【透明人間/インビジブル】RE-3681

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2021/05/03
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ハワード・J・フォード
脚本 ハワード・J・フォード
製作 ハワード・J・フォード
製作国 イギリス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ロックダウン中のイギリス、人々は家にこもり犯罪も激減するが、それに反比例して超常現象らしき報告が増えていた。
そんな中、一人暮らしの金髪女性を狙った絞殺事件が立て続けに起きてしまう。
女性刑事のジョージはが捜査を開始すると、無人の街を這い回る“見えない敵”の存在を感じるようになるのだった。

登場人物&出演者

ジョージ・パーカー(演:アンジェラ・ディクソン)

代表作に『3時間/THREE HOURS』、『Black Site』などがあります。

主人公。刑事。逮捕した犯罪者にツバを顔面にかけられ、その男がコロナの陽性と出たせいで出勤できずにいた。

ロックダウン中に上司とのオンライン会議で増える犯罪について話し合い、状況を理解した。
若い金髪女性が何人か殺害された事件が発生し、犯人がすでに刑務所で自殺していたと知る。
物的証拠がない中で超常現象が原因と分かり、犯人の兄から寄宿学校で受けた虐待を知った。
最後は犯人を許してクロエやニコラを助けるが、実は同じ寄宿学校で復讐を頼まれる事に。

レイチェル・パーカー(演:ヘザー・ピース)

代表作に『ゴーストオーシャン』、『3時間/THREE HOURS』などがあります。

ジョージと同性婚している女性。ジョージがコロナによる濃厚接触から別の家で隔離し、娘の面倒を見ていた。

隔離生活を始めたジョージに連絡を取ると、同じ手口で行われる事件について話しを聞いた。
ジョージを助ける為に独自で調査して、超常現象が原因じゃないかとしてジョーダンを紹介。
ようやくジョージが事件を解決させてると、家で寛いでいたら悪霊がいて家で暴れてしまう。
最後はリンデンが成仏しておらず、家まで来た事からジョージに手を引くように警告した。

アレックス・ブリッジス(演:ジャスティン・ヘイワード)

代表作に『Cockneys vs Zombies』、『All Those Things』などがあります。

ジョージと同僚の刑事。ジョージと逮捕した男がコロナの陽性が出ると、彼女に隔離生活をしないといけないと話す。

上司とのオンライン会議でロックダウン中の犯罪について話し合い、自宅での仕事に励む。
ロンドンで若い金髪女性が同じ手口で殺害される事件が発生し、ジョージと捜査をしていた。
ロックダウンで起きる超常現象をジョージから聞いて、実際に誤射した少年の幽霊を見た。
最後は外に出ていたジョージと会って、幽霊に「許し」を言えば成仏すると助言をした。

クロエ(演:ティファニー・ハナム=ダニエルズ)

代表作に『True True Lie』、『Spirits Asunder』などがあります。

連続殺人鬼だったリンデンに襲われた過去を持つ。被害者の中で唯一生還し、今では普通の生活を取り戻す。

両親と離れて住んでいて、日常を取り戻しているが、フラッシュバックに悩まされている。
ロックダウン中にジョギングなどをして家に帰ってくると、誰かの存在を感じ取って怯える。
ジョージから唯一生還した被害者としてメールをもらい、確認するとリンデンに襲われた。
最後は電話越しでジョージが「許し」の言葉で殺人を止めて、二度目の生還を果たす事に。

ニコラ(演:ジェシカ・ミルソン)

本作が長編映画デビュー作となります。

母親がコロナの陽性が出た事で別々に生活する。隔離生活を送っていた母親と連絡をして心配していた。

調子が悪そうな母親の姿を心配するが、大丈夫だと言われて話した事で寂しさを紛らわせる。
ずっと家の中で一人いると、以前は友達と過ごしていただけに違和感をずっと持っていた。
悪霊となったリンデンに狙われてしまい、外に出て警察に電話するもイタズラと思われた。
最後はリンデンに首を締められるが、電話していた母親の言葉で気を強く持って追い払った。

マックスウェル博士(演:ジョン・キャンプリング)

代表作に『バニッシュメント/呪いの木』、『2020/世界終焉の日』などがあります。

ジョーダンの弟子。幽霊や悪霊を専門にしていて、石を使って聖堂を使って交信しようと試していた。

石を動かす幽霊がロックチェアを揺らして、興奮しながら撮影するも攻撃されて危険と判断。
師匠の紹介を受けたジョージから電話をもらうと、物的証拠のない事件について助言をした。
ロックダウン中に動き回る悪霊は「許し」を求めていると確信し、ジョージに伝えていた。
最後は過去に起きた似た事件の関連性を発見するが、成仏していないリンデンに絞殺された。

ジョーダン・マイヤーズ(演:トニー・トッド)

近年の出演作に『キャンディマン/2021年版』、『デッド・ウィッシュ』などがあります。

超常現象の専門家。ロンドンがロックダウンした事で誰もいない街中にエネルギーが溢れていると配信していた。

人々が持つ罪にまとわりつく幽霊が悪霊となって、襲ってくる事を必死に配信で説明する。
物的証拠がなく同じ手口で起きる殺人のヒントとして、ジョージから幽霊について聞かれる。
過去に自身も罪を背負っていて、ジョージとの電話中に悪霊が暴れて抑える為に通話を切る。
最後は悪霊を鎮めるもそれ以上の助言ができず、代わりに弟子のマックスウェルを紹介した。

リンデン・ロビンス(演:ラッセル・ショー)

代表作に『Hamlet』、『Six Years Gone』などがあります。

連続殺人鬼。別名“錠前師”と呼ばれていて、知らないうちに若い女性の家へ侵入して殺害するような手口を持っていた。

単純に殺害するだけじゃなく、数日や数週間をかけて恐怖を与えてから一気に絞殺していく。
ロックダウン中のロンドンで同じ手口で殺人が発生するが、初日に刑務所で自殺している。
捜査していたジョージが兄に会うと、幼少期の寄宿学校で壮絶な虐待を受けていたという。
最後はクロエの殺害を止められ、ニコラの殺害を失敗し、ジョージに復讐の続きを託した。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は『ゾンビ大陸/アフリカン』や『ザ・デッド:インディア』で知られるハワード・J・フォードが監督と脚本を務めています。
この作品は邦題に『透明人間』を使っていますが、残念ながら登場するのは幽霊であってまったく関係ありません。
こういう低予算映画は売れる為に様々な戦略を使っていきますが、今回はその中でも詐欺レベルにウソをついています。
確かに幽霊は透明で存在を感じても実際に見えないだろうけど、いくらなんでも邦題詐欺というレベルじゃないと思います。
物語のメインはロンドンで行ったロックダウンを原因として、解放されたエネルギーが幽霊になって暴れ回るという意味不明な理屈の上で成り立っています。
なので、ここで「透明人間」という言葉を使うのは完全に間違っているし、何より本作がつまらないせいで個人的に腹が立ちました。
ロックダウン中に撮影したのか知らないけど、こんなに眠気を誘うようなつまらない作品を借りてしまった自分に怒りを感じています。
中盤までは幽霊に殺される金髪女性が次々と登場して、誰が物語のメインか分からないまま同じようなパターンが繰り返されます。
逆に鑑賞している側をバカにしているんじゃないかという繰り返されるパターンと、中盤からネタバレされた構成の悪さが目立っていました。
幽霊が便利に使われすぎて違和感しかないし、そもそも何人も殺害しているヤツを許して成仏してもらうオチがクソすぎました。
もう何人も無実の金髪女性を殺害している幽霊に同情の余地がなく、いくら幼少期で悲惨な目に遭っても殺人が許されるワケじゃありません。
このオチは個人的に怒りを持つような事になって、殺人鬼になった原因と現在やった殺人はまったく関係ないと思います。
なので、幽霊になった殺人鬼は地獄に堕ちるべきであり、それを許す事で解決しようとする主人公の動きが気に食わないです。
大抵のクソ映画は許せる寛大な心を持っている自信があったけど、この作品だけはすべてにおいて怒りの感情をもたらした珍しい作品となりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました