【ザ・バッド・ガイズ】RE-3719

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アクション

作品データ

公開年月 2021/04/09
ジャンル アクション/コメディ
原作 なし
監督 ソン・ヨンホ
脚本 ソン・ヨンホ、ハン・ジョンフン
製作 キム・スジン、ユン・インボム
製作国 韓国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

囚人たちを乗せて走る護送車が覆面をした武装集団に突如襲撃され、数多くの凶悪な囚人たちが行方をくらましてしまう。
逃げた囚人たちを捕まえるべく、警察の上層部は元警察官のオ・グタクに指令を出して刑務所に収容される服役囚たちを集めて極秘プロジェクト“特殊犯罪捜査課”を始動。
オ・グタクは“伝説の拳”と呼ばれたパク・ウンチョルを仲間に引き入れ、天才詐欺師や無鉄砲な元警察官をメンバーに加えた最凶チームを結成するのだった。

登場人物&出演者

パク・ウンチョル(演:マ・ドンソク)

近年の出演作に『犯罪都市/THE ROUNDUP』、『エターナルズ』などがあります。

元雇われヤクザ。“伝説の拳”と呼ばれる服役囚。友人の為に身代わりで脅迫と傷害の罪で量刑28年を食らっていた。

友人がヤクザに殺されたと知って、グタクから特殊犯罪捜査チームの結成に呼びされた。
サンシクがユソンによって捕まると、黒幕が日本のヤクザであるヨシハラと知った。
ヨシハラのアジトに突撃して、手下たちを相手にボコボコにしながら黒幕を追っていった。
最後は屋上で手下たちから軽傷を負いながら倒し、ヨシハラをボコボコにして事件が解決。

クァク・ノスン(演:キム・アジュン)

代表作に『カンナさん大成功です!』、『ハート泥棒を捕まえろ!』などがあります。

天才詐欺師の女性。ミャンマー経由で違法サイトを運営していたが、居場所がバレて逮捕されていた。

護送車が襲われて逃げ出したが、ウンチョルたちに捕まるも役に立つとしてチームに加わる。
逃げたサンシクと接触した凶悪犯の居場所を探し出し、ヒントを見つけて迫っていった。
ヨシハラのアジトでウンチョルと手下たちと戦うが、ナイフで腹部を刺されて倒れてしまう。
最後はウンチョルが呼んだ幽霊の足が手下を倒し、防刃ベストのおかげで無傷となっていた。

コ・ユソン(演:チャン・ギヨン)

代表作に『甘酸っぱい』などがあります。

元強力班刑事。警察大学を首席で卒業し、三度の特別昇進するが、過失致死の罪で量刑5年を食らってしまう。

刑務所で服役囚たちを相手に一人でケンカ、騒ぎを聞きつけたウンチョルの拳で止められた。
特殊犯罪捜査チームを組むグタクからスカウトされ、元警視だった父親と違う道を歩む。
逃げ出したサンシクの姿を見つけると、必死に追いかけて死を恐れない執念で捕まえた。
最後はヨシハラのアジトで右腕と対決し、劣勢ながら逆転勝ちし、グタクを抱えて生還した。

オ・グタク(演:キム・サンジュン)

代表作に『次の朝は他人』、『ソニはご機嫌ななめ』などがあります。

元特殊犯罪捜査課の課長。行き過ぎた暴力で暴行罪により3年服役した。末期ガンで刑事になった娘に託した。

護送車を従っていた娘が何者かに襲われ、ウンチョルがやって来ると当初は断っていた。
娘の状態を知って復職を果たすと、特殊犯罪捜査チームを再結成させてサンシクを探し出す。
途中で病気が悪化して入院してしまうが、殺される寸前に立ち上がってチームと合流した。
最後はヨシハラのアジトに突入し、途中で倒れるも事件が解決し、みんなと生還を果たした。

チョ・ドンチョル(演:パク・ウォンサン)

代表作に『ワイキキ・ブラザーズ』、『折れた矢』などがあります。

ソウル市警の捜査課長。同期であるジョンハンが次長まで昇進している。賄賂を一切受け取らない信念を持つ。

護送車から逃げた凶悪犯を捕まえる為に捜査を展開し、全員逮捕したら昇進を約束される。
グタクが新たな特殊犯罪捜査チームを組むと、彼らが捕まえた凶悪犯を横取りしていた。
黒幕の存在を察知したウンチョルから協力を頼まれ、ヨシハラと繋がる人間を洗い出した。
最後はヨシハラのアジトに部下たちを引き連れ、解決させた特殊犯罪捜査チームを迎えた。

オム・ジョンハン(演:キム・ヒョンムク)

代表作に『国家が破産する日』、『無垢なる証人』などがあります。

ソウル市警の次長。ドンチョルと同期で出世頭。護送車の凶悪犯を捕まえる為に全力で捜査をさせていた。

同期のドンチョルが現場で凶悪犯を探している中、全員を捕まえたら昇進の推薦を約束した。
娘が重傷を負った事から引退していたグタクが復職し、特殊犯罪捜査チームの結成を承諾。
その正体はヨシハラと裏で繋がっていて、手帳を入手するとウンチョルたちの始末を指示。
最後はグタクたちがアジトに来ると、ヨシハラに拷問され、ドンチョルによって逮捕された。

ノ・サンシク(演:チョ・ヨンジン)

代表作に『黒い土の少女』、『瞳の奥の殺人者』などがあります。

チュング組の組長。サンミ貯蓄銀行を買収して実業家として成功するも悪事がバレて刑務所に入れられていた。

命を狙われていると警察に連絡を入れて、刑務所でも危うく殺されそうになり護送される。
護送車がヨシハラ組に襲われるが、殺人鬼を仲間にして警察からもなんとか逃げ回っていた。
居場所がバレて捕まり、バックには日本のヤクザであるヨシハラの存在を話し手帳を渡した。
最後はヨシハラの前に連れ出されると、命乞いもできないうちにあっさり撲殺されてしまう。

ヨシハラ(演:キム・インウ)

代表作に『空と風と星の詩人/尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯』、『金子文子と朴烈』などがあります。

日本のヤクザ。7年に渡る抗争で勝利して日本を掌握した。莫大な資金で韓国に上陸してチュング組を吸収した。

莫大な資金を使って貯蓄銀行の買収から始まり、製薬会社や警察まで手に入れて無敵になる。
ホームレスや失踪者、養護施設を出た者などを捕まえ、調合したヤクの実験台に使っていた。
アジトにやって来た特殊犯罪捜査チームを迎え撃ち、ヘリで逃げようと屋上まで退避した。
最後は追いかけてきたウンチョルとタイマン勝負するも勝てず、ドンチョルに逮捕された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はソン・ヨンホにとって二作目の長編映画となります。
この作品は2019年の大型連休に公開され、観客動員数は第1位となって最終的に450万人超えを記録する大ヒットとなりました。
悪人たちによって作られたチームが正義を執行するという流れは、まさしく『スーサイド・スクワッド』を彷彿とさせます。
ただ、あくまで常人でスーパーヴィランというワケじゃないが、それぞれ個性的なキャラクターは似たような感じでした。
やはり、なんと言ってもマ・ドンソクの存在感が圧倒的で、どんな扉でも一撃で破壊するパワーはもはや納得できます。
元々は友人の為に罪を被って服役していた好漢であって、刑務所では真面目にやっていてミシンを習得中という面白い設定でした。
それを難なくこなしてしまうマ・ドンソクの魅力を上手く引き出していて、本作はまさに彼の為に作ったとも言えるぐらいでした。
他に無鉄砲な元刑事や天才詐欺師、それにチームを束ねるのは犯罪者なら容赦なく銃弾を撃ち込むなど悪人すら逃げ出してしまうぐらいの濃いメンツとなっている。
アメリカだと銃撃戦が当たり前にようにあるが、さすがに韓国ではそういうワケには行かないので肉弾戦がメインのアクションとなります。
そうなると、当然のようにパワーのマ・ドンソクが光っていたが、他のキャラクターもまた個性を出していました。
ただ、どうしてもマ・ドンソクの存在が目立っていたが、他の設定がちょっとばかり薄かったのは残念でした。
もう少し個々のキャラクターを活かすような強烈なインパクトあるシーンがあれば、もっと盛り上がったと思います。
韓国はこういうタイプのチームによる映画は非常に上手いが、なぜかシリーズ化となってしまうと微妙なイメージがあるのはなぜだろうか。

コメント

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