倒すも肉は食えないとして放置。
道中で進化したゾンビに遭遇して血を浴びたせいでゾンビ化し、住んでいた倉庫に戻った。
最後は手足が長いゾンビ怪物と戦い、相討ちになるも自身もゾンビ怪物となってしまう。

代表作に『ハードスラッシャー』、『クリプティック・プラズム』などがあります。
さまよっていたロブと遭遇した青年。ビルに住んでいたが、恋人が感染し死亡すると抜け出して洞窟で暮らしていた。
ロブと遭遇して銃を向けるも弾丸が入っておらず、すぐに打ち解けて洞窟へ案内していた。
一緒に住んでいるとお互いの過去を語り合い、ロブが暮らしていた倉庫に行って話しを聞く。
手足が長くなって口から触手を出す進化したゾンビに襲われるが、自力でなんとか脱出した。
最後は絶望して銃で自殺をするが、ゾンビ化して進化したゾンビ怪物に頭部を取られた。
感想
[個人的な評価]
本作は『ボーンシックス/最怖ゾンビ軍団襲来』で知られるブライアン・ポーリンが監督、脚本、共同製作、出演を務めています。
この作品はいわゆる超低予算のゾンビ映画で、ブライアン・ポーリンが上記の他に撮影と編集までこなしています。
まさに超低予算を地で行くような作品となっていて、ストーリーはほぼ放置でグロテスクな描写をやりたいだけでした。
そもそも、ちゃんとした映画を撮れるような素養がないので、完全なる自己満足だけで作品を作っています。
その証拠に演出としてカメラのフレームレートをワザと落とし、激しい手ブレによる撮影で何が起きているのか分かりません。
もう観ている人間の気持ちを一切考えず、ただ自分がやりたい事をやっているだけで、好きな人以外は受け入れないような感じでした。
確かにグロテスクな描写に相当の力が入っていて、一定の評価ができるが、映画としての体裁が出来ていないです。
最初から自分たち向けにしか作っていないので、そこら辺を批判するのはお門違いなのは当然だろうと思います。
登場人物も現在進行形だと三人しかおらず、あとは回想でたくさん出てくるけど、それはグロテスクな描写を見せる為だけに出ていました。
なんちゃってなストーリーなので、最初に登場したスキンヘッドが主人公と思ったら違うし、次の兄が登場するも違うし、最後の青年も微妙な感じでした。
ちゃんとストーリーや設定を練っていないと本作のように視点がバラバラになって、何がしたいのか分からなくなる見本でした。
ただ、本作はあくまで作り上げたグロテスクなギミックを見せる為だけなので、そのような細かい指摘は無意味だろうと思います。
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