【口裂け女/リターンズ】VD-387

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作品データ

公開年月 2012/07/07
ジャンル ホラー
原作 都市伝説 『口裂け女』
監督 山本淳一
脚本 山本淳一、井川楊枝
製作 樋渡聖、大橋孝史
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

民俗学を専攻する大学院生の愛理は、研究を兼ねて友人と4人である村を訪れる。
その村には生き神と称する人間が代々祀られており、それこそが口裂け女である。
村人たちは何も知らずに来た愛理たちを生き神の生贄にしようと企むのだった。

登場人物&出演者

愛理(演:大堀恵)

代表作に『カケラ』などがあります。

主人公。大学院生四人組の一人。民俗学を専攻していて、掲示板で「三叉祭」を知った。

純粋に興味を持ってやって来たが、他の三人が乗り気じゃなくて計画通りに楽しめていない。
三叉祭の真実を知ると、復讐する男に助け出され、生き神について説明を受けて残ると主張。
復讐する男が簡単に倒され、代わりにマユミを助けようとしてキトウに口元を切られた。
最後は数ヶ月後に村を訪れ、生贄を助け、生き神となったミドリを解放するべく銃で殺した。

マユミ(演:里久鳴祐果)

代表作に『劇場版/イケてる2人』、『エクステ娘/劇場版』などがあります。

大学院生四人組の一人。愛理に付いて来たが、携帯電話で電波が入らずイライラしていた。

誰よりも文句を言って田舎を小バカにするが、出された夜ご飯が美味くて喜んでいた。
サキが帰って来ず、待っていると生き神が脱走した事で生贄として村人たちに捕まった。
縛られたまま復讐する男を罠にかけるべく、生き神が軟禁状態の旅館に連れ去られた。
最後は生贄にされる直前に愛理が助けるが、生き神に腕を千切られて少し抵抗するもの死亡。

ミドリ(演:小澤真利奈)

代表作に『味いちもんめ』、『黒執事』などがあります。

大学院生四人組の一人。愛理に付いて来ただけで田舎の祭には一切興味がなくて文句を言う。

立ち寄ったところに占い師がいて、なぜか一人だけやって褒められたから気分が良くなる。
サキが帰って来ず、待っていると生き神が脱走した事で生贄として村人たちに捕まった。
縛っていたロープを自力で取り、バタバタ逃げ出すも占い師に遭遇して橋から落ちてしまう。
最後はなぜか生き神になり、数ヶ月後に来た愛理に銃口を向けられて微笑みながら殺された。

サキ(演:山下まみ)

代表作に『メンゲキ!』などがあります。

大学院生四人組の一人。田舎や祭には一切興味がなく、携帯電話や水洗トイレが重要という。

ちょっと文句を言ったら、愛理に皮肉を込めた「お嬢様」呼ばわりされるパターンを持つ。
愛理が嫌いななめこ汁を代わりに食べて、館長に盛られた睡眠薬で一足早く眠ってしまう。
翌朝、愛理がおらず寝巻きのまま出かけたと分かり、他の二人を置いて一人で探しにいく。
最後は口裂け女が囚われた旅館に入り、解放すると指と頭を食い千切られて死んでしまう。

復讐する男(演:加瀬信行)

代表作に『kiss me or kill me/届かなくても愛している』、『ウルトラマンサーガ』などがあります。

村にやって来た謎の男。愛理たちが観光で来たところを双眼鏡で確認して様子を見ていた。

愛理が村人たちから逃げると、突然現れて硫酸をぶっかけて助け出してバンに連れて行く。
妹が村に来て生き神の生贄にされ、復讐と止める為に何年も下調べをしてようやく見つけた。
一人で生き神をぶっ殺そうとするが、愛理が手伝うと言われ、見張りを引き離す役を与える。
最後は生き神に銃を向けるも違う人の罠で、生き神使いによって金属バットで撲殺された。

キトウ(演:杉本凌士)

代表作に『たいむすりっぷメガネ』、『わさび』などがあります。

生き神使いとして代々受け継いできた。村の中では一番権力を持つ。鎧を着て自転車で移動。

生き神が脱走すると、すぐに見つけて噛み砕いた飴の吐息で鎮静化させて簡単に捕まえた。
数日前から復讐する男の存在を知っていて、罠を張って意図も簡単に成功させて撲殺した。
祭を始めるも愛理のせいで潰され、背後からミドリがナイフで突っつかれて倒れてしまう。
最後は愛理の口の左側を突っつかれたナイフ切ってから、悔しい言葉を出して死んでいく。

レイコ/生き神(演:花秋奈津)

本作が長編映画デビュー作となります。

第58代の生き神。生まれながら口が裂けており、普段は古い旅館の地下に軟禁状態である。

人並み以上の力を持ち、襲う前に「ワタシキレイ?」と聞いてから竹串や噛み付きで殺す。
愛理に一度見られるもの意識は薄く、次に解放されると噛み殺し、見張りも同じく殺す。
生き神使いが来て何もせず黙って捕まり、祭の為にまたしても軟禁状態にされてしまう。
最後はミドリの右腕を引き千切るが、愛理が妹の骨で口の中を刺されて簡単に死んでしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は都市伝説として流行した「口裂け女」の設定を大幅に変更したリブートとなります。
監督を務めるのは『ミートボールマシン』で知られる山本淳一となります。
日本でも過去に流行にもなった都市伝説を新たな設定でリブートしていますが、低予算なので内容は残念です。
全体的に演技のレベルが低く、主人公たちは懸命に覚えたセリフをスムーズに言うぐらい頑張っていたと思います。
冒頭の旅に来た女子大生たちの文句を言う退屈な場面は早々に終わらせるのは良い。
そこから主人公だけが都合良く抜け出し、事情を知る男から説明を受けるという工夫もクソもない分かりやすい展開でした。
口裂け女の一新された設定は特に面白みはなく、監禁されているワリに髪はツヤツヤでスタイルがとても良くて怖くない。
特殊メイクもレベルが低いせいもあって、顔のアップがある度に造りの荒さがとても目立っていて余計にスタイルの良さに目が行く。
役者が出揃ったところからダラダラと説明などの部分があって面白くさせようという気持ちがまったく伝わらない。
田舎の村だからと言って、人が複数死んでも扱い軽すぎてリアリティを損なっている。
主人公が大活躍するのはいいけど、復讐する男が単なる説明役だけでそれ以上の活躍をしないのはギャグかと思いました。
もう少し何かやると思ったら、口裂け女と会う前に違うヤツに撲殺される展開はある意味、予想できなかったぐらい呆気ない。
やはり、都市伝説というだけに都会で起きるから面白いのであって、田舎ルールでは何でもアリになって雑になるのはダメだと思う。

コメント

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