【アーミー・オブ・シーブズ】VD-628

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あ行

作品データ

公開年月 2021/10/29
ジャンル コメディ/アクション
原作 なし
監督 マティアス・シュヴァイクホファー
脚本 シェイ・ハッテン
製作 ザック・スナイダー、デボラ・スナイダー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

田舎町の銀行で窓口係として勤務するルートヴィヒ・ディーター。
ある日、ディーターは謎の女性からインターポールが追っている最重要指名手配犯たちのチームに加わらないかと誘いを受ける。
退屈な日々から抜けたいディーターがチームに加入すると、鉄壁のセキュリティーを誇るヨーロッパ各地の金庫に狙いを定めるのだった。

登場人物&出演者

セバスティアン/ルードヴィッヒ・ディーター(演:マティアス・シュヴァイクホファー)

代表作に『レッド・バロン』、『アーミー・オブ・ザ・デッド』などがあります。

主人公。ドイツのポツダムにある銀行の窓口係。スーパー金庫破りを自称するが退屈な日々を送っている。

YouTubeに動画を投稿しても注目されなかったが、グウェンドリンに見つけられて仲間となった。
犯罪者の仲間入りした意識がなく、ハンス・ワグナーの金庫を破るチャンスに飛びついた。
グウェンドリンに好意を寄せていくが、二番目の金庫で捨て石にされるも三番目に挑戦する。
最後はドラクロワとの取引で一人だけ逃げて、いつか出所したグウェンドリンとの再会を待つ。

グウェンドリン・スター(演:ナタリー・エマニュエル)

代表作に『ワイルド・スピード/SKY MISSION』、『メイズ・ランナー:最期の迷宮』などがあります。

ヒロイン。世界的な銀行強盗団に属し、国際指名手配中の宝石泥棒。スリの達人で盗まれた人間は気付かない。

ブラッドと同様に金持ちの家庭に生まれ育ったが、不満を持ったせいで彼と犯罪の世界に入る。
セバスティアンの金庫破りの腕を誰よりも買っていて、強盗団にスカウトして好意を寄せる。
二番目の金庫でセバスティアンが捨て石にされ、ブラッドのやり方が気に食わず仲間から出る。
最後は三番目の金庫破りするが、ドラクロワとの取引でセバスティアンを逃して逮捕された。

コリーナ・ドミンゲス(演:ルビー・O・フィー)

代表作に『ポーラー/狙われた暗殺者』、『アスファルト・バーニング』などがあります。

世界的な銀行強盗団に所属する女性メンバー。お膳立てとハッキングを担当する天才ハッカー。

弟の為に公開前の映画をハッキングして鑑賞させ、世界的に大きなニュースになっている。
同じオタクであるセバスティアンを誘うも振られるが、仕事に関してブラッドから信頼される。
ブラッドを裏切ったグウェンドリンに付いていき、三番目の金庫を奪う計画を成功させた。
最後はドラクロワたちに捕まり、ビアトリクスの取引でグウェンドリンの居場所を話してしまう。

ロルフ(演:ガズ・カーン)

代表作に『Finding Fatimah』、『ターン・アップ・チャーリー/人生アゲていこう!』などがあります。

世界的な銀行強盗団に所属する男性メンバー。逃走ドライバーを担当するドリフトの達人。

独特な理論を持っているせいでコリーナたちから会話の内容が理解されなくても気にしない。
新しく加入してきたセバスティアンを軽い気持ちで迎え入れ、パーティを通じて仲良くなった。
二番目の金庫でセバスティアンを捨て石にして、金持ちになってブラッド側に付いてしまう。
最後はグウェンドリンたちを追いかけるが、銃で脅され、後から来たドラクロワに逮捕された。

ブラッド・ケイジ/アレクシス・ブロスキーニ(演:スチュアート・マーティン)

代表作に『ロビン・フッド』、『ア・サウザンド・キスィズ・ディープ』などがあります。

世界的な銀行強盗団に所属する男性メンバーでリーダー格。小さい頃からヒーローに憧れて体を鍛えている。

少数精鋭の強盗団として絆が強いと思っていて、新しく加入したセバスティアンを疑っている。
グウェンドリンとは元恋人であったが、ヒーローとかけ離れた言動のせいでヨリが戻らない。
セバスティアンに嫉妬して計画より早く捨て石して、グウェンドリンとコリーナに裏切られる。
最後はグウェンドリンたちを見つけるが、逆に縛られて後から来たドラクロワに逮捕された。

ビアトリクス捜査官(演:中井ノエミ)

代表作に『紅い襷/富岡製糸場物語』、『光』などがあります。

インターポールの捜査官でドラクロワの部下。銀行強盗団に固執するドラクロワに戸惑っている。

人一倍こだわるドラクロワの逮捕をしたい気持ちを理解できず、感情的になる彼の話しを聞く。
一番目の金庫を開けられた事で次の金庫を守ろうとするが、銀行を間違えて後手に回っていた。
YouTubeで動画を投稿しているセバスティアンを見つけたドラクロワの報告に辟易していた。
最後はコリーナを捕まえ、弟の面倒をみると取引を持ち出してグウェンドリンの居場所を聞いた。

ドラクロワ捜査官(演:ジョナタン・コエン)

代表作に『クレイジー・プラン・イン・ブダペスト』、『奥様は妊娠中』などがあります。

インターポールの捜査官。チームを率いるチーフでありながら、誰よりも銀行強盗団にこだわっている。

世の中がゾンビ蔓延に振り回される中、銀行強盗をするブラッドたちを捕まえようと躍起になる。
一番目の金庫を破られると、次で確実に捕まえようとしたが、銀行を間違えて逃してしまう。
新しい金庫破りとしてセバスティアンが仲間になったと知るが、巻き込まれたとして同情する。
最後はグウェンドリンを追い込むと、取引としてセバスティアンを逃して彼女を逮捕した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『アーミー・オブ・ザ・デッド』に登場したルードヴィッヒ・ディーターの前日譚となります。
『アーミー・オブ・ザ・デッド』では様々なキャラクターが登場したが、その一人に焦点を当てたスピンオフとなる。
確かに『アーミー・オブ・ザ・デッド』でルードヴィッヒ・ディーターは濃いキャラクターであり、一応は生き残っています。
物語の中で有名な金庫職人のハンス・ワグナーの金庫を破るのが目的になるが、そこに込められた製作者の思いも語られています。
なんと言っても、金庫の題材となる『ニーベルングの指環』のロマンスとなっていて、これを物語にリンクされているのは面白いです。
それに主人公であるセバスティアンを演じるマティアス・シュヴァイクホファーが監督を務めているところも興味深いです。
さすがにキャラクターを誰よりも理解しているだけに、マティアス・シュヴァイクホファーの演出が非常に良かったと思います。
特に主人公が金庫だけじゃなく、「ニーベルングの指環」に対する強い思い入れも充分に伝わってきました。
ベースには王道の強盗を働くチームによる物語であるが、主人公とヒロイン以外のキャラクターについて少し不満を持ちました。
良くある天才ハッカーと運転手については、ステレオ型で深みがなかったので、もう少し掘り下げても良かったと思います。
この中でも特に不満を持ったのは強盗団のリーダーで、どう見てもリーダーという器に感じられなかったです。
男の嫉妬ほど醜いモノはなく、もっと爽やかなキャラクターにして欲しかったし、あのようなクズにして救われないラストも残念でならない。
結局、主人公とヒロインを引き立てるだけの為に一人だけ泥を被ってしまい、救済されなかったのはご都合主義すぎて可哀想にも感じられました。
それでも、本編の『アーミー・オブ・ザ・デッド』の続編も決まったので、今後は注目したいと思います。

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