【バッド・ヘアー】RE-3424

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洋画

作品データ

公開年月 2020/10/23
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジャスティン・シミエン
脚本 ジャスティン・シミエン
製作 ジャスティン・シミエン
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

1989年、アナ・ブラッドソーはブラック・ミュージックに特化したテレビ局でカルチャーのアシスタントを務めていた。
そんなある日、アナの新しい上司ゾラに自分のアイデアを売り込み、プレゼンを気に入られて直属のアシスタントとして起用された。
しかし、ゾラから癖毛の矯正とエクステをつけるように言われ、指示に従ったアナは施術をするも今まで経験した事のない痛みを感じるのだった。

登場人物&出演者

アナ・ブラッドソー(演:エル・ロレイン)

代表作に『Laugh Gym』、『Eff’d』などがあります。

主人公。テレビ局「カルチャー」で黒人音楽を担当する責任者エドナの秘書として勤めている。

昇進が約束されたが、マディソンが来た事でリニューアルされて生き残る面接を勝ち抜く。
ゾラに企画を提案して制作補佐に就任し、司会者を目指すべくウィーヴで見た目を変えた。
ウィーヴが人を殺し始めて止めようと、黒人専用の美容院でエドナに会うも全員殺害する。
最後は髪に支配されたゾラに襲われるが、水で対抗して切って、新たな人生を歩む事になる。

リンダ・ブラッドソー(演:シャンテ・アダムス)

代表作に『ロクサーヌ、ロクサーヌ』、『ザ・フォトグラフ』などがあります。

アナの従姉妹。ゾラが養子としてやって来ると、本物の妹のような感じで小さい頃から接する。

子供の頃にアナが縮毛矯正をするも薬品の用法を間違えて、後頭部に火傷を負わせてしまう。
大学の教授だった父親の期待に応える人生で、夢実現に向かっていたアナに憧れていた、
髪に支配されようとしたアナに黒人の伝承を電話口で伝え、その危険さを教えていた。
最後は会社を辞めたアナの荷物を運ぶと、ウィーヴを付けるとして美容院に行ってしまう。

エイモス・ブラッドソー(演:ブレア・アンダーウッド)

代表作に『ガタカ』、『ディープ・インパクト』があります。

アナの叔父で育ての親。白人文化に侵食される黒人文化について研究する大学の教授を勤める。

リンダには黒人としての誇りを持つべきと教育し、その恋人に対しても同じように話す。
久しぶりに帰ってきたアナに黒人文化の大切を説いて、彼女に奴隷の伝承本を手渡した。
最後は髪に支配されそうになるアナの事情を知らず、対策を求めた彼女に助言をした。

ブルック=リン(演:リナ・ウェイス)

代表作に『ステップ・シスターズ』、『レディ・プレイヤー1』などがあります。

テレビ局「カルチャー」で人気の番組を持つ女性ビデオジョッキーを務める。責任者エドナをアナたちと支持していた。

エドナが退職してしまい、代わりのゾラが社内を改革する中でなんとか食いついていた。
雰囲気が変わったアナに違和感を持つが、ゾラの指示を受けて言われた通りにやっていた。
みんなが高級なウィーヴをする中、ケチって半額のところでやったおかげて助かっていた。
最後は髪の化身になったゾラから逃げるが、支配されてしまったシスタに襲われて死亡。

シスタ・ソウル(演:ヤーニ・キング)

代表作に『イン・ザ・カット』、『プリティ・ガール』などがあります。

テレビ局「カルチャー」で人気の番組を持つ女性ビデオジョッキーを務める。黒人に求められる姿や言動を貫く。

エドナが退職すると聞き、急な事に納得ができずアナやブルックたちと別れを惜しんでいた。
マディソンの方針転換とアナの提案からイメージを白人よりにするように言われて反発した。
退社を考えていると、アナからの説得を受けて踏み留まり、ウィーヴでイメチェンをした。
最後はウィーヴによって支配されてしまい、逃げようとしたブルックを捕まえて殺害した。

ジュリアス(演:ジェイ・フェイロー)

代表作に『29歳からの恋とセックス』、『オール・マイ・ライフ』などがあります。

テレビ局「カルチャー」で人気番組の男性ビデオジョッキーを務めている。アナとは長年恋人をしている。

エドナに代わってゾラが責任者になると、彼女と枕営業をして地位を安泰させていた。
そのせいでアナを捨ててしまうが、後々にゾラの強すぎる支配欲に嫌気が差してしまう。
実はアナが入社した時は受付係だったが、彼女の企画で司会者に抜擢されて人気者になる。
最後はゾラにガマンできず、アナを部屋に誘ったが、暴走するウィーヴに血を吸われて死亡。

エドナ(演:ジュディス・スコット)

代表作に『ゲス・フー/招かざる恋人』、『フライトプラン』などがあります。

テレビ局「カルチャー」の責任者。マディソンが赴任して方針転換を受け入れられず退職した。

新たなテレビ局を設立しようと動き、アナたちを誘うと約束して彼女たちを励まして去る。
アナの企画で生まれ変わったテレビ局のパーティに参加し、必死な彼女の言葉を嫉妬する。
黒人専用の美容院でアナと出会い、パーティでの態度を反省する彼女をちゃんと許した。
最後はアナのウィーヴが暴走し、逃げるも足を引っかけられ、出血してすべて吸われた。

ゾラ・チョイス(演:ヴァネッサ・ウィリアムス)

代表作に『イレイザー』、『シャフト』などがあります。

マディソンが黒人音楽部門にやって来ると、新たな責任者として任命されていた。

元モデルで業界でも人気者だったが、マディソンの方針転換を受けて社内を変えていた。
アナの企画に感心して彼女を制作補佐に任命し、イメチェンした彼女を素直に褒めていた。
実はジュリアスと枕営業をして彼の地位を安泰にさせるが、アナとの関係性は知らない。
最後は髪の化身になってアナを襲ったが、水に濡れた事でダメージを受けて行方不明になる。

グラント・マディソン(演:ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク)

代表作に『最終絶叫計画』、『ダウンサイズ』があります。

テレビ局「カルチャー」に責任者として赴任した。黒人音楽に注目してテレビ局を改革する。

社内の雰囲気を変える為にエドナが退職し、代わりに元モデルのゾラを起用して期待する。
ミーティングでは大々的に「カルチャー」が生まれ変わると話し、必要な人材を選ばせる。
アナの企画を高く評価して褒めていたが、司会者をゾラにすると宣言してしまう。
最後はウィーヴを提供している人物で、古くから魔女の髪に死体を与えて育てている。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2021』にて上映された作品となります。
日本でも似たような映画に『エクステ』があって、それに近いモノだと思ったら、予想よりも違っていた。
まず、時代背景が80年代末期でブラック・ミュージックが最盛期を迎えていて、その雰囲気はなかなか面白いです。
まだ当時としても黒人女性がテレビで活躍するのさ至難の業で、見た目がすべてという業界の厳しさが伝わってきます。
その中で必死になった食い下がる主人公の気持ちは分かるけど、自信を持ちすぎた故に少し鼻についてしまう部分がある。
しかし、それぐらいじゃないと生き残れないのは分かるし、裏切りも当たり前の世界というのも分かります。
この作品はホラー映画であるけど、そう言った時代背景が興味深く、ついでにホラー要素があるのような印象でした。
肝心の髪による恐怖演出は思っていたよりも微妙で、もう少し演出のやり方があったはずです。
特にラストで完全に髪に支配された女性たちが主人公を襲うシーンはヘタクソすぎた。
ギリギリでギャグにはなっていないが、怖さはまったく感じられずにいました。
どうしてもアメリカン・ホラーだと直接的な演出しかないので、設定とはあまり相性は良くなかったと思います。
やはり、ジメジメで静的に怖がらせようとするジャパニーズ・ホラーの方が合っている。
時代背景や主人公の頑張りを丁寧に描いていただけに、ラストでの微妙な展開は本当にもったいないも思いました。

コメント

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