【エージェント・マロリー】VD-693

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アクション

作品データ

公開年月 2012/01/20
ジャンル アクション/サスペンス
原作 なし
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
脚本 レム・ドブス
製作 グレゴリー・ジェイコブズ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

フリーランスの女スパイとして活躍するマロリー・ケインはある日、民間軍事企業を経営するケネスからバルセロナでの人質救出という依頼が入る。
マロリーは同業者のアーロンらと協力して見事にミッションを成功させ、次にケネスはイギリス諜報機関MI-6から請け負った仕事だという。
それはフリーランスのスパイ、ポールとマロリーが新婚夫婦を装い、指定された男に接触するだけの簡単なミッションだと当初は考えていたのだった。

登場人物&出演者

マロリー・ケイン(演:ジーナ・カラーノ)

近年の出演作に『テイクバック』、『レッド・ハンター』などがあります。

主人公。フリーランスのスパイでケネスの組織に所属する。以前はケネスと恋人同士だったが現在は解消している。

バルセロナの仕事を最後にしようとするが、家に戻ってからMI-6からの仕事を引き受けた。
ポールに殺されそうになって返り討ちにして、ケネスに裏切られたとしてコブレンツに相談。
スコットに事情を話して彼を解放し、父親と再会してケネスを捕まえようとして失敗する。
最後はケネスから真実を知って彼を見捨て、黒幕であったロドリゴの前に現れ復讐を果たす。

アーロン(演:チャニング・テイタム)

近年の出演作に『フリー・ガイ』、『アメリカ/THE MOVIE』などがあります。

フリーランスのスパイ。ケネスに雇われると、マロリーたちと人質救出の任務を請け負った。

あっさりと人質救出を成功させて、ケネスとの契約を打ち切ったマロリーと一夜を過ごす。
ダイナーでケネスを待つマロリーの前に来て、強引に連れ出そうとして右腕を折られて気絶。
裏事情をまったく知らずケネスに従っていたが、人質救出が殺された事を知って撃たれる。
最後はジョンに心配されるが、重傷で出血多量になって、マロリーの前で息を引き取った。

ジョン・ケイン(演:ビル・パクストン)

晩年の出演作に『ザ・サークル』、『デッド・オア・ラン』などがあります。

マロリーの父親。小説家。出来上がった本をいつも娘に送っている。娘の仕事をして心配している。

ポールとの任務でトラブルに遭ったマロリーから電話を受け、無罪だと聞いて信じていた。
家まで戻ってきた娘を迎え入れるが、ケネスたちが訪れようとして、指示に従って白を切る。
娘の指示でケネスとアーロンを仲違いさせるきっかけを作り、その様子を黙ってみていた。
最後はケネスn撃たれたアーロンが死亡し、怒りを見せる娘をハグして安心させていた。

スコット(演:マイケル・アンガラノ)

近年の出演作に『サン・ドッグス/生きる意味として』、『プリズン・エクスペリメント』などがあります。

ダイナーにいた青年。アーロンに襲われたマロリーを助けようとして巻き込まれてしまう。

マロリーの命令で自分の車に乗って、運転してケガした彼女の手当てを指示通りにやる。
罠にハメられたマロリーからキーワードを聞かされ、すべて覚えるように言われて従った。
雪山で激しい追撃から逃げられず、そのまま捕まるもマロリーによって助け出された。
最後はマロリーにコブレンツへ電話するように言われ、新しい車を買ってもらえるという。

コブレンツ(演:マイケル・ダグラス)

近年の出演作に『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『カイジ/動物世界』などがあります。

政府関係者でロドリゴとケネスの連絡役。バルセロナで人質救出する任務をロドリゴから引き受けた。

ロドリゴからどうしてもマロリーを使いたいと話し、条件が厳しいと言われて承諾した。
人質がマロリーに殺されたと言われると、ケネスに口封じの為に始末するように強く言った。
スコットから連絡でマロリーの無実を知り、ケネスを操る黒幕の正体を探るように話した。
最後は逃げたケネスの居場所を大雑把にしか知っておらず、マロリーをエージェントに誘う。

ポール(演:マイケル・ファスベンダー)

近年の出演作に『X-MEN:ダーク・フェニックス』、『スノーマン/雪闇の殺人鬼』などがあります。

フリーランスのスパイ。バルセロナから帰ってきたばっかりのマロリーを指名し、パーティに夫婦として潜入する。

MI-6の仕事で内容は簡単だという事になって、乗り気じゃなかったマロリーと合流した。
実はロドリゴが打ち立てた計画の一端を担っていて、ケネスからマロリーの殺害を頼まれた。
スチューダーとも繋がっていて、記者殺害をマロリーになすりつける準備を万端にしていた。
最後は部屋に戻ってマロリーの殺害を実行するが、返り討ちに遭って呆気なく殺された。

スチューダー(演:マチュー・カソヴィッツ)

代表作に『フィフス・エレメント』、『アメリ』などがあります。

政府関係者のフランス人。ポールに怪しい人物として捜査を受けるが、まったく気付かずにパーティを開いていた。

パーティでマロリーとポールが新婚夫婦だと思っていて、二人を別のパーティに誘っていた。
実はロドリゴと裏で繋がっていて、内部告発した記者の殺害をマロリーに着せようとする。
すでにケネスを通じてポールと話し合いをしていて、二人っきりになって進捗状態を聞いた。
最後はケネスが真実をすべて話してしまい、ロドリゴと裏でマロリーをハメる事がバレた。

ケネス(演:ユアン・マクレガー)

近年の出演作に『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒/BIRDS OF PREY』、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』などがあります。

民間軍事企業を経営する社長。政府関係者から仕事を請け負って、秘密の任務をスパイたちに振り分けている。

以前はマロリーと恋人関係であったが、すでに解消し、今は友人の一人として接している。
ロドリゴから仕事を依頼されるが、実は仕事を止めるマロリーを消そうとポールに頼んだ。
マロリーがポールを殺害して証拠を取られると、なんとか捕まえようと必死になって追った。
最後は逃亡先のビーチでマロリーに追い詰められ、真実を話し、そのまま見捨てられた。

ロドリゴ(演:アントニオ・バンデラス)

近年の出演作に『アンチャーテッド』、『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』などがあります。

政府関係者のスペイン人。バルセロナに監禁されていた記者を助ける要請をコブレンツに頼んでいた。

コブレンツがケネスに話しを通して、優秀なスパイであるマロリーを指名して条件を飲んだ。
追い詰められたケネスからスチューダーと繋がっていて、黒幕だとマロリーにバレてしまう。
ケネスたちがマロリーを始末してくれると信じて、すでに足を洗ってマヨルカに行く。
最後は人生をやり直そうとマヨルカにいて、復讐する為に来たマロリーに見つかって焦る。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『トラフィック』や『オーシャンズ』シリーズで知られるスティーヴン・ソダーバーグの監督作となります。
この作品は全米女子格闘技界でトップクラスの実力を持つ女性格闘家ジーナ・カラーノの初主演作となっています。
主演級の俳優を揃えていて、マイケル・ダグラス、アントニオ・バンデラス、ユアン・マクレガー、チャニング・テイタム、マイケル・ファスベンダーとキャストが非常に豪華です。
しかも、監督がスティーヴン・ソダーバーグとなれば、期待値は必然的に高くなってしまう。
実際に物語が始まると、時系列を中途半端にいじっていて、演出としてテンポが悪くなってしまっている印象が強かったです。
ジーナ・カラーノ自身は女優としての経験値が圧倒的に足りないので、基本的に見どころは本物の格闘アクションを魅せているシーンだろう。
時系列をいじっているのも演技力をカバーするつもりだろうが、どう見ても逆効果にしか感じられず、こういう作品はテンポがこそが命だと思います。
しかし、小手先のテクニックに頼ってしまい、最大の魅力である格闘アクションをそこまで生かしていないように感じました。
期待していたのとかなり違っていて、すべての点において物足りないと強く感じてしまった。
何より、これだけの豪華なキャストを揃えたのに、全体的なキャラクターの掘り下げ薄く、演じた俳優たち頼りになったところも残念と言えます。
個人的にはジーナ・カラーノの強くてセクシーな姿を見たかったし、本物の格闘アクションをもっと派手な演出で見たかったです。
あと、ストーリーも分かりにくい部分もあって、ラストでようやく全容が判明するが、こういう作品にはいらないと思いました。
総じて、ジーナ・カラーノを含めた俳優たちの魅力を生かせておらず、シリーズ化するにしても掘り下げが浅いからポテンシャルは感じられなかったです。

コメント

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