【サマリタン】VD-767

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アクション

作品データ

公開年月 2022/08/26
ジャンル アクション
原作 ブラギ・シャット、マーク・オリヴェント、レンゾ・ポデスタ 『Samaritan』
監督 ジュリアス・エイヴァリー
脚本 ブラギ・シャット
製作 シルヴェスター・スタローン、ブレイデン・アフターグッド
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

13歳のサム・クリアリーは、引きこもりの隣人スミスの正体が伝説の人物“サマリタン”ではないかと疑っていた。
20年前、グラニット・シティで驚異的な力を持っていた自警団員のサマリタンは、宿敵ネメシスとの死闘で炎に包まれて死んだと言われていた。
サマリタンの生存を信じるサムは増えていく犯罪を撲滅するべく、スミスを説得して街を救おうと奔走するのだった。

登場人物&出演者

ジョー・スミス/サマリタン/ネメシス(演:シルヴェスター・スタローン)

近年の出演作に『ロッキーVSドラゴ:ROKY Ⅳ』、『ザ・スーサイド・スクワッド/“極”悪党、集結』などがあります。

主人公。ゴミ収集車で街中のゴミを回収している老人。ガラクタを見つけて修理して少ない金を手にしている。

その正体は25年前に死んだと言われたサマリタンだとサムに言われ、否定せずに話しをする。
サムに対して人生の教訓を語っていて、ケンカをやるべきじゃないと助言を強くしていた。
人質になったサムを助ける際、敵対していたネメシスだと判明し、サイラスの野望を砕いた。
最後はサムに真実だと説明し、姿を消すもサマリタンの生存について静かに頷いて消える。

サム・クリアリー(演:ジャヴォン・“ワナ”・ウォルトン)

代表作に『アダムス・ファミリー2/アメリカ横断旅行!』などがあります。

ヒロイン。13歳の少年で父親はすでに亡くなって母親と二人で暮らす。誰よりもサマリタンに憧れている。

授業中にはサマリタンの絵を描き、生存説を強く信じてアルバートに候補を挙げていた。
レザに殴られている時にジョーの怪力などを見て、サマリタンと分かって正体を聞いていた。
ジョーから人生についての教訓などを習い、友人を助けるも代わりにケガしても後悔せず。
最後はサイラスに人質とされ、ジョーの正体を知ってもサマリタンだとテレビで話した。

ティファニー・クレアリー(演:ダーシャ・ポランコ)

代表作に『ギミー・シェルター』、『アイリッシュマン』などがあります。

サムの母親。シングルマザーで看護師をやっている。少ない給料で家賃の支払いもギリギリになっている。

職場に行くまでの金がない状態で息子に借りるほどだが、ウソだけは絶対に許さないと豪語。
息子がサマリタンに心酔している事を知っているが、彼が生きている説を信じていない。
ジョーがサマリタンだと思ったサイラスが彼の自宅を襲撃し、息子を人質に取られてしまう。
最後は息子がサイラスに捕らわれたとジョーに話し、彼が取り返してくれると安心していた。

アルバート・キャスラー(演:マーティン・スター)

代表作に『処刑山/ナチゾンビVSソビエトゾンビ』、『スパイダーマン』シリーズなどがあります。

ジャーナリスト。長年に渡ってサマリタンの真相を追っている。動画サイトでも持論を語っている。

普段は本屋で働いていて本を出版するが、世間は信じてくれずほとんど売れないような状況。
サムから何度もサマリタンらしき人物について聞かされ、何度も違うと分かりがっかりする。
今回はジョーこそがサマリタンだと言われ、素手で曲げたナイフを見せられても信じない。
最後はサイラスのアジトが襲撃され、インタビューを受けるサムの名前を代わりに言った。

レザ(演:モイセス・アリアス)

代表作に『ナチョ・リブレ/覆面の神様』、『エンダーのゲーム』などがあります。

サイラス一派の一人。アラブ系の小男で常に二人の金魚のフンを従える。常に自分より弱い者をいじめる。

宝くじを盗む為にサムが協力して成功するが、中身がお菓子と知って人のせいにしていた。
サムに言い返されると、サイラスがやって来て根性を認められる一方で怒られてしまう。
仕返しにサムをボコボコにするもジョーに倒され、ファルシャッドと車で殺害を目論んだ。
最後はジョーを連れ出そうとサムを人質にしてアジトを襲撃され、知らぬうちに消えた。

ファルシャッド(演:ジャレッド・オドリック)

代表作に『Jade』などがあります。

サイラス一派の一人。仲間の中では最も背が高いアラブ系でサイラスから信頼される。武器などの調達を担当している。

街外れの基地が閉鎖される事から、手下を潜り込ませて「停電爆弾」を手に入れていた。
レザがボコボコにされた老人がジョーだと説明され、報復として車で思い切って轢いて去る。
ジョーが生きていたと知り、サイラスに連れて来るように言われるも返り討ちに遭った。
最後はサムを助けに来たジョーに銃撃するも通じず、停電爆弾を腹にぶち込まれて爆死した。

シル(演:ソフィア・テイタム)

代表作に『ソルト』、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』などがあります。

サイラス一派の一人。両親を知らず幼少から一人で生きてきた。8歳の時にサイラスに拾われて家族となった。

常にサイラスの横にいて最も信頼されており、家族でも恋人でもそれ以上の存在となる。
根性のあるサムが気に入ったサイラスを見ていたが、裏切ったら地獄を見ると警告していた。
ジョーを誘き出す為にサムたちを捕らえ、抵抗していたティファニーを殴って気絶させる。
最後はサムを助けに来たジョーの仕掛けた爆弾の爆風に吹き飛ばされ、そのまま死亡した。

サイラス(演:ピルウ・アスベック)

近年の出演作に『デンジャー・ゾーン』、『オーヴァーロード』などがあります。

街を牛耳るギャングのリーダー格。熱狂的なネメシスの信奉者。ネメシスこそ自分たちのヒーローだと考えている。

威勢の良いサムを見て気に入って、仲間に引き込もうと金を渡して小さな仕事をさせていた。
入手した停電爆弾を使って警察の保管庫を襲撃し、ネメシスのハンマーとマスクを奪った。
街を停電させて住民にネメシスの復活を見せ、サマリタンが生きていると知り復讐を始める。
最後はサムを人質にしてジョーと対決し、彼がネメシスと知るもあっさりと抹殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作はブラギ・シャット、マーク・オリヴェント、レンゾ・ポデスタのグラフィックノベルが原作となっています。
この作品はブラギ・シャットが脚本を務め、主演のシルヴェスター・スタローンが製作として名を連ねています。
グラフィックノベルはマーベルやDCと違って、大人のダークな世界を描く事が多いので、本作もそのような作風となります。
物語の舞台が治安の悪すぎる街で、貧困層とも言える少年がヒーローを信じてずっと生きる事を主張して希望を持っている。
その中でギャングから助けてくれた老人こそが憧れていたヒーローであり、父親のような存在として慕っていく流れとなります。
ただ、老人という表現が本当に違和感しかないシルヴェスター・スタローンであり、こういうタイプのキャラクターは非常に合っていると思います。
マーベルとDCは正統派のヒーローで正義の為に弱者を助けていくが、本作のヒーローと言われているシルヴェスター・スタローンはそれらと違う。
終盤でヒーローじゃなく、実は敵の方が生き残っていて、シルヴェスター・スタローンが悪党だったどんでん返しは悪くないと思いました。
途中からそんな雰囲気があったので驚くほどじゃなかったが、徹底的に悪党を悪の心でぶちのめしていく展開には爽快感すら与えてくれます。
何よりシルヴェスター・スタローンが語る戦いについての意味は、理想的な正義ではなく、ちゃんと現実を見た哲学というところに共感できました。
ケンカをする事に意味はなく、なるべく避けるべきであり、怖くなったら真っ先に逃げる助言は納得できました。
それとヒーローを信じる少年の役を演じるジャヴォン・“ワナ”・ウォルトンの笑顔がとても印象的に良かったです。
体は小さくても負けたくない気持ちの中に、ピンチでも笑顔になれるほどの精神力と行動力を持つ意味として良いキャラクターでした。
さすがにシリーズ化するのはムリがあるかもしれませんが、こういうタイプのダークヒーローもまたいいと思います。

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