【メリーさんの電話】RE-3156

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作品データ

公開年月 2011/02/12
ジャンル ホラー
原作 都市伝説 『メリーさんの電話』
監督 三原光尋
脚本 三原光尋
製作 三宅容介、佐伯寛之
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

女子高の空手部に所属している美奈子と真由子は、他の部員たちとともに強化合宿の為に山奥ある合宿施設へ向かう。
合宿の終わりが見えた頃、部員の一人である沙織が突然発狂してしまい、その事件を境に次々と部員が姿を消していく。
美奈子は原因を探るべく30年前に起きた事件を調べる中、圏外だったはずの携帯電話が突然鳴り響き、「もしもし、あたしメリー、今、向かってる」という少女の声が聞こえるのだった。

登場人物&出演者

美奈子(演:紗綾)

代表作に『かにゴールキーパー』、『口裂け女』などがあります。

主人公。女子高生。女子空手部に所属する。空手部ではエースだが、スランプ状態である。

ライバルの真由子と県大会を目指し、戦力にならない他の部員たちと違うレベルを見せる。
強化合宿で沙織がおかしくなって運び出されるが、沙織がもう一つのメリーさんの話を知る。
宿の女から過去に林間学校で発狂した女が惨殺をした話しを聞き、メリーさんに追われる。
最後は宿の女がメリーさんを止めて助かるが、真由子と一緒にいた時に電話がかかってくる。

真由子(演:菊池あやか)

代表作に『スリーデイボーイズ』、『隙間女/劇場版』などがあります。

女子高生。女子空手部に所属する。美奈子とはライバルのような関係でいつも競っている。

いつも戦力にならない二人と連む美奈子と違って、あくまで県大会を目指して練習に励む。
強化合宿ではスランプ状態の美奈子の調子が戻ってくると、それに負けないようにする。
こってりさんをみんなで楽しんでいる最中、急におかしくなって何かに取り憑かれてしまう。
最後はメリーさんになるが、宿の女が助けてくれたおかげで元に戻って美奈子と帰った。

沙織(演:上杉奈央)

代表作に『ムラサキカガミ』などがあります。

女子高生。女子空手部に所属する。怖い話を始めたクセに急に怖くなり止めさせようとする。

怖いクセに美奈子をなんとか怖がらせようとして、帰り際に後ろに何かいると冗談をかます。
空手部では人一倍ウォーミングアップするが、強化合宿のランニングで一人だけ途中で休む。
遅れて追いかけるも違った道を走ると、美奈子や寛美の名前を泣き叫びながら迷子になる。
最後は先生に近くの病院まで運び出され、医者からは山の環境で体調を崩したという。

宏美(演:安岡あゆみ)

代表作に『女王の島』などがあります。

女子高生。女子空手部に所属する。祖父が死亡欄を毎日見ている影響で怖い話に詳しい。

空手部では戦力にならないレベルであるが、強化合宿では美奈子たちと楽しく談笑をする。
沙織がおかしくなって運ばれると、もう一つのメリーさんの話しを始めて怖がらせる。
最後は真由子の体を使って復活したメリーさんによって首を斧で切断されてしまう。

一宮先生(演:長澤奈央)

代表作に『ホテルチェルシー』、『柔道ガールズ』などがあります。

女子空手部の顧問。県大会へ出場させる為に毎年恒例となる強化合宿に部員たちを連れ出す。

なぜか怒っているような雰囲気でほとんどやる気のない部員たちを叱咤激励をしていた。
ランニング中に違った道を走って倒れた状態で発見された沙織を近くの病院に連れて行く。
最後は心配する部員たちに不自然な演技で事情を話し、沙織の家族に説明をしに出る。

宿の食事担当の女(演:縞園子)

本作が長編映画デビュー作となります。

美奈子たちが強化合宿にやって来る宿で食事を担当する。常に厚着でマスクをしている。

美奈子たちが県大会に向けて真面目に練習する中、存在感をほとんど出さず食事を作る。
こってりさん以降、おかしくなった真由子が美奈子を襲うとしてスコップで気絶をさせた。
過去に地元であったイジメによるメリーさんの誕生について大袈裟な説明口調で語った。
最後は美奈子を助けようと斧を首に食らいながらも、メリーさんを沼に落として心中した。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は都市伝説としても知られる『メリーさんの電話』を題材にしています。
怪談として広く認知されていますが、近年では話しのオチを踏襲したジョークがネットの間で流行っているようです。
基本的に都市伝説をベースにした作品というのは、売れないアイドルや役者たちがほとんど割合を占めています。
その中から大スターになるのはほぼいないのですが、なぜなら全員が揃って演技の勉強をしているワケじゃありません。
こういう作品は演技のレベルについて語るのはナンセンスであるが、本作は目立ってあまりにもヒドイ演技ばっかりでした。
マトモな演技だと思えば、舞台みたいな大袈裟な演技ばっかりで不自然さが余計に目立つ。
本題となる「メリーさん」についてですが、本作では大きくアレンジして、ラストでは別物になってしまいました。
本来なら電話をかけてきたメリーさんが徐々に近づいて恐怖を与えるが、なぜか本作では怪物となって斧を片手に追いかけますという状態になります。
作品の上映時間が65分と非常に短いせいで色々と端折っているが、アレンジされたメリーさんがあまりにもヒドイと感じました。
もはや単なる怪物映画になってしまい、そういう状態になったメリーさんが出るまで時間をかけすぎました。
県大会で初戦敗退しそうな女子空手部になんの説得力もない感じだが、一応は真面目に連取している風景が滑稽すぎて笑えず。
どうやらダブル主演という名目であるが、明らかに紗綾の方が目立っていて、もう一人の主演である菊池あやかはオマケのような感じでした。
ラストではメリーさんの取って付けたような説明をする宿の女性だが、その為だけに怪しい雰囲気を作っていたのは笑える。
メリーさんも丁寧に自分の説明が終わるまで登場せず、ちょうど終わった時に叫び声を出しながら出てくるところは空気が読めすぎて笑えます。
一応、本作は「メリーさん」を題材にしているので、途中で出た「こっくりさん」を真似た「こってりさん」を出しちゃダメだろうと思ってしまった。
クライマックスは怪物になったメリーさんが斧を持って追いかける構図になるけど、もうなんでもアリ状態すぎてギャグのような展開だがまったく笑えません。

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