【ナイト・サバイバー】RE-3392

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アクション

作品データ

公開年月 2020/05/22
ジャンル アクション/サスペンス
原作 なし
監督 マット・エスカンダリ
脚本 ダグ・ウォルフ
製作 ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

フランクは保安官として職務を終え、現在は引退して妻と二人で人里離れた農場で穏やかな隠居生活を送っていた。
そんなフランクの元に医療ミスですべてを失った息子のリッチと彼の妻と娘が引っ越し、地元で姉の紹介からクリニックでの職を得ていた。
ある夜、二人の男が逃走中の銃撃戦で負傷し、リッチに治療させるべく家族を人質に取られると、フランクが隙を突いて反撃を開始するのだった。

登場人物&出演者

フランク(演:ブルース・ウィリス)

近年の出演作に『アンチ・ライフ』、『マザーレス・ブルックリン』などがあります。

保安官を引退して農場で隠居生活を送る。都会からやって来た息子を受け入れていた。

たった一回の医療ミスで来た息子に納得できず、口を挟むが逆に反撃されて黙った。
現役時代は家族よりも仕事を選んでいて、そのせいで息子から過去の事を言われていた。
犯罪兄弟に妻が殺されて反撃するもボコボコにされ、捕まるが隙を見て車で逃げた。
最後は戻ってジャンたちを解放し、リッチがジェイミーを始末して合流を果たした。

リッチ(演:チャド・マイケル・マーレイ)

代表作に『フォーチュン・クッキー』、『レフト・ビハインド』などがあります。

フランクの息子。都会での医療ミスで遺族から裁判があって、実家へ家族とやって来た。

あくまで家族を優先する為にすべてを捨ててきたが、妻や父親から理解されない。
犯罪兄弟に目をつけられてしまい、帰宅後に襲われて仕方なく治療をしていく。
何度か弟から逃げ出すが、その度に捕まって治療を再開させるも結局兄は死んでしまう。
最後は暴走する弟との銃撃戦を制して、無事だった家族と父親と集まって笑っていた。

ジャン(演:リディア・ハル)

代表作に『タイム・トゥ・ラン』、『大脱出』シリーズなどがあります。

リッチの妻。夫がすべてを捨てて田舎に引っ込んできた事にまったく同意していない。

実家でお世話になる事で義母に感謝するが、その一方で田舎暮らしを嫌っている。
娘の勉強や自分の生活を一番に思っていて、夫の考えを理解しようとしない。
犯罪兄弟に捕まって逃げ出すと、なぜか隣の納屋に娘と息を潜めるが見つからない。
最後はライフルで弟を撃つも外し、逃げ出して夫が始末をつけて合流してホッとした。

レイチェル(演:ジェシカ・エイブラムス)

代表作に『パリのどこかで、あなたと』などがあります。

フランクの妻。都会からやって来た息子夫婦を快く迎えて面倒をみると約束する。

リッチに対する不満をぶち撒ける悲劇のヒロイン・ジャンに理解するべきと話していた。
インターネットから取ったレシピで料理を作り、なんとか家族の気持ちを癒そうとする。
息子の行動が理解できないフランクの言葉に対し、しっかりとフォローをしていた。
最後は家に侵入したジェイミーに遭遇し、撃たれてあっさりと死んでしまう。

ジェイミー(演:シェイ・バックナー)

代表作に『キング・ホステージ』、『ファースト・キル』などがあります。

犯罪兄弟の弟。銀行強盗では抵抗に遭ったせいで反射的に応戦して武勇伝を語っていた。

立ち寄ってガソリンスタンドで店に入ると、レジの金に目がくらんで暴走をしていく。
そのせいで兄が重傷を追うと、治療させる為にリッチを見つけて自宅まで押し入る。
頭が悪いので何度も逃げられてしまい、そのせいで兄が多量出血で死んでしまう。
最後はリッチに脇腹を撃たれ、死んだ兄貴のところに行って、トドメを刺された。

マティアス(演:タイラー・ジョン・オルソン)

代表作に『デッド・シティ2055』、『エクストラクション』などがあります。

犯罪兄弟の兄。銀行強盗を成功させ、たったの2万ドルで弟とメキシコへ逃亡を考える。

道中のガソリンスタンドに立ち寄ると、何をするか分からない弟を店に行かせる。
目先の金に目がくらんだ弟のせいで重傷を負い、リッチたちの自宅まで来て治療を強制。
暴走する弟を言葉だけでしか抑えられず、手術も中途半端になったまま放置される。
最後は弟に逃げるように強く言うが、無視されてしまい、結局は多量出血で死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はNetflixで独占配信された『アイリッシュマン』の製作陣が参加した作品となります。
ジャケットの方は壮絶なアクションを連想とさせますが、これはいつも通りの小銭稼ぎをしているブルース・ウィリスの作品です。
タイトル詐欺が多い中で、本作は「ナイト」という部分だけはしっかりと合っていました。
おかげで作品の盛り上がる部分がほぼ薄暗い状況で鑑賞する気が失せてしまいました。
相変わらず大層な設定を提げるブルース・ウィリスも、格闘しても負ける、逃亡してこっそりと家族を助けるしかしていません。
あくまで主人公的な立場なのは、お前誰やねんの息子となっていて、医者である設定をムリヤリ使ったような感じでした。
前提として主人公が医療ミスで田舎に引っ込んできたが、そのワリに物語の中でまったく意味を成していなかった。
結局、医者としての設定じゃなく、父親から教えてもらった銃の腕前で問題を解決するという真逆の事をしていくのです。
それでブルース・ウィリスの見せ場は暴走する犯罪兄弟の弟から必死に逃げるシーンで、あとは家族を解放するだけでした。
この作品は犯罪兄弟の弟だけがすべての悪を引き受けるが、それだけで頭が悪いせいで何も共感も同情もできない。
犯罪兄弟の兄も口先だけで暴走する弟を抑えるような知能もなく、そのとばっちりを受けて苦しむ事になるのは自業自得すぎた。
この中で一番損をしたのはブルース・ウィリスの妻で、何もしていないけど、悲惨さを表現する為に犠牲となってしまった。
分かっていた事だが、案外、本作でブルース・ウィリスが動いていたので、他の小銭稼ぎ作品よりはマシだったかもしれません。

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