【ケイト】VD-603

スポンサーリンク
アクション

作品データ

公開年月 2021/09/10
ジャンル アクション
原作 なし
監督 セドリック・ニコラス=トロイアン
脚本 ウマイル・アリーム
製作 デヴィッド・リーチ、ケリー・マコーミック、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

一流の暗殺者であるケイトは大阪でヤクザを暗殺する仕事を請け負うが、現場に娘がいて実行するも強く後悔していた。
最終的なターゲットのヤクザを暗殺するべく東京へ来るが、毒を盛られたせいで解毒できず24時間の命になってしまう。
ケイトは仕事をやり遂げる為、唯一ターゲットを知っている、かつて目の前で殺害した娘のアニに接触するのだった。

登場人物&出演者

ケイト(演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド)

近年の出演作に『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒/Birds of Prey』、『ジェミニマン』などがあります。

主人公。女性暗殺者。ヴァリックに師事して引き受けた仕事を確実に遂行する。実は平凡な生活を望んでいる。

アニの父親を暗殺し最終ターゲットである木島を逃し、そのせいで毒を盛られて一日の命となる。
仕事を完遂させる為に木島の居場所を知るべく、アニを利用するも過去の出来事から命を助けた。
木島にたどり着くも使い捨てにされた事実を知って、ヴァリックに復讐しようと手を組んだ。
最後はヴァリックを倒し、ついに時間切れとなってしまい、アニに抱かれてそのまま静かに死亡。

アニ(演:ミク・マルティノー)

本作が長編映画デビュー作となります。

木島組の組長である木島の姪。父親が組を大きくしていたが、ケイトによって暗殺されたせいで立場が弱くなった。

目の前で父親が殺されたせいで血にトラウマを持ち、叔父である木島とは1年以上も会っていない。
木島の居場所を聞き出す為にケイトに連れ出さ、組を乗っ取ろうとした蓮司に狙われてしまう。
ヴァリックから父親を殺したのがケイトを聞かされ、次の暗殺者になるべく彼の元に身を寄せる。
最後は蓮司の企みから真実を知ってケイトを許し助け出され、死にゆく彼女に涙を流していた。

ヴァリック(演:ウディ・ハレルソン)

近年の出演作に『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』、『キス・ザ・グラウンド:大地が救う地球の未来』などがあります。

ケイトを暗殺者に育て上げた父親で母親、親友で師匠である。小さい頃からケイトに厳しい訓練を積ませていた。

木島を狙う為に弟をケイトに暗殺させるも、立場が悪くなるが、仕事を完遂するべく標的を探す。
ケイトが毒を盛られ木島の暗殺に失敗して、彼女の命も一日しかないと分かって怒っていた。
実は裏で蓮司と繋がって木島から組を乗っ取る為に協力し、信用しないが取引相手として認めた。
最後はアジトに乗り込んだケイトを迎撃するも破られ、最終的に弾丸を腹部に食らって死亡した。

スティーヴン(演:ミヒウ・ハウスマン)

代表作に『アデライン、100年目の恋』、『インビテーション』などがあります。

最後の仕事をする前に気晴らしとしてバーにいたケイトに声をかけた。意気投合して部屋で一夜を過ごした。

目覚めたケイトに仕事のメールが入ると、シャワーを浴びて出てくるとお金を渡されて別れた。
実はケイトに毒を盛った張本人で、住所をケイトに覚えられて乗り込まれて脅迫される。
蓮司から多額の借金をしていた事から、チャラにする為に言われた通りに毒を盛っていたという。
最後は脅されていた事で和解して妻にケイトの面倒を頼んで、人生をやり直すチャンスを得た。

城島(演:MIYAVI)

代表作に『キングコング:髑髏島の巨神』、『BLEACH』などがあります。

蓮司の恋人。ペントハウスでゆっくりとしていた。蓮司について誰よりも知っていると自負する。

アニがやって来てケイトも音を立てずに侵入して、蓮司の居場所を聞かれるも余裕で拒否した。
弱っていたケイトの隙をついて反撃すると、ほぼ互角のタイマン勝負をして追い込んでいた。
銃を手にしたアニによってケイトが撃たれ、圧倒的に有利となってトドメを刺そうとする。
最後はケイトを殺そうとしたところで背後からアニに頭を殴られ、死亡して情報が渡った。

蓮司(演:浅野忠信)

近年の出演作に『唐人街探偵/東京MISSION』、『モータルコンバット』などがあります。

木島組の最高顧問。組を仕切っていた木島の弟が暗殺されると、彼に変わって幹部として力をつけている。

唯一、姿をくらましている木島の居場所を知るとして、アニに言われたケイトに狙わてしまう。
木島がいる場所のヒントをケイトに与え、抵抗もできないまま銃床で殴られて気絶させられた。
実は裏でヴァリックと繋がって、組を乗っ取る為に木島の命をケイトに狙わせて毒まで盛った。
最後は始末をつける為に来た木島に日本刀を渡され、攻撃を繰り出すも返り討ちにされ殺された。

木島(演:國村隼)

近年の出演作に『映画 太陽の子』、『樹海村』などがあります。

東京で最大のヤクザ組織のトップ。過去にヴァリックの指示で弟を暗殺され、幹部であった蓮司に現場を任せる。

再びケイトに狙われるも暗殺に失敗して左腕を負傷しながらも、逃げ出して姿をくらましていた。
アニを使ってようやく居場所がバレてしまい、蓮司に利用されていた真実を話して協力する事に。
手下を引き連れてケイトとともに蓮司がいるアジトを襲撃し、自分で片を付けるとして行動する。
最後はヴァリックに捨てられた蓮司と遭遇し、日本刀で対決するも一瞬で打首にして始末した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『スノーホワイト』シリーズや『マレフィセント』で知られるセドリック・ニコラス=トロイアンが監督を務めています。
女性の暗殺者を描いた作品は非常に多く、本作はその点では王道的な設定だと言えるだろう。
まず、天涯孤独となった女の子を一流の暗殺者に育てる師匠がいて、殺しばかりの毎日から普通の生活に憧れる展開は王道です。
本作では主人公の過去や訓練について回想のみでしか出ず、すでに一流で引退したい気持ちを描いている点が少しだけ違う。
ただ、圧倒的な戦闘力で邪魔者を蹴散らしていく爽快感があって、主人公を演じるメアリー・エリザベス・ウィンステッドに説得力がありました。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドは『ファイナル・デッドコースター』で初めてみて、そこから大きく成長した印象を持ちました。
『ダイ・ハード4.0』では気が強い娘役だったが、ついにこのようなボロボロになりながらもアクションする主人公まで演じています。
以前からアクションに向いていると思っていましたが、本作では確信するぐらい上手く演じきっていたと思います。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドの圧倒的なアクションだけならば、本作は見応えがあって楽しめると印象があります。
ただし、ヒロインであるアニを演じるミク・マルティノーが登場してから雰囲気がガラリと変わって、作品の一気に陳腐となりました。
まず、こういう作品では少年少女は殺される事がないので、その時点で緊張感が失われ、完全に良さを潰してしまっています。
更にこのアニというキャラクターが生意気で殺し合いをする雰囲気に合っておらず、二重にも作品の魅力を台無しにしていると感じました。
本当なら復讐をする主人公だけの物語にすればいいのに、中途半端な感情を持ち出したせいでテンポが非常に悪くなったように思えた。
あとは、未だにアメリカではファンタジーみたいな日本像があるようで、もうさすがにあのような描写は止めて欲しいと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました