【ロスト・フライト】VD-1036

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アクション

作品データ

公開年月 2023/11/23
ジャンル アクション/サスペンス
原作 なし
監督 ジャン=フランソワ・リシェ
脚本 チャールズ・カミング、J・P・デイヴィス
製作 ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、ジェラルド・バトラー、ほか
製作国 アメリカ、イギリス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ブロディ・トランスが機長を務める航空機ブレイザー119便は、悪天候の中を飛行中に落雷を受けてコントロールを失いフィリピンのホロ島に不時着した。
しかしその島は、凶悪な反政府ゲリラが支配する無法地帯だと判明する。
ゲリラの脅威が迫る中、乗客全員の命を守るべくトランスは移送中の犯罪者であるガスパールと協力して脱出を試みるのだった。

登場人物&出演者

ブロディ・トランス機長(演:ジェラルド・バトラー)

近年の出演作に『カンダハル/突破せよ』、『CHASE/チェイス 猛追』などがあります。

主人公。「トレイルブレイザー119便」の機長。スコットランド出身で元イギリス空軍で輸送機を操縦していた。

久しぶりに帰ってきた娘と会うべく仕事を済まそうとするが、悪天候でホロ島に不時着する。
救助を呼ぶ為にガスパールを解放して一緒に向かい、分離独立派の兵士に襲われるも倒した。
乗客をガスパールと助け出し、脱出の為に人質となるも緊急派遣チームが間に合って助かる。
最後は旅客機を再び飛ばして近くの空港に不時着し、無事に娘の元へ帰っていく事になる。

ルイス・ガスパール(演:マイク・コルター)

近年の出演作に『ザ・ユニオン』、『カーター』などがあります。

15年前に殺人を起こした国際指名手配犯。カナダへ送還されるべく「トレイルブレイザー119便」に搭乗する。

元フランス外人部隊の傭兵で、偽名でバリ島に潜伏していたところで見つかって捕まった。
トランスと救助を呼ぶ為べく手錠を外され、一緒に向かうと分離独立派の兵士たちを倒した。
捕まった乗客を助ける為にトランスと村へ行くと、みんなを助け出して旅客機へ戻った。
最後は旅客機に乗らず緊急派遣チームの大金を手に入れ、援護射撃した後に逃走していった。

サミュエル・デレ(演:アン・ヨーソン)

代表作に『ムーラン』、『恋のチャンスは5回まで』などがあります。

「トレイルブレイザー119便」の副操縦士。香港人で民間航空局で学んでいる。家族を大切にしている。

悪天候で飛び立つも落雷を受けて不時着すると、危険なホロ島の可能性をトランスに話した。
トランスたちが救助を求める中、一人で旅客機を復旧させようと機械をいじっていた。
ジュンマーたちが救助隊じゃないと知って乗客を止めるが、間に合わず捕まってしまう。
最後はトランスとともに旅客機を飛ばし、近くの空港まで無事に不時着して彼に感謝した。

ボニー・レイン(演:ダニエラ・ピネダ)

代表作に『ジュラシック・ワールド』シリーズ、『マーシー・ブラック』などがあります。

「トレイルブレイザー119便」の客室責任者。今回がトランスたちと初めての仕事で乗客について説明した。

悪天候による落雷で不時着すると、トランスの言葉に従って乗客たちの安全を第一に動いた。
ガスパールが犯罪者だと知っていて死んだ警官から手錠の鍵を取り、トランスに渡していた。
ジュンマーたちがやって来て救助隊じゃないと知って、脅されて乗客リストを部下に渡す。
最後は乗客たちを冷静に誘導して、無事に助かるとトランスの行動に感謝を述べていた。

ダニエラ・トランス(演:ヘイリー・ヘッキング)

本作が長編映画デビュー作となります。

トランスの一人娘。カリフォルニアの大学に通っている女子大生。父親のトランスと離れて暮らす。

ホノルルにいる叔母の家で休暇を過ごし、仕事を終わらせようとする父親との再会を待った。
父親から連絡が途絶えて、ニュース番組で旅客機が行方不明だと知って心配していた。
辛うじて父親からの連絡を受けると、本人である「トレイルブレイザー社」に話していた。
最後は父親の安否が分からず動画でメッセージを撮るが、無事に終わって連絡をもらった。

テリー・ハンプトン(演:ポール・ベン=ヴィクター)

近年の出演作に『ザ・バンカー』、『アイリッシュマン』などがあります。

「トレイルブレイザー社」の現場責任者。119便からの連絡が途絶えた事から呼び出されて対応する。

すぐにスカースデイルを呼んで状況の対応を任せると、今後についての動きを指示していた。
記者会見では119便の行方がわからないと素直に発表し、現状についてテレビで説明する。
フィリピン政府に救助隊を要請するが、24時間もかかると言われて間に合わないと話した。
最後は危険な状態での飛行を止めようとしたが、スカースデイルに指揮権を奪われてしまう。

デヴィッド・スカースデイル(演:トニー・ゴールドウィン)

近年の出演作に『ドリームプラン』、『ザ・シークレットマン』などがあります。

「トレイルブレイザー社」で経営戦略と危機管理を担当する。ハンプトンに呼び出された対応を任せられる。

悪天候で燃料を節約させた担当者にブチ切れながらも、状況を整理して対応策を考えていく。
ハンプトンに記者会見の必要性を説明して、トランスが頼りがいのある人物だと安心する。
傭兵を雇って救助隊を向かわせると、トランスのメッセージを見て救援の為に指示していた。
最後はホロ島から脱出するトランスを全面的に協力し、無事に成功するとみんなと喜んだ。

シェルバック(演:レミ・アデレケ)

代表作に『6アンダーグラウンド』、『アンビュランス』などがあります。

傭兵。マニラに滞在中にスカースデイルから連絡をもらい、大金をもらってチームとともに現場へ向かう。

旅客機の居場所が特定状態の中で近くを旋回しながら、スカースデイルの連絡を待っていた。
ようやく旅客機を見つけて現場に到着し、乗客が人質になっていると事を報告していた。
人質を買って出たトランスの窮地をギリギリで救い出し、乗客たちと再び旅客機に戻った。
最後はトランスの作戦に乗って分離独立派と銃撃戦を繰り広げ、無事に脱出して感謝した。

ダトゥ・ジュンマー(演:エヴァン・デイン・テイラー)

代表作に『LOGAN/ローガン』、『ブッシュウィック/武装都市』などがあります。

ホロ島を支配する反政府の分離独立派のリーダー格。地元民から旅客機の不時着を知って調査しに行く。

偵察した部下から旅客機の居場所を知ると、自ら出向いて乗員乗客たちを簡単に捕まえた。
全員を近くの村まで連れ出していくと、身代金を手に入れる為に数人をカメラで映した。
乗客が解放された事を知らず、人質として名乗り出たトランスが価値のある人物だと知った。
最後は緊急派遣チームの襲撃で部下が倒され、ブチ切れて反撃に出るも旅客機の車輪で死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は主演を務めるジェラルド・バトラーが製作としても参加しています。
この作品は『アサルト13/要塞警察』や『ブラッド・ファーザー』で知られるジャン=フランソワ・リシェが監督を務めています。
近年のジェラルド・バトラーはアクション俳優の地位を確立していますが、そこまで激しいアクションはやりません。
基本的に一般人が頑張るようなキャラクターが多く、本作でも元イギリス空軍ながら地上戦はほぼないという感じでした。
最初から最後まで機長としての責任感で動いている点では強烈なキャラクターで、その為に行動するのは主人公らしいと思いました。
そんな一般人をサポートする殺人犯で元フランス外人部隊のキャラクターを演じたマイク・コルターはしっかりと役目を果たしていました。
元々は悪人ではなくタイミングが悪かっただけで殺人犯となっただけで、主人公が責任を果たす姿に触発される点は良かったです。
ただ、相手は島を支配しているような危険な集団であり、平然と人質を殺害するゲリラだから圧倒的に分が悪いバランスも絶妙だと言える。
単純な主人公が悪者を倒して人質を助けるだけならば、埋もれてしまうような内容だが、本作には旅客機の不時着シーンに緊張感を与えています。
最初と最後ではしっかりと本題である旅客機の不時着でやっている構成は上手いが、どうにも旅客機のシーンが物足りないと感じました。
昨今の映画業界では資金を得るのは大変だと思いますが、本作もまた映像の面では予算を抑えるように見えました。
もっとここを派手にすると期待しましたが、残念ながらテレビドラマのレベルになってしまっているような印象でした。
銃撃戦も一方的にゲリラの方しか犠牲者が出ず、なぜか救出に来た傭兵部隊は負傷するだけでほぼ無傷なのもちょっと首を傾げるところでした。
全体的に悪くないバランスだと感じる優等生タイプの作品ですが、尖ったような部分がなかったのはちょっと残念でした。

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