【クリフハンガー/フォールアウト】VD-884

スポンサーリンク
アクション

作品データ

公開年月 2022/02/17
ジャンル アクション
原作 なし
監督 ハワード・J・フォード
脚本 トム・ボイル
製作 ミロス・デュケリック、フレッド・ヘドマン、ほか
製作国 イギリス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

標高3200メートルのアンテラオ山を訪れたロッククライマーのケリーだが、同じロッジに来た男たちに友人が暴行され口封じの為に崖下へ突き落とされた。
その光景を目撃したケリーも命を狙われ、岩壁を登って逃げようとするが、男たちは頂上へ先回りして丈夫から執拗に攻撃を加えていた。
ケリーは岩壁に宙吊りとなってしまい、男たちの容赦な攻撃をかわしながら、決死の反撃に打って出るのだった。

登場人物&出演者

ケリー(演:ブリタニー・アシュワース)

代表作に『ホスティル』、『死霊院/世界で最も呪われた事件』などがあります。

主人公。ロッククライマー。イタリアのアンテラオ山にソフィーと来て、恋人だったルカの一周忌で登ろうとした。

ソフィーに説得されてジョシュたちと酒を飲むが、途中で抜け出しルカとの思い出に浸る。
ジョシュたちがソフィーを殺害する現場をカメラで撮影し、アンテラオ山を登って逃げる。
装備がほぼない状態で岩壁を登るが、先に登頂したジョシュに過去を知られ挑発されていた。
最後はジョシュが殺しに来るも反撃して指輪を取り戻し、ルカの励ましで頂上へと到達した。

ソフィー(演:アナイス・パレロ)

代表作に『A Cage, Two Birds』、『透明人間/インビジブル』などがあります。

ケリーの友人でロッククライマー。恋人を失ったケリーと一緒にアンテラオ山まで来て楽しもうとしていた。

ジョシュたちがロッジにやって来ると、下半身の欲望を抑える事ができずケリーを説得した。
夜にはジョシュたちと談笑をしている一方、ケリーが盛り下がっている事を気にしなかった。
ジョシュとはいい感じになるが、乱暴をされた事でビビって逃げ回るも崖下に落とされた。
最後はジョシュに命乞いするも石で顔を潰され、滑落事故にさせる為に放置されてしまう。

ルカ(演:ステファン・クネゼヴィッチ)

本作が長編映画デビュー作となります。

ケリーの恋人。一年前にアンテラオ山でケリーと登っていたが、手を滑らせた事で崖下に落ちて死亡している。

ロッククライミングを習いに来たケリーと出会い、公私ともに付き合って恋人になっていた。
一年前にアンテラオ山へ二人で登っていって、頂上でケリーにプロポーズしようとしていた。
指輪を落としてなんとか拾ったが、結果的に手を滑らせて崖下に落ちて死亡してしまう。
最後はジョシュたちに追われるケリーを励ますように声をかけ、彼女を生還させていた。

レイノルズ(演:ネイサン・ウェルシュ)

本作が長編映画デビュー作となります。

アンテラオ山を観光で来た四人組の一人。ジョシュの言いなり。いじめられっ子でジョシュに助けられた恩がある。

下半身を暴走させようとするジョシュに何も言えず、彼がいない時にだけ意見を述べていた。
ソフィーを始末して共犯になってしまい、逃げるケリーを見つけるも罪悪感から見逃した。
ザックに止めるべきだと意見しても聞いてもらえず、ジョシュが暴走して立場が悪くなる。
最後はケリーからカメラを手に入れるが、ジョシュに火あぶりにされ崖下に突き落とされた。

ザック(演:ルイス・ボイヤー)

代表作に『デンジャー・ゾーン』などがあります。

アンテラオ山を観光で来た四人組の一人。ジョシュの言いなり。過去にジョシュと犯罪を犯して隠蔽している。

下半身が暴走しそうなジョシュに意見ができず、ソフィーを狙う彼を黙ってみるしかない。
ソフィーを実際に殺害して共犯となってしまうと、目撃者のケリーを追う為に協力していた。
ケリーからカメラを奪う為に崖下まで降りるが、反撃を食らって奪えず重傷を負ってしまう。
最後はジョシュに恋人との浮気を知って愕然として、邪魔者として彼に呆気なく始末された。

テイラー(演:デヴィッド・ウェイマン)

代表作に『キャプテン・フォックス/反逆の芸術家』、『ジェラシー/出会い系アプリの罠』などがあります。

アンテラオ山を観光で来た四人組の一人。議員専属の弁護士。ジョシュに意見するも力で勝てず従っている。

下半身を暴走させようとするジョシュに婚約者の事を忠告するが、強引に無視されてしまう。
ソフィーの始末をケリーに目撃され、刑務所は確実として崖を登っていくも突き落とされた。
右足を骨折してしまい、ロッジに運ばれるとジョシュたちがケリーを追う間待機していた。
最後は一度ロッジに戻ったジョシュにより、口封じの為に仲間たちに知られず始末された。

ジョシュ(演:ベン・ラム)

代表作に『ダイバージェント』、『クリスマス・プリンス』シリーズなどがあります。

アンテラオ山を観光で来た四人組の一人。リーダー格で結婚を控えているが、下半身の暴走を抑えられない。

ケリーとソフィーを見かけて下半身の欲望が湧き上がり、二人を誘って一緒に飲んでいた。
色仕掛けしてきたソフィーを暴行しようと逃げられ、崖下に突き落として仲間と始末をした。
目撃したケリーを口封じする為に仲間と追っていくが、邪魔になった仲間たちも始末した。
最後はケリーを直接殺そうとするが、毒蛇に噛まれ足を踏み外し、崖下に突き落とされた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2022』にて上映された作品です。
この作品は『ゾンビ大陸/アフリカン』、『ザ・デッド:インディア』などがあります。
まず、シルヴェスター・スタローンの『クリフハンガー』と似た邦題だが、まったく無関係の別物なのは言うまでもないです。
主人公は滑落事故で亡くなった恋人の為に山を友人と登ろうとするが、後から来た男たちによって追われる事になる。
過去に犯罪を犯して隠蔽しているような男なので、海外で女性を暴行して殺害する事に対してモラルがないのは分かる。
しかし、その中のリーダー格が仲間を殺害していく展開が強引すぎて、終盤では殺人鬼すら引いてしまうぐらいの変貌を遂げる。
いくら伏線があったとしても、婚約者がいるような人間がそこまで暴走するとは思えないし、そうだとしても普通の人間にはできない芸当だと思います。
あとから仲間たちがリーダー格の問題を説明しているが、なんとか説得力を持たせようとしているように感じられた。
ただ、後付け感が強すぎて逆に説得力がなく、主人公が追われる事よりも内輪揉めがメインになってしまい余計に迷走しているように感じました。
主人公側よりも悪役側の設定があまりにもご都合主義すぎるし、友人である彼らが簡単に殺し合うような状況も明らかに無理がありました。
だったら主人公を追い込む徹底的に悪い人間の集まりにした方がいいし、圧倒的不利な状況を覆すカタルシスを得られるのにやらなかった。
多分、そこら辺は予算の都合でできなかったと思うが、仲間内で潰し合うのはあまりにも安易でスッキリしない展開になってしまう。
残念ながら本作はそれをやってしまい、主人公が何もしないうちに自滅していく悪役側がただのバカにしか見えなかったのも面白味に欠けました。
せっかく主人公がロッククライミングをトレーニングした形跡が見られるので、それを素直に活かして欲しかったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました