【豚首村】VD-925

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洋画

作品データ

公開年月 2018/02/23
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ダビド・C・ルイス、アルベルト・バレンシア
脚本 ダビド・C・ルイス、アルベルト・バレンシア
製作 ルイス・ヘルナイズ
製作国 スペイン
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

男女4人を乗せてロックフェスの会場に向かった来るが、突然山奥で故障すると、運良く通りかかった男に案内されたのは地図にない“サンマルティ”という村。
この小さな村には電話はなく、携帯電話も繋がらず、翌朝には修理工が来るという事で4人は仕方なくモーテルに泊まっていく。
夜になると村人たちの挙動が怪しくなり、この村は昔、豚の食肉処理が盛んだと知った4人だったが、それが恐怖の始まりとなるのだった。

登場人物&出演者

フェデ(演:ギリェム・フェルナンデス・バルス)

代表作に『The Fear』、『The Year of the Plague』などがあります。

ロックフェス会場に向かう男性コンビの一人。結婚が決まっていて、ラファと一緒に独身最後の時間を楽しむ。

同じく会場へ向かうライアたちを拾うが、すぐに結婚を控えていると話して盛り下げていた。
サンマルティ村に到着して様子を見ていたが、村人の様子がおかしく携帯電話の電波を探す。
布袋の大男からライアを助け出し、村から逃げようとするも彼女が諦めそうになって励ます。
最後は結婚する事を忘れてライアと守ると宣言するが、背後から布袋の大男に殺害された。

ライア(演:アンナ・フェラン)

本作が長編映画デビュー作となります。

ロックフェス会場に向かう女性コンビの一人。歯列矯正をしている。従姉妹のサンドラに誘われて来ていた。

通りかかったフェデたちに拾われると、積極的なサンドラと違って遠慮気味な態度を見せる。
なぜかフェデを気に入ると、過去に婚約者が妹と親友たちと浮気して破棄した話しをした。
シャワーを浴びていた時に布袋の大男に足を切られ、気絶すると解体する為に連れ出された。
最後はフェデに助けられるも彼が殺され、逃げ出すも結局は布袋の大男に再度捕まっていた。

ラファ(演:ダビド・エスタニ)

本作が長編映画デビュー作となります。

ロックフェス会場に向かう男性コンビの一人。基本的に物事を下半身でしか考えられず、人生を楽しんでいる。

会場に向かうサンドラたちを乗せると、下半身の欲望を抑えながらもチャンスと喜んでいた。
サンマルティ村に到着して、フェデにライアとやれると話すも拒まれてサンドラを狙った。
ロミがやって来るとサンドラを簡単に奪われてしまい、バーの店主と話すも気絶させられた。
最後は解体する場所へ連れて行かれると、抵抗する事ができず両足を切断されて死亡した。

サンドラ(演:オルガ・ベルナルド)

代表作に『Insensibles』などがあります。

ロックフェス会場に向かう女性二人組の一人。セクシーな服装をしている。従姉妹のライアを誘っていた。

ヒッチハイクしながら会場へ向かい、フェデたちに拾ってもらうと積極的に話しをしていた。
サンマルティ村に到着してラファから声をかけられると、満更じゃないと態度で談笑する。
ロミがやって来ると彼に乗り換えると、モーテルで楽しんでいるところで村人に捕まった。
最後は踊らされるところで盛り上がった村人が散弾銃を誤射して、首に当たって死亡した。

トメウ(演:パコ・モレノ)

代表作に『ロスト・ボディ』、『REC/レック3 ジェネシス』などがあります。

ロミのマネージャー。ロックフェス会場へ二人で向かっていた。今回成功すればオファーが来ると考える。

ラリっているロミからドラッグを勧められて接種し、ついでに彼の妄想にも付き合っていた。
結果的に道に迷ってしまい、サンマルティ村に到着して電波が悪くバーで電話を探していた。
当然のように電話を使う事ができず、携帯電話の電波が入るような場所を懸命に探していた。
最後はようやく電波が入った瞬間、背後から布袋の男に捕まって殺され、肉を保存される。

ロミ(演:ラウル・トルトサ)

代表作に『Four Seasons』、『100メートル』などがあります。

ロックフェスに出演するミュージシャン。ドラッグの依存症で、会場へマネージャーと向かう間も接種する。

道に迷っていたマネージャーと違って半分ラリっていて、気を利かせて接種をさせていた。
サンマルティ村に到着すると、フェデたちに声をかけられるが、サンドラを見て気に入った。
すぐに仲良くなってモーテルに行くと、二人で楽しむも村人たちに襲われて捕まっていた。
最後は村長から説明を受けるも意識が半分飛んでいて、内蔵をえぐり取られると死亡した。

布袋の大男(演:ヴィクター・リーバス)

本作が長編映画デビュー作となります。

サンマルティ村に住んでいる布袋を被った大男。オレンジ色のツナギを着て、余所者を捕まえる役目を担う。

マトモに言葉をしゃべる事ができないが、村長から可愛がられて確実に余所者を捕まえる。
シャワーを浴びていたライアを襲い、逃げられない為に左足を刃物で切って連れて行く。
背後からフェデに倒されるが、すぐに目を覚まして村長に言われてライアを追いかけていく。
最後はフェデを背後から殺害して、隠れていたライアを見つけると再び解体する為に戻った。

村長(演:ジョーン・マソットクライナー)

代表作に『愛しているよバカ』、『バード・ボックス:バルセロナ』などがあります。

サンマルティ村の村長。外界から途絶された村を維持する為、以前は豚を飼育して経済を支えていた。

豚の飼育で食肉処理が上手くなったが、糞だらけとなったせいで今度が観光業に切り替えた。
行政が近くにバイパスを作ったせいで観光客が途絶え、余所者を捕まえて臓器売買で儲かる。
フェデたちに逃げられた連絡を受けてやって来ると、布袋の大男に捕まえるように頼んだ。
最後は捕まったロミに村の事情を説明して、内蔵を抜き取った村人を見て楽しもうとした。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は清水崇の最新作『牛首村』と似た邦題だが、まったく関係ない作品となります。
この作品は監督と脚本を務めるダビド・C・ルイスとアルベルト・バレンシアにとってデビュー作となっています。
以前には『風鳴村』という村シリーズをパクった映画もあったけど、本作もまた同じような流れの作品となります。
昔から日本に限らず、各国の辺境の村を訪れた都会人が悲惨な目に遭うというパターンは何度も使われています。
特に近年の日本では清水崇の「村シリーズ」が目立っているが、残念ながらホラーとして成立していない事実があります。
そんな中で本作は村シリーズとはまったく関係ないスペイン映画となるが、上記の古いパターンに当てはまっています。
ロックフェスに行く出発点もどこかで聞いた事のなる設定であり、それ以上のモノを思いつかない時点で本作のレベルが分かります。
監督と脚本を二人で作っているのに、まったくオリジナリティのない作品を作れたのは逆にスゴイ事だと思います。
なぜなら、このような作品はゴミと変わらないレベルであり、これで鑑賞する側から金を取る
メンタルの強さを褒めるべきだろう。
どうせ何度も使われているネタだったら、面白い作品から思いきってパクって作った方がマシだと言えるぐらい本作はつまらない。
70分の作品なのに本命となるスプラッターが始まるのが40分過ぎであり、それまで薄っぺらい登場人物の退屈な会話劇で繫げています。
いくら低予算と言っても、脚本での会話やキャラクターの設定を面白くできるので、無駄に二人で作っているのにできていないのは三流以下だと分かります。
騙されてレンタルするか、敢えて鑑賞する人以外は手に取るような作品じゃなく、これを売り出す配給会社の社員は大変だと思いました。

コメント

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