【カンフーハッスル】MY-120

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▼メインジャンル

作品データ

公開年月 2004/09/14
ジャンル アクション
原作 なし
監督 チャウ・シンチー
脚本 チャウ・シンチー、ツァン・カンチョン、ほか
製作 チャウ・シンチー、ジェフ・ラウ、ほか
製作国 香港、中国
鑑賞方法 購入DVD

あらすじ

人生負け犬のチンピラであるシンは、頼りない相棒とともに冴えない日々を送り、ある日、豚小屋砦で一儲けしようとするが、斧頭会を巻き込んだ揉め事を起こす。
結果として豚小屋砦は斧頭会に狙われるようになるが、そこにはカンフーの達人がいて、ギャングの手から守り通した。
メンツを潰された斧頭会のボスは、報復する為に殺し屋を雇って殺そうとするが、それを見たシンは忘れていた感情を思い出すのだった。

登場人物&出演者

シン(演:チャウ・シンチー)

代表作に『食神』、『少林サッカー』などがあります。

主人公。チンピラ。普段は相棒のコーとともに一般市民から金を巻き上げる小心者。

斧頭会に憧れて小さな悪さをしているが、基本的になんでも中途半端で成功をしない。
小さい頃に如来神掌を会得するも、肝心なところで威力が発揮されずボコボコにされる。
そのせいで道を踏み外し、チンピラとしてクズみたいな人生を送ってきた。
最後は火雲邪神の攻撃から回復すると、覚醒して本物の如来神掌の使い手として倒した。

コー(演:ラム・ジーチョン)

代表作に『ダンス・オブ・ドリーム』、『少林サッカー』があります。

シンの相棒。太っている。一般市民を脅して金を巻き上げる際に斧頭会のボスを演じる。

豚小屋砦で散髪屋を脅す時に斧頭会の刺青を見せるが、眠気に負けて熟睡してしまう。
何かと悪事が上手くいかないのは、彼が足を引っ張っているとシンが不満を漏らす。
自棄となったシンがアイスキャンディーの売り子から金を盗み、それを渡され縁を切られた。
最後は更生したシンとともに夢だったキャンディーを売る店を開く事になる。

フォン(演:ホアン・シェンイー)

代表作に『忍者』、『ドラゴン・スクワッド』があります。

ヒロイン。ろう者のアイスキャンディーの売り子。子供の頃にシンが助けようとした少女。

斧頭会に証明しようとしたシンに遭遇し、アイスを食い逃げされるも過去を思い出す。
再会したシンに過去の礼をしようと、キャンディーを差し出すも落として割ってしまう。
追い詰められたシンに三度出会って金を盗めれてしまい、静かに涙を流していた。
最後はキャンディーの店を開いたシンと再会し、子供の頃に戻って一緒に店を入った。

【豚小屋砦】

人足(演:シン・ユー)

代表作に『導火線/FLASH POINT』、『イップ・マン/序章』などがあります。

豚小屋砦で肉体労働で物を運ぶ。十二路譚腿の使い手。無口で黙々と仕事をする。

斧頭会に因縁をつけられ、最初に手を出し、他の達人とともに撃退した。
住民たちから感謝を受け、仕立て屋と粥麺屋とともに心遣いに感動していた。
最後は豚小屋砦を離れる際、サムに雇われた琴奏者の斬撃によって首を切断される。

仕立て屋(演:チウ・チーリン)

代表作に『ブルース・リィの大金塊』、『エア☆ドラム!世界イチせつないロッケンローラー』などがあります。

豚小屋砦で女性物の服を仕立てる。洪家鐵線拳の使い手。オカマ口調のオネエ。

斧頭会が豚小屋砦にやって来て、人足に続いて戦いに介入して撃退した。
住民たちから感謝を受け、人足と粥麺屋とともに心遣いに感動していた。
最後はサムに雇われた世界一の殺し屋である琴奏者によって倒されてしまう。

粥麺屋(演:ドン・ジーホウ)

代表作に『Da Shanghai 1937』などがあります。

豚小屋砦で粥麺屋を営む。五郎八卦棍の使い手。何かあると英語を口にする。

斧頭会が豚小屋砦を攻めた時、銃を取り出したところで麺棒を阻止する。
住民たちから感謝を受け、仕立て屋と麺屋とともに心遣いに感動していた。
最後は琴奏者に対して槍で応戦するも敵わず、結局は倒されてしまう。

大家/楊過(演:ユン・ワー)

代表作に『霊幻道士』、『サイクロンZ』などがあります。

豚小屋砦の大家。恐妻家で愛妻家でもある。朝は豚小屋砦を歩いて女のケツを追っている。

その正体は伝説的なカンフー使いの楊過で、武術大会で息子を失って戦い事を止めた。
斧頭会が豚小屋砦を狙って殺し屋を派遣するが、太極拳によって撃退する。
小龍女とともにケリをつける為に火雲邪神と対決するが、一歩及ばず追いつめられる。
最後は重傷を負ったシンを運び出し、覚醒した彼の戦いを見て感心していた。

大家の妻/小龍女(演:ユン・チウ)

代表作に『カンフー麻雀』、『カンフー少女』があります。

豚小屋砦の大家の妻。タバコをくわえる中年太りの女性。浮気する夫を拳で分からせる。

その正体は伝説的なカンフー使いの小龍女で、大声にかけて誰にも負けない自信がある。
琴奏者の殺し屋が三人の達人を倒すが、獅咆哮の一撃であっさりと撃退する。
斧頭会とケリをつける為に火雲邪神と対決し、釣り鐘で音を増幅させて逆転する。
最後は油断したところで火雲邪神に腹を刺されるが、シンを助け出して覚醒させる。

【斧頭会&殺し屋】

相談役(演:ティン・カイマン)

代表作に『少林サッカー』、『カンフー無敵』があります。

斧頭会の相談役。カジノでは会計を務め、副組長亡き後はサムのサポートをする。

口うるさく琴奏者の襲撃を見るがサムの邪魔で何度も頭を叩かれている。
最後はボスのサムが火雲邪神に殺され、斧頭会を実質的に動かす役目を担った。

副組長(演:ラム・シュー)

代表作に『ザ・ミッション/非情の掟』、『フルタイム・キラー』があります。

斧頭会の副組長。主にカジノでの見回り、ナワバリの見回りなどをしている。

シンの爆竹が頭に当たって、それが豚小屋砦の人間だと言われて因縁をつけた。
最後は半ケツ男を斧で殺そうとするが人足によって全身の骨を折られて死亡。

サム組長(演:チャン・クォックワン)

代表作に『少林サッカー』、『ミラクル7号』があります。

斧頭会の組長。周辺のギャング団を次々と吸収して勢力を拡大していく。

シンの爆竹で豚小屋砦に因縁をつけた副組長が泡を吹いているところを見て笑う。
極めて冷酷で残酷な性格をしていて、斧頭会をコケにする者は絶対に許さない。
豚小屋砦で三人の達人に撃退され、世界一の殺し屋である琴奏者を雇うも失敗する。
最後は最強の殺し屋である火雲邪神を解き放つが、怒りに触れて殺されてしまう。

琴奏者1(演:ジア・カンシー)

本作が長編映画デビュー作となっています。

古琴波動拳の使い手。現在、世界一の殺し屋として二人一組で行動する。

仕立て屋の店に客を装っていたが、鋭い爪で襲いかかっていた。
相棒が仕立て屋を黙られ、加勢した粥麺屋を倒すべく二人で演奏する。
最後は相棒ととも楊過と小龍女の強さに敵わず、そそくさと退散した。

琴奏者2(演:フォン・ハックオン)

代表作に『少林寺十八銅人』などがあります。

古琴波動拳の使い手。盲目だが音や気配で相手の素性を知る事ができる。

主に琴を弾く役であり、打撃や斬撃を自由自在に繰り出す事ができる。
最初に豚小屋砦を出ようとした人足を襲い、仕立て屋を無力化させる。
最後は楊過の太極拳に翻弄され、小龍女による獅咆哮で戦意喪失して逃げ出した。

火雲邪神(演:ブルース・リャン)

代表作に『必殺ドラゴン・鉄の爪』、『カンフーシェフ』があります。

最強の殺し屋。崑崙派蛤蟇功の使い手。見た目はただの中年男性で奇抜な髪型。

あまりにも強すぎて相手がいなくなって、自ら厳重な刑務所に入っていた。
シンによって刑務所から出され、ケリをつけに来た楊過と小龍女と対決した。
小龍女が釣り鐘による増幅された獅咆哮で倒されるが、油断させたところで武器を使う。
最後は強い相手に覚醒したシンと対決するが、圧倒的な力の差で負けを認めた。

感想

[個人的な評価]

評価 :5/5。

本作について、何度鑑賞したのか分からないぐらい気に入っている作品です。
前作となる『少林サッカー』でチャウ・シンチー監督の名を世界に轟かせた作品となる。
その次回作となった本作は多大な期待を寄せられたが、サッカーの次は本格的なカンフーの登場となりました。
カンフー映画の最高峰にジャッキー・チェンがいますけど、その地位を脅かすカンフー映画として燦然と登場しました。
チャウ・シンチー監督は『少林サッカー』でカンフーとCGを見事に融合させ、新たなカンフー映画の幕開けの象徴となったと思います。
本作はエンターテイメント作品として非常に優れており、何度も鑑賞するだけの価値がある映画だと今になって感じています。
鑑賞した当初はストーリーに難があると思ったが、カンフーを活かす為に最低限のロマンスやシリアスさを兼ね備え、主軸のアクションもしっかりと活かしている。
監督であるチャウ・シンチーは飽きさせない展開を生み出し、主人公としてもおいしいところ取りをしているのは逆に上手いと感じた。
カンフー映画で定番のギャングも登場するが、その人物紹介でまさかのダンスはインパクトが強く後世に残すべき演出だと言える。
本作はカンフー映画でありながらも、古典的なギャグも満載で、そのタイミングや間が上手いので飽きさせません。
それにアメリカンな古典ギャグも盛り込まれており、これはチャウ・シンチー監督の目指す世界的なエンターテイメント作品の象徴とも言えるだろう。
中盤まではコミカルな描写が多く、中盤以降はシリアスな面が多くなるが、これはこれで非常にバランスがいいと思います。
三人のカンフー達人は個性豊かだし、豚小屋砦の主人である夫婦もキャラが濃いし、何より最後に登場するラストボスのインパクトが凄まじいです。
更に撮影手法もかなりこだわっていて、ワンカットによるロングショットも特徴的で、その場の雰囲気を上手く引き出しています。
中国の有名な武侠小説家である金庸の作品に登場する楊過と小龍女が火雲邪神との対決は、主人公じゃなくても見どころが満載である。
このように本作は主人公に頼らない個性豊かな脇役たちの活躍もあって、ずっと楽しめる作品となっています。
本作はカンフー映画が新たなる時代に突入した事を示唆した素晴らしい作品である。

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