【ゾンビーズ2】VD-897

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洋画

作品データ

公開年月 2020/02/14
ジャンル ミュージカル/コメディ
原作 なし
監督 ポール・ホーエン
脚本 デヴィッド・ライト、ジョセフ・ラソ
製作 メアリー・パンテリディス、アナ・ゲルブ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ゾンビと人間が平和に暮らせるようになってから数ヶ月たったある日。
ひょんな事から謎の“狼族”が住む森に迷い込んでしまったアディソンは、彼らを恐れる人々と違ってルーツを守り誇り高く生きる考え方に憧れを抱いていた。
一方、ゾンビと人間のカップルがプロムに参加するというシーブルック高校創設以来、初めての試みを成功させたいゼッドは狼族の出現でアディソンとすれ違っていくのだった。

登場人物&出演者

ゼッド(演:マイロ・マンハイム)

代表作に『ゾンビーズ』シリーズ、『プロムの約束』などがあります。

主人公。ゾンビの男性。シーブルック高校でアメフトの選手をしている。普段はZバンドを付けて暴走を制御している。

ゾンビとして初めてプローンに行く為に生徒会長へ立候補して、イライザがサポートする。
アディソンが狼族と仲良くしている事に嫉妬し、助ける為に向かうと勘違いしてしまう。
狼族が求めるムーンストーンが発電所にあると分かり、和解して取り壊しを一緒に止めた。
最後はプローンに狼族と乗り込んで、参加していたアディソンと仲直りして平和を取り戻す。

アディソン(演:メグ・ドネリー)

代表作に『ゾンビーズ』シリーズなどがあります。

ヒロイン。人間の女性。シーブルック高校でチアガールをしている。今は白い髪の毛のまま高校へ通っている。

キャプテンのバッキーが生徒会長に立候補する為、次のキャプテン候補として推薦される。
狼族を見かけた事で彼らの生き方に親近感を持つが、彼らからアルファだと言われていた。
自分が狼族だと思ってイメチェンするが、ムーンストーンを喪失して彼らから信用を失った。
最後はプローンに一人で参加したが、ゼッドたちが乗り込んで仲直りして平穏を取り戻した。

ウィラ(演:チャンドラー・キニー)

代表作に『バトル・ダンス』、『ゾンビーズ3』などがあります。

狼族の女性。狼族である事に誇りを持っていて、長老たちからリーダーとして彼らを率いる責任を持っている。

アディソンたちに自分の姿が見られ、町で偵察していたワイアットに問題ないと言っていた。
ムーンストーンを求めてアディソンがアルファとして、仲間たちと高校へ乗り込んでいった。
アディソンがアルファじゃないと考え、自分たちの仲間にしようとするも違うと分かった。
最後はゼッドたちがムーンストーンを取り出し元気になり、プローンに乗り込んで楽しんだ。

イライザ(演:カイリー・ラッセル)

代表作に『ジャンプ・イン!』、『ゾンビーズ』などがあります。

ゾンビの女性。シーブルック高校に通っていてゼッドと常に行動している。ゾンビの地位向上に励んでいる。

ゼッドがプローンに参加したい理由から生徒会長に立候補すると、全力でサポートしていく。
狼族が高校へ乗り込んでくると、力で対抗するつもりだったが、ゼッドに止められてしまう。
反モンスター法の施行で立場が弱くなり、ゼッドの暴走で選挙戦で負けた事を宣言していた。
最後は立ち上がったゼッドと狼族に従ってプローンに乗り込み、みんなで一緒に楽しんだ。

ブリー(演:カーラ・ジェフリー)

代表作に『バトル・ダンス』、『ゾンビーズ』などがあります。

人間の女性。シーブルック高校でチアガールをしている。アディソンの親友で常に彼女の味方となってくれる。

ボンゾとは両思いながら彼がハッキリしないせいで、プローンに誘われるかモヤモヤする。
バッキーがキャプテンを辞めて生徒会長に立候補すると、アディソンが相応しいと推薦した。
イメチェンしたアディソンに驚いていたが、彼女が狼族じゃないと分かっても励ましていた。
最後はゼッドと狼族たちがプローンに乗り込むと、ボンゾと合流して一緒に楽しんでいた。

ワイアット(演:ピアース・ジョザ)

代表作に『How to Beat a Bully』、『ゾンビーズ3』などがあります。

狼族の男性。アディソンたちが狼族を見たと町に言いふらすと、その様子を見る偵察する為に人間を装っていた。

アディソンこそが自分たちを導いてムーンストーンを取り戻す存在として、ウィラに話した。
高校へ乗り込むと暴走しようとしたウィラたちを止めて、平和的にやるべきと助言していた。
次第に人間たちの世界に馴染んでいくが、反モンスター法のせいで追いやられてしまう。
最後はゼッドたちの活躍でムーンストーンを取り戻し、プローンへ乗り込んで楽しんでいた。

ボンゾ(演:ジェームズ・ゴッドフリー)

代表作に『ザ・スイッチ』、『ゾンビーズ』などがあります。

ゾンビの男性。チアに所属している大柄な体格を持つ。カタコトでしかしゃべれない。

ブリーとは両思いでありながら、なかなか告白ができずプローンへ誘う事ができないでいる。
バッキーが生徒会長に立候補する事から、チアがサポートしてマーチングとして参加した。
ゼッドの立候補から今度はチラシ配りをしていくが、反モンスター法のせいで追い出される。
最後はゼッドたちが立ち上がってプローンに突入して、ブリーと再会して一緒に踊っていた。

バッキー(演:トレヴァー・トージマン)

代表作に『ゾンビーズ』シリーズなどがあります。

アディソンの従兄弟。人間の男性。シーブルック高校でチアのキャプテンを務めている。ナルシスト。

あくまで人間を一番だと思っていて、チアに所属するゾンビたちに過酷な訓練を課している。
生徒会長に立候補する事でキャプテンを辞めて、自分を宣伝する為にチアを利用していく。
狼族が高校へ乗り込んでいくと、彼らをモンスターとして毛嫌いしながら選挙活動する。
最後は反モンスター法の復活で生徒会長になるが、プローンでゾンビと狼族と仲良くなった。

ウィンター(演:アリエル・マーティン)

代表作に『Aww』、『ゾンビーズ3』などがあります。

狼族の女性。狼族である事に誇りを持っている。ウィラたちと一緒に行動して、狼族を大げさに表現するクセがある。

アディソンこそが自分たちを導くアルファだとワイアットが話すが、当初から疑っていた。
高校へ乗り込んでブリーの宿題をなぜか食べるが、ゼッドの妹に犬扱いされて怒っていた。
ムーンストーンが発電所の爆破で埋もれるが、ゼッドたちの協力で取り戻して元気になった。
最後はゼッドの指示でプローンに乗り込み、種族関係なくみんなで一緒に楽しんでいった。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はディズニーが送るミュージカルゾンビ映画シリーズの2作目となります。
この作品は前作に引き続きポール・ホーエンが監督と製作総指揮を務めています。
前作ではゾンビであった主人公が人間社会で認めてもらおうと懸命に訴え、ヒロインも他と違った自分を受け入れるという問題を解決した爽快な物語でした。
そのおかげで主人公とヒロインのキャラクターの内面に踏み込んでいて、軽いノリのミュージカルが相乗効果を与えたと思います。
個人的にはミュージカル映画だけは苦手意識を持っているが、本作はゾンビの要素があるから最後まで鑑賞できる感じになっています。
まさかシリーズ化していると思っておらず、ディズニープラスで配信していたので、続編として鑑賞をしてみました。
さすがに年齢を重ねているせいか、最初から最後までのティーンによる青春は鳥肌が立つぐらい気持ちが乗れなかったです。
そこに新たなキャラクターである狼族が登場して、今度もヒロインが自分のアイデンティティを追っていく感じになる。
逆に主人公は狼族をモンスター扱いにして、以前は差別されていた側なのに、自分が差別する側に回るという皮肉が効いています。
ただ、これはアメリカ社会の一面を表現していて、世界の中心を白人、差別される側を黒人に置き換えると非常に分かりやすい。
そこに第三の要素としてアジア人を加えると、激しく差別する黒人が主人公と置き換えれば現実的な問題と重ねてくると思います。
今では白人の方がアメリカ社会で迫害されている部分があって、現在の世の中はおかしな方向に行っているのは間違えないかと思います。
三すくみの視点になったせいで前作で良かった主人公とヒロインの絡みが減って、それぞれの立場からキャラクターがブレてしまっていると感じました。
本来ならちょっとした話し合いでお互いを認めて、平和にやりたいというアメリカの理想が詰まったような内容とも感じました。
あくまでミュージカル映画と考えると、単純に歌と踊りを楽しめばいいが、なんだかアメリカ社会の根深い差別意識を垣間見る印象を持ちました。

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