【呪われの橋2/怨霊館】VD-1011

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作品データ

公開年月 2023/11/07
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 レスター・シー
脚本 ルー・シーユエン、ホアン・イェンチャオ、ほか
製作 チー・シアン・チュアン、ハオ・ポーション
製作国 台湾
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

文華大学の学生であるカイが自作のゲームをテストする為、怨霊を呼び出す儀式を行うと何かが現れて昏睡状態で発見される。
カイの妹であるティンは兄が願っていたゲームを完成させるチームを作り、医療費を稼ぎながら毎日ように病院で過ごしていた。
そんなある日、ゲームをテストする為に夜の大学でティンが実際に起動させると、実際に怨霊を見た事で校舎の設計に隠された真実を知っていくのだった。

登場人物&出演者

ティン(演:ワン・ユイシュアン)

代表作に『ガッデム/阿修羅』、『Little Blue』などがあります。

主人公。文華大学の学生。兄のカイがエレベーターゲームをして昏睡状態となり、助けるべく必死になる。

兄の為にゲームを完成させようとする中で幽霊を見て、ジーとの関わりで呪いを知る事に。
恋人のマーたちが面白半分でゲームを作るが、呪われるとして警告するも兄の為に賛同する。
ゲームで大学設計者の悪霊が登場するもディのおかげで助かり、兄を救出するべく再度行く。
最後は兄と再会するも自己犠牲によって助けられ、仲間も戻って葬式で悲しみながら祈った。

ディ(演:J・C・リン)

代表作に『呪われの橋』、『マネーボーイズ』などがあります。

文華大学で警備員として住み込みで働く。以前は大学で肝試しにより呪われた事で自殺すらできない。

深夜にゲームの実験をしていたティンたちを見つけ、言い訳を聞かずに大学から追い出した。
逆八卦の建物で外からの幽霊をブロックし、絶対に出ないようにしているせいで精神不安定。
兄を助けようとするティンの覚悟から協力していき、ゲームをしていた過去に戻っていった。
最後はカイが自己犠牲で悪霊を退治するが、自身の呪いは解かれずに向き合う事になる。

マー(演:フー・シーアン)

本作が長編映画デビュー作となります。

文華大学の学生でティンの恋人。昏睡状態の兄を第一に考えるティンを心配するが、日々扱いに困っている。

ディがティンに抱きついたところを見て、すぐに逆上して殴り倒すも感謝もされずにいた。
仲間とジーにイタズラを仕掛けるもティンに怒られ、結果的に謝罪するも気に入らずにいた。
「四隅ゲーム」に参加していたが、本物の幽霊が登場した事で取り憑かれて意識不明となる。
最後はカイがランプを使って設計者の悪霊を退治し、無事に目を覚まして彼の葬式に参加。

カイ(演:パトリック・シー)

代表作に『時をかける愛』、『The Unbelievable』などがあります。

文華大学の学生。建築学科の学生。大学が逆八卦の造りであると分かり、幽霊を召喚しようとしていた。

夜中に単独で大学へやって来て、エレベーターでゲームを始めると呪われた事を知った。
その後、昏睡状態で見つかる事となり、未だに意識を取り戻さないまま妹が面倒を見ている。
暴力を振るう父親から妹を何度も助けた事から、強い絆で結ばれるも彼女を止められない。
最後はループする世界に妹たちが来て、彼女を助ける為に自己犠牲を選んで現実で死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『呪われの橋』で知られるレスター・シーが引き続き監督を務めています。
台湾産のホラー映画となっているが、前作は「橋」がテーマだったのでタイトルとして納得できるモノでした。
しかし、本作は大学の校舎が舞台となってしまい、完全にタイトルが別物になっているから違和感しかなかったです。
続編という意味で前作で生き残った青年が登場しているが、今回はまったく別の話となっているから微妙なところである。
大学が逆八卦に基づいた建築方法で、外から幽霊が侵入できない設計で主人公たちがゲームを作る事とリンクしていきます。
まず、設定が少し分かりにくい状態となっていて、しっかりと鑑賞しないと途中から意味不明になってしまいます。
ホラー映画というのは単純なストーリーだからこそ直感的に伝わり、恐怖の演出も素直に入ってくるのが王道となっています。
前作でも少し分かりにくい設定であったが、それでもまだなんとなく伝わってくるだけの仕掛けでした。
しかし、本作は終盤になってくるとポッと出という印象が強い設計者が出てきて、それが悪霊になっているのが分かりづらい。
最初から設計者がすべての元凶だとハッキリと明言していれば、ゴールはブレずにどこへ向かっているか分かる。
これを避けてワザとややこしくして、更にまったく関係ない前作の主人公が中途半端に登場するから分かりにくくなっています。
恐怖の演出はジャンプスケアのワンパターンで、勢いだけで工夫がないから、前作と比べても劣化しているように思いました。
台湾産のホラー映画として期待していたが、どうにも欧米みたいな単純な恐怖、無駄に小難しい設定の相性が非常に悪かったと思います。
残念ですが、この路線で突き進むなら台湾産のホラー映画に期待できず、もう少し独自路線を歩んで欲しいと感じました。

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