作品データ
あらすじ
家庭教師のニールは、森の中を流れる川で怪物に遭遇し、誰にも信じてもらえず町の笑い者になって婚約者も去ってしまう。
三年後、町を離れていたニールは久しぶりに帰郷すると、かつての婚約者だったエマリンと再会するも彼女は子連れの男性と結婚しようとした。
ニールはなんとかエマリンを振り向かせようと、猛獣ハンターを雇って、川で見た怪物「リバービースト」の捕獲で証明しようとするのだった。
登場人物&出演者
・ニール(演:マット・ファーリー)
代表作に『Adventures in Cruben Country』、『Druids Druids Everywhere』などがあります。
主人公。3年ぶりに故郷へ帰ってきて。以前は町一番の家庭教師として高く評価されていた。
町に戻って元婚約者のエマリンがバツイチのクズと結婚すると知り、奪い返そうとする。
テディと約束して家庭教師に戻り、学校を退学になったアリーを教えて彼女を褒めまくる。
エマリンと復活する為にハンターを雇うも失敗し、行方不明者が出て容疑者として捕まる。
最後は森にいた半魚人を見つけて、テディからもらった猫砂て倒し、町の英雄となった。
・アリー・ストーン(演:シャロン・スカルツォ)
代表作に『Monsters, Marriage and Murder in Manchvegas』、『Slingshot Cops』などがあります。
ヒロイン。有名なプロスポーツ選手を父親に持つが、期待されておらず二度も退学処分を受けた。
ストーカーで変態の教授を懲らしめようと証拠の映像を撮るが、なぜか退学処分にされた。
家庭教師にニールが雇われると、発揮できなかった才能を開花させて新聞記者を目指す。
ニールが捕まると、なんとか無実を証明する為に森で半魚人の姿を写真で撮ろうとした。
最後は呼んだ父親が半魚人に殺され、ニールが倒すと、記者になって記事にしていた。
・トロイ(演:ブライアン・フォーティン)
代表作に『Video Victims』、『Dark White House』などがあります。
ニールの友人で同じ家庭教師をしている。ニールが町を去る前は一緒にバンド活動をしていた。
故郷へ帰ってきたニールを出迎えると、同じバンド仲間が悪口を言っていると否定していた。
行方不明者が次々と現れて新聞にニールが疑われる記事が出ると、彼は犯人じゃないと信じる。
ニールに頼まれてアリーと森で半魚人を探し、見事に見つかると写真を撮ろうしていた。
最後は戦士になりたくて「キラーズ・ムーン」と名乗り、カメラを奪って半魚人に殺された。
・テディ(演:トム・スカルツォ)
代表作に『Freaky Farley』、『Monsters, Marriage, and Murder in Manchvegas』などがあります。
ニールの親友。音楽の才能を持っていて、町一番のストリートミュージシャンと言われている。
ニールが町を出たせいでバンドが解散となり、やる気がなく丸めた靴下で遊んでいた。
戻ってきたニールに音楽をまたやると約束して、路上の演奏で放浪するパメラと出会う。
パメラとしばらくいたが、彼女が放浪の旅に出て、ニールと半魚人を倒す為に森へ行く。
最後はプレゼントした猫砂でニールが半魚人を倒し、パメラが戻ってきて喜んでいた。
・パメラ(演:ティファニー・ルルー)
代表作に『Monsters, Marriage and Murder in Manchvegas』、『Slingshot Cops』などがあります。
世界中を放浪している女性。路上でギターを弾いていたテディに合わせてダンスを披露していた。
いつもより多くのチップを手に入れたテディと意気投合し、シャワーを借りたいと言い出した。
汗を掻くとカバンから猫砂を取り出し、自分にかけて吸収させ、その万能さをテディに話した。
急に放浪したい気持ちが湧き上がり、半魚人の出現を聞いて怖くなって勝手に出て行った。
最後は半魚人を倒したニールが町の英雄となり、式典に突然現れてテディとイチャイチャした。
・エマリン(演:エリザベス・M・ピーターソン)
代表作に『Monsters, Marriage and Murder in Manchvegas』、『Slingshot Cops』などがあります。
ニールの元婚約者。ニールがリバービーストで大失態をしたせいで結婚式に来ず破棄した。
町に戻ってきたニールと再会するが、クズ男との再婚とクソガキの継母になると宣言した。
ニールからアプローチをされて気持ちが揺らいで、クズ男から疑われるも簡単にあしらう。
行方不明者が続出して新聞にニールが容疑者と出ると、寄りを戻す事を拒否してしまう。
最後は半魚人を倒したニールが町の英雄になると、また手のひらを返して彼と結婚した。
・フランク・ストーン(演:ケヴィン・マッギー)
代表作に『Adventures in Cruben Country』、『Druids Druids Everywhere』などがあります。
町で有名な元プロスポーツ選手。アリーの父親。現役を退いても筋肉モリモリで見せつける。
息子をプロスポーツ選手にするべく、毎日のようにトレーニングをさせて面倒を見ていた。
娘のアリーにまったく期待しておらず、三度目の退学処分でも気にせず家庭教師をつけた。
行方不明が続出するのはニールのせいと保安官に言われ、それを信じて彼を捕まえた。
最後は娘に呼ばれて森にいた半魚人と戦うも殺されるが、町を救った英雄として像が作られた。
・ネッド・マシューズ教授(演:クリス・ピーターソン)
代表作に『Local Legends』、『Slingshot Cops』などがあります。
アリーが通っていた大学の教授。文学者でもあって外にいても本を読んでいるフリをしていた。
その正体は森や湖にいる女の子を付け狙って、カメラで写真を撮っていた変態とアリーは訴える。
覗きをしていたところをアリーたちに映像で撮られ、買収しようとするが結局は失敗する。
アリーの家庭教師をしていたニールをバカにして、殴られて保安官に暴行を訴えていた。
最後は保安官事務所に行こうと森を歩くが、背後から現れた半魚人に襲われて行方不明となる。
・スパーキー・ワッツ(演:カイル・コチャン)
代表作に『Adventures in Cruben Country』、『Druids Druids Everywhere』などがあります。
リバータウンデイリーの記者。ニールが町の笑い者になった記事を書いた張本人である。
町に戻ってきたニールを探し出して、ワザワザ彼にリバービーストの記事を書いたと話す。
ニールが有名なハンターを雇って半魚人を捕まえようとして、その相談を見ていた。
すべてを詳細に記事として、すぐに町の人間に回ってニールがまたしても笑い者にされる。
最後はニールを追って森に入ったが、そこに現れた半魚人を見て腰を抜かして食い殺された。
・ハンソン保安官(演:ジム・マクヒュー)
本作が長編映画デビュー作となります。
地元の保安官。昔ながらのやり方を信じていて、自分の勘がすべて正しいと考えている。
ニールが町に戻ってくると、彼を見つけると余計な事をしたら必ず捕まえると脅迫した。
行方不明者が続出すると、自分の勘に従ってニールが犯人として証拠もなしに逮捕した。
ニールが捕まっている間に行方不明者が出ると、手のひらを返して彼に怪物退治をさせる。
最後は町の英雄となったニールを称えて、アリーのインタビューに自分の功績を主張した。
感想
[個人的な評価]
本作は『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015』にて上映された作品となります。
タイトルから分かるようにメインは半魚人で、古典映画でもあったと思います。
近年では異色作である『シェイプ・オブ・ウォーター』で半魚人と人間の女性の大恋愛を描いた作品がありました。
ただ、人を襲う半魚人の映画は鑑賞した記憶がなくて、多少は本作に期待をしました。
しかし、この作品は想像以上に試されるような内容になっていました。
まず、半魚人は少しだけ顔出しをするが、本格的に暴れ出すのが終盤辺りになります。
それまで物語を引っ張っていくのは主人公のくだらないホームドラマと、怪物は存在しないという何度も繰り返すパターン。
主人公のエピソードが弱すぎるので、尺を稼ぐ為に登場人物をムダに増やしていきます。
それで終盤になって物語の邪魔にならないように半魚人に処分してもらっていました。
半魚人目線で物語を見るならば、半分ぐらいの登場人物はいらないと感じました。
逆に主人公目線だと全部必要で、微妙に絡んでくるからタチが悪すぎます。
全体的に脚本の違和感があって、前提として全員の演技に感情がありません。
素人に毛が生えた程度なので仕方ないかもしれないが、それでも脚本の進め方が説明的すぎて人間の感情が消え去っている。
クソみたいな脚本とクソみたいな演技が融合して、なんとも言えない空間が完成している。
マトモに映画を作った事がないので、この違和感に気付いたスタッフやキャストはいない。
肝心の半魚人は笑わせに来ているとしか思えないぐらいの迫力のなさでした。
やる気のない着ぐるみはいいとしても、史上最低のアクションと言っても過言じゃないぐらいで倍速にしないと厳しい。
前半はバッサリとカットしてもいいぐらいいらないと感じました。
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