【ゴジラVSコング】MY-294

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アクション

作品データ

公開年月 2021/03/24
ジャンル アクション/SF
原作 東宝 『ゴジラ』シリーズ
監督 アダム・ウィンガード
脚本 エリック・ピアソン、マックス・ボレンスタイン
製作 トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

モンスターたちの戦いで地球は壊滅的な被害を受け、人類が世界各地で懸命の復興を進める中、ゴジラが再び現れてハイテク企業「エイペックス社」を襲撃する。
CEOのウォルターは特務機関「モナーク」やネイサン・リンド博士らに協力を仰ぎ、ゴジラに対抗する為のプロジェクトを進めていく。
眠らされていたコングが髑髏島から連れ出されると、心を唯一心を通わせる事ができる少女のジアが傍らに立っていたのだった。

登場人物&出演者

ネイサン・リンド博士(演:アレキサンダー・スカルスガルド)

近年の出演作に『キル・チーム』、『ロング・ショット/僕と彼女のありえない恋』などがあります。

主人公。元特務機関「モナーク」の地質学者。過去に地下空洞の本を発表するも世間から不評を買っている。

共同研究者だった兄が地下空洞の調査で特殊な重力で事故死し、そのせいで研究を断念していた。
シモンズたちがやって来て地下空洞の調査が可能を言われ、アイリーンを説得してコングを使う。
地下空洞を見つけて自説が証明されるが、ゴジラの攻撃で危険となってアイリーンたちと避難。
最後は瀕死のコングを助ける為に体を張って、アイリーンたちと地下空洞に戻って研究を続ける。

マディソン・ラッセル(演:ミリー・ボビー・ブラウン)

近年の出演作に『エノーラ・ホームズの事件簿』、『ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』などがあります。

主人公。5年前の戦いでゴジラに救われて特別な思いを持つ。ゴジラが攻撃を始めた事に疑問を持っている。

すぐにモナークへ戻った父親にゴジラを焚きつける原因の調査を懇願するが、拒まれてしまう。
ジョシュを使って陰謀論を唱えるバーニーと合流して、エイペックス・サイバネティクスに行く。
香港でシモンズが作り出したメカゴジラを目撃し、暴走する状況にゴジラたちの苦戦を見た。
最後はゴジラとコングの共闘でメカゴジラが倒れ、香港に来た父親と再会して無事を喜んでいた。

アイリーン・アンドリューズ博士(演:レベッカ・ホール)

近年の出演作に『ティーンスピリット』、『俺たちホームズ&ワトソン』などがあります。

特務機関「モナーク」の人類言語学者。10年に渡ってコングを研究して手話で会話を試みている。

数年前の巨大な嵐で島民が犠牲となって、コングに助けられたジアを育てて手話を教えた。
リンドから地下空洞への道案内にコングを使う依頼を受けて、興味を持った事から承諾した。
地下空洞でコングの故郷を見つけてジアと喜んだが、ゴジラの攻撃でリンドたちと脱出した。
最後はメカゴジラをゴジラとコングが共闘で倒し、地下空洞に戻って新たな研究を始める。

ジア(演:カイリー・ホットル)

本作が長編映画デビュー作となります。

髑髏島の先住民イーウィス族の少女。耳に障害を持っている。アイリーンから教わったアメリカ手話を使う。

巨大な嵐が髑髏島を襲って、両親を含めた島民たちが犠牲になり、コングに唯一助け出された。
実はコングと手話で意思疎通ができて、地下空洞にある故郷へ導く為に南極大陸まで同行する。
故郷を見つけたコングと喜んだが、ゴジラの攻撃で宮殿を破壊されてアイリーンたちと避難した。
最後は瀕死のコングをリンドが助けて、ゴジラと共闘してメカゴジラを倒し、故郷に戻った。

バーニー・ヘイズ(演:ブライアン・タイリー・ヘンリー)

近年の出演作に『エターナルズ』、『ウーマン・イン・ザ・ウィンドゥ』などがあります。

ポッドキャストのチャンネル「大怪獣の真実」の配信者。エイペックス・サイバネティクスの陰謀論を説いている。

エイペックス・サイバネティクスにエンジニアとして潜入し、情報を得て配信を行っていた。
マディソンから接触を受け、エイペックス・サイバネティクスが怪しい事をしていると説明した。
香港まで貨物輸送でやって来ると、シモンズが作っていたメカゴジラを発見して捕まった。
最後はメカゴジラの暴走でなんとか逃げ出し、やって来たマークに挨拶してゲスト出演を依頼。

ジョシュ・ヴァレンタイン(演:ジュリアン・デニソン)

代表作に『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』、『デッドプール2』などがあります。

マディソンの友人。兄から無断で車を持ち出して、マディソンの指示に従ってバーニーの元へ向かう。

HTMLを多少かじった程度でハッカーを自称していて、バーニーの陰謀論について疑いを持つ。
エイペックス・サイバネティクスへ乗り込むと分かり、戸惑いながら仕方なく付いて行く。
香港でメカゴジラが暴走していくと、リンクを切断する為にパスワードを打ち込むも失敗する。
最後はバーニーの形見の酒をコンピューターにかけてショートさせ、ゴジラたちの勝利に貢献。

マーク・ラッセル(演:カイル・チャンドラー)

近年の出演作に『ミッドナイト・スカイ』、『ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』などがあります。

マディソンの父親。特務機関「モナーク」に復帰して生物学者としてゴジラが暴れる原因の研究をしている。

ゴジラの動きを常に監視していたが、エイペックス・サイバネティクスの襲撃を止められず。
マディソンからゴジラを何者かが起こしたと言われるが、調査する余裕がないとして拒否した。
香港でゴジラとコングの戦いを知り、メカゴジラの出現と同時に娘からの連絡を受けていた。
最後は香港に到着して群集の中から娘たちを見つけて、去っていくゴジラを見届けていた。

マイア・シモンズ(演:エイザ・ゴンザレス)

近年の出演作に『パーフェクト・ケア』、『ブラッドショット』などがあります。

ウォルターの娘でエイペックス・サイバネティクスの重役。地下空洞を探検する為に父親の命令でやって来た。

コングを目の前にしても一切怯む事なく、単なるサルとしか認識しておらず小バカにしていた。
海からゴジラの襲撃を受けるが、コングのおかげで助かってもサルという認識を変えない。
地下空洞ではコングの宮殿までやって来ると、当初の目的であるエネルギーの確保をしていた。
最後はゴジラの攻撃で宮殿が崩壊して、ビーヴで逃げようとしたがコングに破壊されて死亡した。

芹沢蓮(演:小栗旬)

近年の出演作に『マイ・ダディ』、『キャラクター』などがあります。

かつて特務機関「モナーク」の主要メンバーだった芹沢猪四郎博士の息子。エイペックス・サイバネティクスの主任研究員。

常にシモンズと行動を共にして、地下空洞にある莫大なエネルギーについてリンドに説明した。
香港のエイペックス・サイバネティクスでギドラの頭蓋骨を操縦席にして、メカゴジラを動かす。
地下空洞から送られたエネルギーの搭載に躊躇するが、シモンズの命令で操縦席に座った。
最後はギドラが反抗してメカゴジラとのリンクが切れて、放電を頭から浴びて生死不明となった。

ウォルター・シモンズ(演:デミアン・ビチル)

近年の出演作に『カオス・ウォーキング』、『ミッドナイト・スカイ』などがあります。

大手テクノロジー企業「エイペックス・サイバネティクス」のCEO。特務機関「モナーク」と協力関係にある。

大人しかったゴジラが突然出現すると、問答無用に会社を攻撃されて強く危険視していた。
リンド博士に地下空洞での莫大なエネルギーの調査を依頼し、娘を同行させて発見を待っていた。
香港のエイペックス・サイバネティクスでエネルギーを受け取り、メカゴジラを起動させた。
最後はギドラの意識がメカゴジラを乗っ取られ、演説していたところで攻撃されて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :4.5/5。

本作は「モンスター・バース」の4作目となっています。
この作品は『ゴジラ』シリーズの36作目、『キングコング』シリーズの12作目となります。
ローランド・エメリッヒ監督の『GODZILLA』の失敗から16年後、ようやく怪獣映画がアメリカで作られました。
2014年に『GODZILLA/ゴジラ』が公開され、2019年には『ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』が公開されました。
これによって世界的にゴジラというキャラクターが更に認知され、ついに別の切り口で始まった『コング』が合流しました。
夢の対決が現代になって蘇ったが、果たしてどのような展開になるのか予想がつかなかったです。
ハッキリとゴジラかコングの勝利を描くのか、それともまったく違う形で決着がつくのか素直に受け止めました。
本作ではメカゴジラが第三の怪獣ポジションとなり、これによってゴジラとコングが共闘する形になったのは素晴らしいです。
ちゃんとゴジラとコングに見せ場を作って、それぞれに1勝ずつを与えてから、本当の敵であるメカゴジラを共闘で倒す展開は熱かったです。
どうしてもコングが人間側の味方になるので、かなり優遇されたような印象だが、本当の勝者がゴジラというところもしっかりとフォローされていました。
そして、1作目で感じた人間ドラマの蛇足感だが、2作目で多少解消され、ついに本作でオマケ程度にしたのは良い判断です。
そもそも、怪獣映画に人間ドラマなど最低限さえあればいいので、物語の中心にゴジラやコングを置いたのは良かったと思います。
あと、メインの舞台を香港にしたのは良かったですし、建物をネオンで縁取った演出が怪獣バトルを引き立てていました。
作品を重ねるにつれて方向性が決まっていき、何が求められているのか分かった上で作っている事に製作側の努力を垣間見る事ができました。
この『モンスター・バース』はまだまだ続いていきますが、しっかりと求められている事を踏まえて作ってくれれば期待を持つしかないと感じました。

コメント

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