作品データ
公開年月 | 2018/04/05 |
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ジャンル | ホラー/ファンタジー |
原作 | なし |
監督 | ジョーダン・ダウニー |
脚本 | ジョーダン・ダウニー、ケヴィン・スチュワート |
製作 | ジョーダン・ダウニー、ケヴィン・スチュワート、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
とある山中に近隣の王国より依頼を受け、モンスターを狩る一人のハンターがいた。
その男の家には、戦利品として数々のモンスターたちの首や体の一部が飾られていた。
狩りに出かけ傷だらけで家に戻り、また狩りへ出かける日々を繰り返す男だった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『ThanksKilling』シリーズで知られるジョーダン・ダウニー監督の最新作となります。
典型的な低予算映画となっていて、少ない予算でやりくりした作品となります。
よりによって、中世ヨーロッパにモンスターが当たり前に存在する世界を舞台にしています。
こういう作品というのはスケールが大きく、多くの予算を必要としています。
その代表作として思い出すのは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ホビット』シリーズなどでしょうか。
どちらも壮大な世界観とたっぷりの予算を使い、想像上のモンスターをCGで再現して圧倒される作品がほとんどです。
しかし、この作品は対極とも言えるぐらいに、そのような描写は一切ありません。
主人公はオッサンで国をモンスターから守っているが、その一体によって娘を殺されて復讐の機会を待っているような状態。
本来なら、その場面を回想であって描くだろうが、あくまで観ている側の想像に任せている。
更に主人公がモンスターを狩っていく場面でも直接的な戦闘描写はなく、疲れ切って傷ついた姿だけしか映りません。
あとは原題にもなっている戦利品となるモンスターの頭部を持ち帰って家の壁に飾る程度。
主人公しかいないので会話は当然のようになく、セリフは亡くなった娘の墓に言葉をボソボソ言うだけしかない。
リアルなモンスターハンターという感じで、直接的な戦闘描写がないのは残念だが、想像させる意味では玄人好みだろうと思う。
逆に娯楽性や派手なアクションを求めるなら、この作品はお門違いとなります。
淡々と同じような展開が繰り返されるが、復讐を果たした主人公が油断した事から、復活したモンスターに殺され、自分の頭部がコレクションになる皮肉がありました。
たまにはこういう作品はいいかもしれないが、あまり増えて欲しくないです。
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