【フォーエバー・パージ】VD-843

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洋画

作品データ

公開年月 2021/07/02
ジャンル ホラー/アクション
原作 なし
監督 エベラルド・バレリオ・ゴウト
脚本 ジェームズ・デモナコ
製作 ジェイソン・ブラム、マイケル・ベイ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

一度は廃止されたパージ法が復活したアメリカで、メキシコからテキサス州の農場で働く移民夫婦のアデラとホアンは初めてのパージの夜を無事にやり過ごした。
穏やかな日常に戻れると思ったのも束の間、パージ終了のサイレンを無視して移民排斥の殺人を繰り返す差別主義者の暴徒たちが「フォーエバー・パージ」を大混乱に陥れていた。
やがて、メキシコが一般市民を保護sるう為に6時間だけ国境を開放すると宣言し、夫婦はタッカー一家とともに国境を目指していくのだった。

登場人物&出演者

アデラ(演:アナ・デ・ラ・レゲラ)

代表作に『ナチョ・リブレ』、『アーミー・オブ・ザ・デッド』などがあります。

夫のフアンとともにメキシコからアメリカに不法入国した。精肉工場で働き同じ移民を指導していた。

パージをT.T.のおかげで無事に過ごし、出勤するも暴徒に襲われ反撃するも逮捕された。
ダリウスのおかげでまたも助かり、フアンたちと合流して安全なメキシコを目指していく。
その正体は「アウト・ディフェンサス」の一員で、武器の扱いに長けて故郷を追われた。
最後は国境で暴徒たちと戦い、人質にされても負けず、無事にメキシコへ入って生還した。

フアン(演:テノッチ・ウエルタ)

代表作に『ザ・マミー』、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』などがあります。

妻のアデラとともにメキシコからアメリカに不法入国した。タッカー家の農場で働いている。

故郷をまだ忘れられずスペイン語を家で使うが、妻から英語を使って慣れるべきと言われる。
パージでT.T.のおかげで隔離施設で無事に過ごすが、襲撃されたタッカー家を助け出す。
実は妻が「アウト・ディフェンサス」の一員だと知っていて、そのせいで故郷を追われた。
最後は国境で暴徒たちと戦って倒し、無事にメキシコへ入って妻たちと生還を喜んでいた。

ディラン・タッカー(演:ジョシュ・ルーカス)

近年の出演作に『ザ・シークレット:デア・トゥー・ドリーム』、『フォードvsフェラーリ』などがあります。

一家で農場を経営している。父親から経営を譲られている。人一倍プライドが高く移民を嫌っている。

暴れ馬を手懐けようとして腹部に蹴りを食らい、上手くやったフアンに嫌味を言っていた。
パージが終了して通常の仕事に戻るが、反逆するカークに捕まるもフアンたちに救出された。
アデラを救出したフアンたちと合流して、メキシコを目指すも暴徒と遭遇して妻と逸れる。
最後はアデラたちと合流し、暴徒たちを倒し、チコのおかげでメキシコに逃げる事ができた。

キャシー・タッカー(演:キャシディ・フリーマン)

代表作に『リクイッド・ウッズ/樹海』、『WE GO ON/死霊の証明』などがあります。

ディランの妻。妊娠中でもうすぐ赤ん坊が生まれる。その為に食欲旺盛に悩んでいる。

友人から移民の家政婦を紹介されるが、夫が拒絶するような言動を見て戸惑いながら承諾。
パージの終了後も暴走するカークに捕まるが、出勤してきたフアンたちに助け出された。
国境の手前で分断され、アデラと一緒に行動して彼女がアウト・ディフェンサスだと知る。
最後は国境まで逃げ延びて、すぐに赤ん坊を出産して再会したディランたちと喜んだ。

ハーパー・タッカー(演:レヴェン・ランビン)

代表作に『ハンガー・ゲーム』、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海』などがあります。

ケイレブの娘でディランの妹。T.T.とは非常に仲が良くアイコンタクトを送る。

友人たちから移民の家政婦を紹介されるが、兄が堂々と拒否して気まずい雰囲気で黙った。
パージが終わっても暴走を続けるカークに捕まると、フアンたちのおかげで助かっていた。
アデラを助ける為にフアンたちと行動し、国境で暴徒に捕まりT.T.が殺されて悲しんだ。
最後は国境までキャシーを連れていき、赤ん坊の出産に立ち会ってディランたちと再会した。

T.T.(演:アレハンドロ・エッダ)

代表作に『バリー・シール/アメリカをはめた男』、『Cocaine Godmother』などがあります。

タッカー家が経営する牧場で働く移民の一人。フアンやアデラよりも先にアメリカへ来ていて何かと助言する。

パージが開始される前に安全な場所を確保して、フアンとアデラを連れて隔離施設で過ごす。
農場でカークたちが暴走していると、フアンと銃を取って応戦してディランたちを助ける。
アデラたちを助ける為にフアンとハーパーたちと護送車を見つけ、無事に合流して逃げた。
最後は国境近くで永遠のパージを唱えるグループに捕まり、腹部を撃たれて死亡してしまう。

ケイレブ・タッカー(演:ウィル・パットン)

近年の出演作に『ハロウィン』シリーズ、『ディープ・コンタクト』などがあります。

一家で農場を経営している。現在は息子に経営を譲って手伝っている。よく働く移民たちの面倒をよく見ている。

暴れ馬の手懐けられなかった息子に代わり、フアンの方が上手くやった事に笑顔を浮かべる。
パージで狙われる移民の部下たちの為に特別ボーナスを支給して、彼らの健闘を祈っていた。
無事にパージが終わって通常の仕事に戻るが、永遠のパージを唱えるカークに捕まった。
最後はフアンたちの時間稼ぎにカークを挑発し、銃撃戦が始まる前に頭を撃ち抜かれ死亡。

ダリウス(演:サミー・ロティビ)

代表作に『マニアック/2012年版』、『バッド・アス/マッド・リベンジ』などがあります。

アデラが勤める精肉工場の責任者。多くのメキシコ人の移民を雇っていて、アデラを指導者として置いている。

何も分からない移民たちに色々と教えるアデラを頼りにして、彼女の実力を認めている。
パージ後に出勤すると、暴徒に襲われていたアデラを見つけて一緒に反撃して倒していた。
警察に捕まって護送車に乗せられ、拘束を解いた暴徒がアデラを襲ってなんとか助けた。
最後はフアンたちに救出され、家族を助ける為にアデラたちと別行動して健闘を祈り去った。

チコ・アーロ(演:ザーン・マクラーノン)

代表作に『ワイルド・ブレイブ』、『ドクター・スリープ』などがあります。

メキシコの国境周辺に住んでいるアメリカ先住民の部族長。開始されるパージについてテレビでコメントしていた。

当初からパージに対して快く思っていなかったが、今回についてノーコメントを貫いていた。
フォーエバー・パージが始まってしまうと、メキシコに逃げる人々の手助けをしていた。
基地が攻撃されて撤退を余儀なくされてしまい、残されたフアンたちを逃げす為に手伝った。
最後は仲間たちと暴徒たちと応戦し、フアンたちがメキシコに入っていく姿を見送った。

カーク(演:ウィリアム・ブリテン)

代表作に『ホーンテッド/世界一怖いお化け屋敷』、『クレメンティーン』などがあります。

タッカー一家が経営する農場で働いている移民の若者。生まれてから貧乏な生活で不満を持っている。

フアンが仕事に遅刻した事をディランに伝えたが、反論は認められる反抗的な態度を見せる。
パージが始まる前にケイレブから生き残る為の資金を得て、別の目的で使うと宣言していた。
一夜が明けてパージが終了するが、金持ちたちへの反撃としてタッカー一家を狙っていく。
最後は出勤してきたフアンたちの攻撃で腹部に銃弾を受け、永遠のパージを説いて死んだ。

エリヤ(演:ジェフリー・ドーンボス)

代表作に『ブロンクス・ストリート』、『A Thousand Miles Behind』などがあります。

“フォーエバー・パージ”でアメリカを浄化しようとするグループのリーダー。国境で逃げる人間を殺していた。

妻と一緒にメキシコへ逃げようとする人間を捕まえ、アメリカの浄化の為に殺害していた。
陸軍の攻撃で銃撃戦となってしまい、ママがどさくさに紛れてフアンに殺害されてキレた。
仲間を集めてフアンたちに復讐しようとメキシコに逃げる車を追い、容赦なく攻撃を加える。
最後はアデラを人質に取るが、フアンとディランの投げ縄に捕まって頭を撃たれて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『パージ』シリーズの5作目となります。
この作品は『クライム・シティ』などで知られるエベラルド・バレリオ・ゴウトが監督と製作総指揮を務めています。
もうシリーズとして右肩下がりになってしまい、かなり微妙な感じながら誰も期待していなかった5作目となりました。
今回は一度廃止された「パージ」が復活し、主人公たちはメキシコからの移民という視点になっています。
通常のパージが終了して平和が訪れると思ったら、まさかの「フォーエバー・パージ」で殺戮が終わらないという感じになります。
このシリーズの醍醐味は限られた時間の中でサバイバルをする事であって、それを根底から無視した本作はもうなんとも言えません。
自分から重要なルールを破っていくのはマンネリ化を解消するテコ入れだろうけど、それだけはやっちゃいけないと思いました。
もはや、アメリカ全土を浄化する為に単なる暴動になっていて、社会が崩壊しているような感じになってしまいました。
あくまで「パージ」は一定の暴力性を抑える為にやっていた事だが、それをアメリカの浄化にしたのはちょっとスケールを広げすぎていると思う。
シリーズではいつ殺されるか分からない緊張感がメインだが、本作では主人公たちが無敵すぎて完全に無視された設定になりました。
これでアメリカの文明が崩壊して、夢見ていた移民たちが自分たちの国へ戻るという皮肉を表現したかったのかもしれない。
やはり、最大の魅力となる時間制限における殺人と限られたスケールだからこそ面白いのであって、本作のように風呂敷を広げすぎるのは良くないという典型的な例でした。
もう続編を作るような面白さはないだろうけど、まだまだ金儲けができそうならば、浄化された後のアメリカについての作品を作るかも知れないが期待していません。

コメント

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