作品データ
公開年月 | 2023/11/07 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | レスター・シー |
脚本 | ルー・シーユエン、ホアン・イェンチャオ、ほか |
製作 | チー・シアン・チュアン、ハオ・ポーション |
製作国 | 台湾 |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
文華大学の学生であるカイが自作のゲームをテストする為、怨霊を呼び出す儀式を行うと何かが現れて昏睡状態で発見される。
カイの妹であるティンは兄が願っていたゲームを完成させるチームを作り、医療費を稼ぎながら毎日ように病院で過ごしていた。
そんなある日、ゲームをテストする為に夜の大学でティンが実際に起動させると、実際に怨霊を見た事で校舎の設計に隠された真実を知っていくのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『呪われの橋』で知られるレスター・シーが引き続き監督を務めています。
台湾産のホラー映画となっているが、前作は「橋」がテーマだったのでタイトルとして納得できるモノでした。
しかし、本作は大学の校舎が舞台となってしまい、完全にタイトルが別物になっているから違和感しかなかったです。
続編という意味で前作で生き残った青年が登場しているが、今回はまったく別の話となっているから微妙なところである。
大学が逆八卦に基づいた建築方法で、外から幽霊が侵入できない設計で主人公たちがゲームを作る事とリンクしていきます。
まず、設定が少し分かりにくい状態となっていて、しっかりと鑑賞しないと途中から意味不明になってしまいます。
ホラー映画というのは単純なストーリーだからこそ直感的に伝わり、恐怖の演出も素直に入ってくるのが王道となっています。
前作でも少し分かりにくい設定であったが、それでもまだなんとなく伝わってくるだけの仕掛けでした。
しかし、本作は終盤になってくるとポッと出という印象が強い設計者が出てきて、それが悪霊になっているのが分かりづらい。
最初から設計者がすべての元凶だとハッキリと明言していれば、ゴールはブレずにどこへ向かっているか分かる。
これを避けてワザとややこしくして、更にまったく関係ない前作の主人公が中途半端に登場するから分かりにくくなっています。
恐怖の演出はジャンプスケアのワンパターンで、勢いだけで工夫がないから、前作と比べても劣化しているように思いました。
台湾産のホラー映画として期待していたが、どうにも欧米みたいな単純な恐怖、無駄に小難しい設定の相性が非常に悪かったと思います。
残念ですが、この路線で突き進むなら台湾産のホラー映画に期待できず、もう少し独自路線を歩んで欲しいと感じました。
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