【富江/REVENGE】VD-463

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作品データ

公開年月 2005/04/16
ジャンル ホラー
原作 伊藤潤二 『富江』
監督 及川中
脚本 及川中
製作 武内健、上村正一
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス  

あらすじ

女医の須磨和江はある夜、山中で全裸の美女に遭遇し、自分が勤める診療所の富樫所長の娘にソックリで追った先の洋館で冬木雪子が倒れていた。
1年後、雪子は一切の記憶を失っていたが、診療所の手当てで回復して彼女の面倒を見るが、一方で謎の美女について考えていた。
そんなある日、和江の元に公安の捜査官がやって来ると、彼らは“富江関連事件”を語り、再生する彼女の恐ろしさを説明するのだった。

登場人物&出演者

川上富江(演:伴杏里)

代表作に『ダンボールハウスガール』、『GO』があります。

山中で車を走らせていた和江に轢き殺された。すぐに再生して全裸の状態で姿を見せるも消えた。

ずっと調査官たちに追われる存在だったが、山に姿を消して完全に消息不明となっていた。
和江が山中にやって来たせいで雪子が連れ去られ、魅了されていた浜口を使って誘拐させる。
先に来ていた浜口や卓也の兄たちを争わせ、自分のコピーが誕生して彼らを食料代わりにした。
最後は娘として育ててもらった富樫所長に撃たれ、突然雪子を噛んで殺し、復活を果たした。

須磨和江(演:白田久子)

代表作に『完全なる飼育/秘密のち過失』、『あらうんど四万十/カールニカーラン』があります。

主人公。女医。山中を車で走る途中で裸の少女を轢く消え去り、代わりに雪子を発見して保護。

記憶の戻らない雪子を保護して経過を見守り、養子に迎えようと診療所の富樫所長に話した。
実は雪子を見つた廃墟と化した洋館でカメラを見つけ、そこで浜口たちが争う映像を見た。
浜口に雪子を連れ去られ、富樫所長が富江を射殺し、警察とともに廃墟と化した洋館で見つける。
最後は突然現れた富江に雪子が殺されるが、細胞を同化させた事で首を締められて殺される。

冬木雪子(演:美波)

代表作に『バトル・ロワイアル』、『逃亡くそわわけ』などがあります。

廃墟と化した洋館に倒れていた。正気を失った男に連れ出された和江に発見された。

和江が正気を失った男に殺されようとして、無意識に立ち上がってカメラで殴って助けていた。
診療所に来てから1年が経過しても記憶が戻らず、和江の為に看護師になると宣言していた。
侵入してきた浜口に連れ出されるが、富樫所長によって殺されて保護された。
最後は突然現れた富江に首筋を噛まれて死亡するが、彼女と同化して和江の首を締めて殺した。

谷村卓也(演:中泉英雄)

代表作に『カミュなんて知らない』、『南京!南京!』などがあります。

行方不明となった兄の哲也を探す為に山へ出た。途中で滑落事故を起こして診療所に運ばれた。

富樫所長の診察を受けて治療し、車椅子で運ばれる際には雪子をひと目見て気になっていた。
浜口が診療所に侵入すると、哲也の弟だとすぐに分かってもらい、兄の元へ連れて行ってもらう。
兄を見つけるも、増殖した富江に食われているところを見て、何もできずに叫んでいた。
最後は乱入した富樫所長によって富江が殺され、それを呆然と見てやって来た警察に保護された。

戸山調査官(演:鈴木一功)

代表作に『うめく排水管』、『イン・ザ・プール』などがあります。

長年に渡って富江を相棒の山崎と探している。以前に和江から事情聴取をして話しを聞いた。

保護されて治療をしていた雪子の存在を知って、彼女は富江と繋がりがあると推測する。
雪子に事情聴取しようとしたが、精神が不安定だとして和江に強く拒否されてしまう。
最後は廃墟と化した洋館の現場を相棒と訪れると、富樫所長と富江の死体を回収していた。

浜口(演:本田大輔)

代表作に『がんばっていきまっしょい』、『ラプラスの魔女』などがあります。

廃墟と化した洋館にいた狂った男。山中で人を轢いた和江を見つけて洋館まで連れて来た。

倒れていた雪子を殺そうとしたが、和江に止められ、反撃して富江の増殖を食い止めようとした。
1年も洋館にいて訪れた人間を襲っていたが、富江に命令されて山を降りて診療所に侵入した。
卓也に遭遇して、雪子を一緒に連れて行けば兄に会わせると言って協力させていた。
最後は乱入した富樫所長に富江が撃たれるが、ただ呆然と見ているだけで警察に保護された。

富樫所長(演:嶋田久作)

近年の出演作に『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』、『瞽女/GOZE』などがあります。

山の近くにある診療所を経営している。以前に山で失踪した娘がいて捜索を断念している。

和江が山で保護した雪子を診療所に預け、彼女を担当医として治療を施してもらった。
山中で裸の状態で娘を見かけた和江の言葉を聞いて、別人だと信じようとしていた。
実は娘としていたのは富江で、その正体を知りながらもずっと探し求めていたという。
最後は富江の増殖を止めようと廃墟と化した洋館に来て、散弾銃で射殺して自分も死んだ。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は『富江』シリーズの第6作目となります。
同じく及川中が監督を務め、前作の『BEGINNING』と二本立てとなっています。
大幅に予算が削られたシリーズの6作目となったが、これは作った意味が分かりません。
まず、上映時間が72分という短さで、当然のように描ける内容はたかが知れています。
となれば、どれだけ脚本や演出をブラッシュアップしていくが最大の課題になるはずです。
しかし、前作から及川中が監督を務めているが、あまりにも出来が悪くて期待はできません。
まだ前作は前日譚という切り札があったのでなんとか形になったが、本作にはそれがなく、単純に実力だけの勝負となりました。
結果的にシリーズ最低の出来どころか、ちゃんと原作を読んでいるのかと疑うぐらい、富江というキャラクターを分かっていません。
数分だけ、もしくはウィキペディアを読んだだけとしか思えないような薄っぺらい内容でした。
伏線を張ってみたが、ほとんど回収する気がなく、最後は強引に終わらせようとした感じもまた何も考えていないと分かります。
なぜ本作にあの嶋田久作が出ているのか分からないし、出演した他の役者たちはヒットするとは思っていないだろう。
ですが、本作は一応『富江』シリーズのナンバリングされているので、久しぶりに拷問並みクソ映画以下のゴミ映画と言える作品でした。

コメント

  1. どらドラゴン より:

    驚かれると思いますが、この映画はビギニングとの同時上映ではありません。
    別日程の別料金です。4/15までビギニングを上映し、4/16からはリベンジを上映で、
    それぞれに1,500円取られます。

    • あきしげ より:

      どらドラゴンさん、コメントありがとうございます。

      2日連続で上映して料金もそれぞれ取るのはなかなかの強気ですね。
      あの程度のクォリティで取ろうとする配給会社に驚きます。

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