作品データ
あらすじ
カリフォルニア州のビーチで連続して人がサメに襲われる事件が発生し、サメの研究者であるウェストウィン博士が調査に乗り出す。
しかし、そのビーチでは巨大リゾート施設「レガッタ」のオープンを祝して盛大なパーティが行われようとしていた。
絶大な権力を持つオーナーのロバートは、周囲の警告を聞き入れずパーティを強行しようとするが、サメのDNAにとある異常が発見されるのだった。
登場人物&出演者
・カーク・ウィリアムソン(演:レイモンド・ヴィンシク・ウィリアムズ)
代表作に『Hunt for Truth』、『Bearry』などがあります。
主人公。父親がリゾート「レガッタ」のオープンを控えるが、亡くなった母親の事で確執を生んでいた。
ストーカーのような女性に妊娠したとウソをつかれるが、すぐに見破って追い返していた。
レベッカに父親との関係を相談しようと家を訪れると、彼女からイチャイチャしてスッキリする。
翌日にはオープンを控えた父親や弟と再会を果たし、前向きになって手伝おうとしていた。
最後は人食いザメを倒す為に自ら囮になって捕獲するが、翌日には巨大化したサメを見てしまう。
・レベッカ(演:ミア・スコッツァフェイブ)
代表作に『インデペンデンス・デイ2021』、『Bad Ass Angels』などがあります。
ヒロイン。カークと付き合っている恋人。カークがストーカー紛いの女に付きまとわれても気にしていない。
亡くなった母親との関係で父親との確執に悩むカークの相談相手になって励ましていた。
ビーチの桟橋でカークと会話していると、ストーカーに海へ落とされるも気にしていなかった。
カークが家まで訪れると、父親と仲直りするべきか相談され、励ます為にイチャイチャをした。
最後はビーチで人が襲われると、カークが囮になっている姿を心配して見守っていた。
・リプリー博士(演:ヴィーダ・ガファリ)
代表作に『RoboWoman』、『Miranda Veil』などがあります。
海洋生物研究所に所属する若い研究員。ブリンクマン博士とともにサメの脅威について研究している。
連日に渡ってビーチで人が犠牲になっている事を調べており、サメの仕業じゃないかと考える。
サンプルを手に入れると、協力するウェストウィン博士に「悪党遺伝子」が原因だと説明した。
最後は決定的な証拠を手にしたウェストウィン博士に協力できて、ブリンクマン博士と喜んだ。
・ブリンクマン博士(演:ブリンク・スティーヴンズ)
代表作に『ヴァンパイアVSゾンビ』、『マシーン・オブ・ザ・デッド』などがあります。
海洋生物研究所に所属するベテラン研究員。リプリー博士とともにサメについて研究をしている。
ビーチで何度も起きている殺人事件をサメの可能性を考えて、リプリー博士と調査していた。
ウェストウィン博士が協力を求めてくると、独自の見解を披露しながらサンプルを待っていた。
最後はリプリー博士と「悪党遺伝子」を発見し、物的証拠をウェストウィン博士に提供した。
・ウェストウィン博士(演:トム・マイケル・マリガン)
代表作に『Sweet Taste of Souls』、『Angel Mountain』などがあります。
考古学者でサメの専門家を自称する。サメに関する論文を発表し、勘違いされている知識について主張する。
テレビのインタビューでサメが人を襲う事は非常に稀で、あくまで怖くて襲っていると説明する。
リゾート「レガッタ」で人が何者かに殺される事件が発生すると、サメの仕業だと決めつける。
海洋生物研究所のブリンクマン博士とリプリー博士と協力し、その証拠を掴もうとしていた。
最後はカークが人食いサメを誘き寄せる囮になり、ビーチに打ち上げられると捕獲をする事に。
・ロバート・クラウス・ウィリアムソン(演:メル・ノヴァク)
代表作に『ブルース・リー/死亡遊戯』、『エアフォース』などがあります。
資産家。カリフォルニア州のビーチにリゾート「レガッタ」のオープンを控える。妻を最近亡くしている。
連日に渡って謎の殺人鬼による殺人事件が発生するが、すべてを無視してオープンを急いでいた。
次男がスタッフとして手伝ってもらい、女性スタッフの誘惑を堂々を受け入れて責任者にする。
ついに人食いザメによる被害が明確になり、ウェストウィン博士からの忠告を受けるも無視する。
最後は物的証拠で追い詰められてしまった結果、大量の睡眠薬を服用して自殺を遂げてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作はサメ映画の有志たちによってDVD化と配信された作品となります。
この作品はいわゆる王道のサメ映画となっていて、ベースとして名作『ジョーズ』を参考にしているようです。
珍しく低予算のサメ映画で海を舞台にしており、あの『ジョーズ』をパクって作られたサメ映画となります。
物語の8割は登場人物が歩く姿と無料で手に入る資料映像で構成され、内容は『ジョーズ』をちょっとだけかじっています。
登場するサメは最初から作る気がないような感じで、とにかく、ほとんどを資料映像で魅せてくれています。
多分、探せば見つけられるフリーの映像なので、それを映画の中で見せられても意味がないとしか言えないだろう。
登場人物が移動する時も歩いている姿をずっと映していて、普通の映画ならカットするところを本作はじっくりと見せてくれます。
なので、本作はまとめようと思えば、15分ぐらいの内容にできるぐらい薄っぺらい構成です。
肝心のサメが凶暴化した原因が進化と自然の脅威とか、海洋汚染とか、思いつく限りを検証もしないで決めつけてくれます。
唯一、本作でオリジナルと言えるのはサメが凶暴化する遺伝子である「悪党遺伝子」というギャグだと思います。
人を襲う描写が一切ないので、本当にサメ映画なのかと疑いたくなるが、ラストのオチは低予算のサメ映画である事を分からせてくれます。
とにかく、この映画を等速で最後まで鑑賞できるのはよほどのマニアであり、普通の人間なら途中で鑑賞するのを止めるレベルでした。
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