【トムとジェリー】RE-3517

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作品データ

公開年月 2021/02/26
ジャンル コメディ
原作 ウィリアム・ハンナ、ジョセフ・バーベラ 『トムとジェリー』
監督 ティム・ストーリー
脚本 ケヴィン・コステロ
製作 クリス・デファリア
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ニューヨークのとある一流ホテルに、ネズミのジェリーが引っ越しをしてくる。
イタズラ好きのジェリーに手を焼いた新人スタッフのケイラは、宿敵であるネコのトムを雇って駆除に乗り出す。
やがて二人の追いかけっこはエスカレートし、ついには世界が注目するウェディング・パーティを台無しにしてしまうのだった。

登場人物&出演者

トム(声:メル・ブランク)

代表作に『ルーニー・テューンズ』、『原始家族フリントストーン』などがあります。

主人公。ブルーグレイの鉢割れで品種不明の野良猫。セントラル・パークでピアノのストリートライブをする。

通りかかったジェリーによってピアノを破壊され、ホテルに逃げられると入ろうと試みる。
ネズミ捕りを任されたケイラに雇われるが、そのせいでテレンスが責任者を降ろされる。
テレンスの策略で結婚式にいたジェリーを追って、騒動を起こしたせいでぶち壊してしまう。
最後はジェリーとともにケイラを助ける計画を話し、ピアノまで披露して成功させた。

ジェリー(声:ジューン・フォーレイ)

代表作に『ロッキーとブルウィンクルの冒険』、『シルベスター&トィーティー ミステリー』などがあります。

主人公。茶色のずる賢いネズミ。自分に合う住まいを探す為にニューヨークまでやって来た。

「ロイヤル・ゲート・ホテル」を見つけて勝手に住むと、バレてしまいケイラに追われる。
ケイラから取引を持ち込まれトムとニューヨーク観光するが、騒動を起こして逮捕された。
テレンスにトムから悪口を言われたと信じて、結婚式で乱闘を起こしてぶち壊した。
最後はクビになったケイラに質素な結婚式を提案し、トムとケンカをガマンして成功させた。

ケイラ(演:クロエ・グレース・モレッツ)

近年の出演作に『グレタ/GRETA』、『サスペリア/2018年版』などがあります。

ヒロイン。成功を夢見てニューヨークに来た田舎娘。配達の仕事をトムに邪魔されたせいでクビになる。

「ロイヤル・ゲート・ホテル」に無料で入ると、経歴を偽って臨時スタッフに採用される。
ネズミ捕りを任されてトムとジェリーを上手く外に出し、結婚式の責任者となってしまう。
テレンスにより結婚式をぶち壊され、真実を話して出ていくとトムとジェリーに説得された。
最後は質素な結婚式をプロデュースして、成功させると支配人から改めて雇ってもらった。

キャメロン(演:ジョーダン・ボルジャー)

代表作に『ドント・ノック・トワイス』、『iBOY』などがあります。

「ロイヤル・ゲート・ホテル」の若きバーテンダー。ホテルの内情に詳しく何人もの新人を見てきた。

自信満々で臨時スタッフをするケイラに興味を持つと、圧倒的な履歴を聞いて笑っていた。
ネズミ捕りが簡単だとケイラが言い切ると、捕まえた時にはシャンパンを奢ると約束した。
トムとジェリーたちにより結婚式がぶち壊しになり、ケイラの真相を聞いても助言した。
最後はセントラル・パークで行われる質素な結婚式に駆り出され、ケイラの成功を祝った。

ジョイ(演:パッシー・フェラン)

代表作に『ゴッズ・オウン・カントリー』、『ビルド・ア・ガール』などがあります。

「ロイヤル・ゲート・ホテル」のベルガール。不思議な雰囲気を出していて、テレンスですら苦手にしている。

話しかけられると独特なしゃべり方で自分の世界観を展開し、相手を困らせても気付かない。
ケイラがネズミ捕りを任されると知って、ジェリーが勝手に部屋を作った事を報告した。
ベンの要望に応えた派手な結婚式が乱闘になって、エレベーターを降りて驚いていた。
最後はプリータたちの結婚式にセントラル・パークを提案し、成功に導くきっかけになる。

プリータ(演:パラヴィ・シャーダ)

代表作に『マイネーム・イズ・ハーン』、『LIONライオン/25年目のただいま』などがあります。

SNSで人気のインフルエンサー。「ロイヤル・ゲート・ホテル」で派手な結婚式を予定している。

父親に気に入られようと張り切るベンと違って、本当は質素な結婚式を望むも切り出せず。
結婚指輪をジェリーに奪われるが、無事にケイラが取り戻したおかげで彼女を気に入る。
ベンが段々とエスカレートしていくが、トムとジェリーたちにぶち壊されて考え直した。
最後はケイラに頼まれたトムとジェリーによって連れ戻され、質素な結婚式に喜んでいた。

ベン(演:コリン・ジョスト)

代表作に『ワタシが私を見つけるまで』、『星の王子/ニューヨークに行く2』などがあります。

ニューヨークで有名なセレブ。「ロイヤル・ゲート・ホテル」でプリータとの結婚式に気合いが入っている。

ホテルの外観やサービスに感動していて、スパイクを特別に許可してもらって喜んでいた。
勝手に色々と持ち込んで部屋がゴチャゴチャし、他の客に迷惑をかけても気付いていない。
派手な結婚式をトムとジェリーにぶち壊されても怒らず、逆に失敗したとして肩を落とした。
最後はケイラの提案で質素な結婚式を開催し、戻ってきたプリータが喜んで成功させた。

スパイク(声:ボビー・カナヴェイル)

近年の出演作に『サンダーフォース/正義のスーパーヒロインズ』、『スーパーインテリジェンス』などがあります。

トムの天敵である気性の荒いブルドック。ベンの飼い犬で意気揚々とホテルにやって来た。

プリータの荷物を漁っているジェリーを見つけるが、エサまでくれたので見逃していた。
ジェリーの策略でトムに殴られると、当然のようにやり返して、見かけると乱闘していた。
結婚式ではトムとジェリーを見つけて大暴れし、他の動物も触発されてぶち壊した。
最後はケイラが質素な結婚式をプロデュースして、トムとジェリーたちと仲良くしていた。

テレンス(演:マイケル・ペーニャ)

近年の出演作に『ファンタジー・アイランド』、『ジェクシー!スマホを変えただけなのに』などがあります。

「ロイヤル・ゲート・ホテル」で働くイベント・マネージャー。結婚式の責任者として成功させようとする。

臨時スタッフの面接に来たケイラの立ち振舞いを怪しく見るが、支配人に言われ採用した。
スパイクが乱闘してホテルが破壊されると、支配人から休暇を命令されケイラに取られた。
逮捕されたトムとジェリーをそそのかし、結婚式をぶち壊しにして元のポストに戻った。
最後はケイラの質素な結婚式に協力し、面接する予定だった女性と会って一目惚れをした。

ドゥブロー(演:ロブ・ディレイニー)

代表作に『デッドプール2』、『スキャンダル』などがあります。

「ロイヤル・ゲート・ホテル」の支配人。有名セレブが結婚式を挙げるという事で臨時スタッフを募集する。

偽物の履歴書を持ってきたケイラの立ち振舞いを気に入って、テレンスに採用をさせた。
ケイラの立ち回りによってベンやプリータたちから好感を持たれると、履歴を一切疑わず。
乱闘でホテルが破壊されると、テレンスを休暇にして代わりにケイラを責任者に任命する。
最後はもう一度結婚式を挙げるケイラの意見に賛同し、成功させた彼女を改めて雇った。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は長らくアメリカ国民を含めた全世界の人々に愛される『トムとジェリー』の実写映画化となります。
なんと言っても、本作の面白い部分となるのはアニメーションの2Dと実写の3Dが組み合わさた映像でしょう。
これまで似たような映画があったけど、本作ほどの自然な融合がないと言えるぐらい溶け込んでいました。
映像技術がここまで来たと唸ってしまうほど、2Dと3Dが当たり前のような背景になっていたのはスゴイです。
今後の可能性を示した映像技術だと考えられて、もっとこのような作品が増えてもいいと感じさせました。
ただ、内容については映像ほどのインパクトがなく、最初に懐かしさを思い出される以外に何も得るモノはなかったです。
やはり、原作のアニメはセリフがなく視覚的な面白さを瞬発的に与えてくれるが、長編映画になってくると雰囲気が違います。
そもそも、瞬発的な面白さを提供する作品と、ストーリーを展開させる作品では根本的に違うと思います。
なので、トムとジェリーがいつも通りケンカしながら暴れる様子は面白いが、ストーリーが始まると一気につまらなくなる。
ハッキリ言って、トムとジェリーがいなければ、ストーリーがとても退屈で子供が見ても途中で寝てしまうだろう。
この作品はどの年代層に向けて作っているのか分からないぐらい、バランスがあまりにも悪すぎました。
懐かしさで取り込むつもりなら、トムとジェリーと物語の中心に持ってこないといけないだろうし、100分は長すぎました。
逆に新しい知らない層を取り込むならば、トムとジェリーを使う必要性はまったくないと思いました。
つまり、本作は懐かしさだけじゃ間が持たないし、ストーリーをやろうとするとトムとジェリーが邪魔になってしまう。
あくまで映像技術を魅せる為ならば分かるが、トムとジェリーを使うならば、アニメーションと実写を組み合わせた意味がないように感じた。

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