【バッドマン/史上最低のスーパーヒーロー】RE-3743

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2022/07/15
ジャンル コメディ/アクション
原作 なし
監督 フィリップ・ラショー
脚本 フィリップ・ラショー、ピエール・ラショー、ほか
製作 フィリップ・ラショー、ジュリアン・デリス、ほか
製作国 フランス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

警察署長の父の反対を押し切ってまで俳優の道を進むも鳴かず飛ばずのセドリックは、ヒーロー映画『バッドマン』の主役に抜擢された。
厳しいトレーニングを重ね役作りに打ち込んだセドリックは撮影初日を順調にこなすが、妹から父が倒れたという知らせが届く。
慌てたセドリックはバッドスーツのままバッドモービルで病院に向かうと、途中で事故に遭った事で自分の名前と過去の記憶を失い、スーパーヒーローと思いこんでしまうのだった。

登場人物&出演者

セドリック・ドゥジモン/バッドマン(演:フィリップ・ラショー)

近年の出演作に『シティーコップ/余命30日?!のヒーロー』、『シティーコップ/余命30日?!のヒーロー』などがあります。

主人公。鳴かず飛ばずの俳優。普段はウーバーイーツや荷物の預かりで稼ぎ、妹の家に居候として住んでいた。

『バットマン』の主演に抜擢され、憧れだったベルモンに会い、父親に認められたくなる。
父親のケガで急いで向かうと事故で記憶喪失になり、自分がスーパーヒーローだと思い込む。
ベルモンを本物の悪役と間違え、銀行強盗からロールを助けたせいでスキゾーに狙われる。
最後は記憶を取り戻しスキゾーを倒し、彼に罪を被せて『バットマン』の試写会まで行った。

エレオノーレ・ドゥジモン(演:エロディ・フォンタン)

代表作に『最高の花婿』シリーズ、『シティーハンター THE MOVIE/史上最香のミッション』などがあります。

セドリックの妹。上半身にタトゥーを彫って家でトレーニングをしている。父親と同じく警察官として働く。

仕事がマトモない兄と同居しているが、ヨーグルトを奪われる流血沙汰にする暴力性を持つ。
兄が主演の話しが来て喜んでいたが、父親のケガを連絡するも行方不明になって心配する。
記憶喪失になっていると判明し、セブとアダムとともに足取りを追ってようやく捕まえた。
最後はスキゾーをみんなで逮捕し、兄の罪をすべて被ってもらって試写会に参加していた。

セブ(演:ジュリアン・アルッティ)

代表作に『真夜中のパリでヒャッハー!』、『シティーコップ/余命30日?!のヒーロー』などがあります。

セドリックの親友の一人。未だに実家暮らし。母親がアダムと付き合っている事に嫌悪感を持っている。

治験のアルバイトをして妙な薬を飲んでいるせいで、ありえない幻覚を見てしまっている。
アダムの計画でエレオノーレとメッセージのやり取りをしていると思い込み、妄想が膨らむ。
セドリックを探す間に告白しようとするが、幻覚などのせいで奇行が目立つようになる。
最後はアダムの罠を知ってエレオノーレに振られ、未だに同居しながら試写会に参加した。

アダム(演:タレク・ブダリ)

代表作に『真夜中のパリでヒャッハー!』、『シティーコップ/余命30日?!のヒーロー』などがあります。

セドリックの親友の一人。セブの母親と付き合っている。セブが邪魔で家から追い出す計画を立てている。

俳優業として売れないセドリックを心配して、普通の仕事をするようにアドバイスしていた。
セブを家から追い出す為にエレオノーレとくっつけようと工作活動をして誘導させていた。
セドリックが行方不明となってエレオノーレたちと探すと、セブの母親の妊娠が発覚する。
最後はスキゾーを退治して罪を被ってもらい、臨月となったセブの母親と試写会にいた。

ロール・ラヴィル(演:アリス・デュフォア)

代表作に『真夜中のパリでヒャッハー!』、『アイリバイ・ドット・コム/カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』などがあります。

ジャーナリスト。ヒッチハイクしていたセドリックを見かけて、冗談を言いながらヴォークレッソン城まで連れていく。

道中では別れた恋人について話していたが、実はセドリックで記憶喪失の彼に伝わらず。
上司から銀行強盗の取材をするように言われると、スキゾーで彼に車へ監禁されてしまう。
スーパーヒーローと思い込んでいたセドリックに助けられ、警察に保護されて家に帰った。
最後は記憶を取り戻したセドリックと再会し、彼とよりを戻して試写会へ恋人として参加。

アラン・ベルモン/ピエロ(演:ジョージ・コラフェイス)

代表作に『コロンブス』、『タッチ・オブ・スパイス』などがあります。

ベテラン俳優。ヴォークレッソン城を自宅にしている。脱税で捕まったせいで金欠となって今回の映画に出演する。

所有している城を撮影の為に提供し、若い女優で妻をヒロイン役として出演もさせていた。
ベテラン俳優らしく独自の言い回しをしていて、セドリックの顔を見て文句を言っていた。
記憶喪失となったセドリックに悪役だと勘違いされ、息子を誘拐された追うもケガした。
最後は映画の完成でフランソワーズの感謝を受け止めるが、セドリックで無視されてしまう。

フランソワーズ・ゴルシュタイン(演:シャンタル・ラデスー)

代表作に『家族に乾杯』、『シティーハンター THE MOVIE/史上最香のミッション』などがあります。

『バッドマン』の女性プロデューサー。低予算の映画を製作するに当たって主演のキャスティングに悩んでいた。

オーディションをしたセドリックに最初は期待するが、途中から違うと気付いて適当になる。
若手俳優の起用を決めたが、直後に事故で重傷を負った事で次点だったセドリックに決める。
大手掃除機メーカーから予算をもらうべく、監督に無理やり登場させるようにお願いした。
最後はスキゾーの逮捕で映画の宣伝となって、試写会でツッコまれるも無視して進行した。

ミシェル・ドゥジモン(演:ジャン=ユーグ・アングラード)

代表作に『ニキータ』、『最後の騎士マクシミリアン/権力と愛の物語』などがあります。

セドリックとエレオノーレの父親で警察署長。売れない俳優をやっている息子に失望してマトモに話しを聞かない。

セドリックが幼稚園で下半身丸出しで通報され、ただの事故として処理して追い出していた。
スキゾーの銀行強盗が発生して現場に向かったが、取り逃がして肋骨にヒビを入れてしまう。
ベルモンの息子を誘拐したのがセドリックと知って、隠蔽する為に追い出してごましていた。
最後はセドリックがスキゾーを犯人に仕立てて、キレイな経歴のまま引退をする事ができた。

イヴァン/スキゾー(演:アムール・ワケド)

代表作に『LUCY/ルーシー』、『ワンダーウーマン/1984』などがあります。

強盗団のリーダー。何度も銀行強盗をして警察から逃げていた。ミシェルにとって天敵と言える存在。

銀行強盗していたところでロールにカメラを向けられ、彼女を捕まえて無理やり車に監禁。
スーパーヒーローを勘違いしていたセドリックがやって来て、見事に金を盗まれ逃げられた。
テレビのニュースでセドリックの居場所を突き止め、撮影所までやって来てブチ切れていた。
最後は記憶を取り戻したセドリックたちに倒され、一連の事件の犯人されて報道された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『シティーハンター/THE MOVIE 史上最香のミッション』で知られるフィリップ・ラショーが監督、脚本、製作、主演を務めた作品となります。
この作品は映画業界のトップにあるアメコミ映画のパロディとして、フィリップ・ラショーが作っています。
あらゆるアメコミ映画からアイデアを拝借していますが、ベースとしてタイトルにも関連している『バットマン』となっています。
もちろん、悪役はジョーカーを思わせるピエロが出てくるけど、低予算で作っているからアクションは肉弾戦で普通に銃を使っていました。
ただ、物語としてはフィリップ・ラショーらしくコミカルな感じで、主人公が記憶喪失になってスーパーヒーローと思い込んで大騒ぎを起こすという流れになります。
とにかく、主人公が動けば動くほどメチャクチャな状況になっていて、どうやって収拾をつけるのは気になっていました。
アメコミ映画のパロディをやっているが、マーベルとDCをごちゃ混ぜにしているので、両方を知っていないと混乱すると思います。
バットマンなのにアベンジャーズみたいな事をしているが、これはこれで元ネタと違いを知っているなら余計に面白いです。
かなり無茶苦茶な内容で視点も主人公、妹、父親と飛んでいくけど、しっかりとして核を持っているからブレないのはいいと思いました。
フィリップ・ラショーは『シティーハンター』の実写映画によって日本で大きく知名度を上げたが、本作でもアメコミに対する敬意を払った感じが好印象でした。
アクションはさすがに本格的なモノは出せないにしても、パロディとしてしっかりとやっていて安易な下ネタに走っていないのもいいと思います。
最終的には壊れた状態を立て直すハッピーエンドを迎えて、とても納得できるような終わり方は素晴らしいと感じました。
このままフィリップ・ラショーは同じ路線で良作を生み出していって欲しいと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました