【キラー・ブック・クラブ】VD-943

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洋画

作品データ

公開年月 2023/08/25
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 カルロス・アロンソ
脚本 カルロス・ガルシア・ミランダ
製作 ライモン・マスローレンス、アルレット・ペイレ、ほか
製作国 スペイン
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

小説家志望の大学生アンヘラは、ホラー小説の同好会「キラー・ブック・クラブ」に所属していた。
そんなある日、アンヘラはクルサード教授に教室で襲われそうになって無事に逃げると、同好会のメンバーがそれを聞いて懲らしめてやろうとする。
メンバーは夜の大学でピエロのマスクを被ってクルサード教授を襲うが、何者か殺されてしまうと、彼らは逮捕を恐れて事件を隠蔽するのだった。

登場人物&出演者

アンヘラ(演:ベッキ・ベリージャ)

代表作に『Stop Over in Hell』、『The Unemployment Club』などがあります。

主人公。女子大生。小説家志望で同好会「キラー・ブック・クラブ」に属する。過去に小説を出している。

スランプ状態でクルサード教授に相談するが、なぜか襲われそうになって仲間に話していた。
懲らしめる為に参加するが、自分のせいでクルサード教授が死んで隠蔽するように言われる。
仲間が死んでいく中でナンドを疑って浮気すると、セバスとアリシアの共謀と知って倒した。
最後はナンドと恋人を続けて本を書いていたが、待ち構えていたアリシアに襲われてしまう。

セバス(演:アルバロ・メル)

本作が長編映画デビュー作となります。

アンヘラの同級生で小説家志望で同好会「キラー・ブック・クラブ」のメンバー。リーダー的な立場として主宰する。

アンヘラがクルサード教授に襲われた事を知って、懲らしめる案に乗って衣装を用意した。
クルサード教授が死ぬと、隠蔽するべきという意見に賛同してアンヘラの説得を手伝った。
ナンドが犯人として疑われるとアンヘラに接近して肉体関係を持つが、殺人ピエルに捕まる。
最後は黒幕だとバラしてビルヒニアと共謀するが、重傷のナンドに高所から落とされ死亡。

ビルヒニア/アリシア(演:プリシラ・デルガド)

代表作に『カルテルの法則』、『ジュリエッタ』などがあります。

アンヘラの同級生で小説家志望で同好会「キラー・ブック・クラブ」のメンバー。仲間から信用されていない。

アンヘラがクルサード教授に襲われた事を知らず、図書室に残っていて共犯にされてしまう。
クルサード教授が死ぬと、共犯者としてチクらないように他のみんなから釘を差されていた。
殺人ピエロに最初に殺されたが、その正体はアンヘラの小説の主人公で復讐を誓っていた。
最後はセバスと殺人をしてアンヘラを追い詰めるも燃やされるが、生き残って彼女を襲った。

ナンド(演:イバン・ペリセル)

代表作に『アニマ』などがあります。

アンヘラの恋人でバーテンダー。アンヘラの同級生で小説家志望で同好会「キラー・ブック・クラブ」のメンバー。

アンヘラが襲われた事実を聞いて寄り添って、クルサード教授を懲らしめる案に乗っかった。
クルサード教授が死んで警察に通報したいアンヘラを説得し、事件を隠蔽する事に賛同した。
疑われるようになってアンヘラがセバスと浮気している事を知らず、彼に一撃を食らった。
最後は生き残って大学へ進学してアンヘラに追いつくべく、浮気を忘れて一緒に通っていた。

エバ(演:マリア・セレスエラ)

代表作に『Maixabel』、『In the Company of Women』などがあります。

アンヘラの同級生で小説家志望で同好会「キラー・ブック・クラブ」のメンバー。大学内の図書館で本を管理する。

アンヘラが襲われた事を知ってみんなと同調して、クルサード教授を懲らしめる為に参加。
クルサード教授が死ぬと、みんなが隠蔽するべきだという意見に賛同してしっかりと誓った。
殺人ピエロの正体を見破ろうと調査をしていくが、結局はみんなが容疑者という結論になる。
最後は本の出版イベントで殺人ピエロにされ、切り裂かれた状態でアンヘラの前で死亡した。

コルド(演:ハムサ・サイディ)

代表作に『La ignorancia de la sangre』、『Como Dios manda』などがあります。

アンヘラの同級生で小説家志望で同好会「キラー・ブック・クラブ」のメンバー。フォロワーが多いインフルエンサー。

アンヘラが襲われたと知って、クルサード教授を懲らしめる案に乗って一番はしゃいでいた。
クルサード教授が死ぬと、隠蔽に賛同して死んだ現場で自撮りをしてフォロワーに見せた。
配信で殺人ピエロの本が出版される宣伝をして、そのせいでアンヘラたちに混乱を与えた。
最後はピエルの着ぐるみをしていたが、喉を切られてアンヘラたちの前に出て死亡した。

サラ(演:アネ・ロット)

代表作に『Por los pelos』などがあります。

アンヘラの同級生で小説家志望で同好会「キラー・ブック・クラブ」のメンバー。アンヘラの親友で派手な服装。

アンヘラがクルサード教授に襲われ、ナンドとともに事情を聞いて懲らしめる案に乗った。
クルサード教授が死ぬと、隠蔽するべきだと主張するライに賛同してアンヘラを説得した。
ライまでいなくなって探していたが、コルドが殺人ピエロの宣伝する場所までみんなで行く。
最後は植物園まで逃げるも殺人ピエロが登場し、サラの目の前であっさりと殺されてしまう。

ライ(演:カルロス・アルカイデ)

代表作に『Libertad』などがあります。

アンヘラの同級生で小説家志望で同好会「キラー・ブック・クラブ」のメンバー。サラの恋人でヤク中のナルシスト。

アンヘラがクルサード教授に襲われると、懲らしめる為に中心となってみんなに指示をする。
クルサード教授が死ぬと逆ギレでアンヘラが原因と言って、事件を隠蔽するように主張した。
誰彼構わず疑っていたが、ピエロのマスクを拾ったナンドを犯人だと決めつけて敵視する。
最後はナンドの店でケンカしていると、殺人ピエロに遭遇してあっさりと殺されてしまう。

ルイス・クルサード教授(演:ダニエル・グラオ)

代表作に『ザ・エンド』、『ジュリエッタ』などがあります。

大学で小説家を目指す学生の為に講義をしている。文壇では権威を持っていて、強い影響も持っている。

小説家を目指す学生たちにとって憧れの存在で、多くが講義やアドバイスを求めてくる。
私生活は上手くいっておらず、妻との離婚問題が持ち上がっていて大学内で噂となっている。
アンヘラからメールをもらったとして個室に呼ぶと、迫っていくが拒否されて逆ギレした。
最後は懲らしめる為にナンドを中心に脅されるが、何者かに殴られアンヘラのせいで死んだ。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『恐怖ノ黒鉄扉』で知られるカルロス・アロンソが監督を務めています。
ベースは『スクリーム』で物語のきっかけに『ラストサマー』を混ぜ込んだ感じで、堂々とパクっているという作品でした。
殺人を隠蔽するのは『ラストサマー』の展開で、これも独自性をまったくやらずそのままパクっているところに問題がある。
そこから『スクリーム』の展開をぶち込んで仲間同士で疑心暗鬼にする展開も、そのまますぎて既視感どころじゃないレベルの内容でした。
まだ『ラストサマー』や『スクリーム』では主人公は善人だったが、本作の主人公は他人のアイデアをパクるし、恋人を平然と裏切るようなクズでした。
それに本作は登場人物が多すぎて誰が誰か分からないうちに殺人が始まっていき、これもなんの工夫もなかったです。
小説家志望たちが物語の中心になっていくが、主人公はホラー小説を書いているのにピエロ恐怖症を知らないのはさすがに無理があります。
そもそも、小説家というのは普通の人よりも知識があって、私小説じゃなければ、これをベースに作品を作っています。
本作の小説家志望はみんなホラー小説というジャンルに傾倒するなら、そこら辺の知識は当然のようにあるはずです。
それなのに無知さを露呈する場面が多く、小説家志望の設定を自分たちでぶっ壊しているから説得力がまるでなかったです。
だったらパクっている『スクリーム』みたいにホラー映画好きならば、まだ設定に救いがあったのかもしれない。
どうせパクる事しかできないような作品ならば、全部をパクってみた方が潔いと感じさせる中途半端さでした。

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