【るろうに剣心/最終章The Final】RE-3581

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作品データ

公開年月 2021/04/23
ジャンル 時代劇/アクション
原作 和月伸宏 『るろうに剣心』
監督 大友啓史
脚本 大友啓史
製作 福島聡司
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

かつて激動の幕末に“人斬り抜刀斎”と恐れられた緋村剣心は新時代を迎え、志々雄真との死闘を乗り越えて平穏な日々を送っていた。
ある日、東京が何者かに攻撃され、次々と大切な人々を襲われた剣心は、次第に追い詰められてしまう。
憔悴しきった剣心の前に現れたのは上海マフィアの雪代縁で、十字傷の謎を知る唯一の人物で最強最悪の敵として立ちはだかるのだった。

登場人物&出演者

緋村剣心/人斬り抜刀斎(演:佐藤健)

近年の出演作に『護れなかった者たちへ』、『一度死んでみた』などがあります。

主人公。幕末に維新志士として人斬りをやっていた。現在は不殺さずを貫いて逆刃刀を所持している。

赤べこが砲撃を食らって発射場所まで行き「人誅」と書かれた紙を見て雪代縁の存在を知る。
当初は一人ですべて抱えようとしたが、周辺の人たちにまで被害が及んで過去を話す事に。
縁たちによって東京が襲撃を受け、神谷道場まで襲われると、薫を攫われて単独で向かった。
最後は縁に正しい道について説いて、薫を助けた礼をして、巴の墓に向けて感謝を述べた。

神谷薫(演:武井咲)

近年の出演作に『黒革の手帖/拐帯行』、『テラフォーマーズ』などがあります。

ヒロイン。神谷道場の現当主。るろうにの剣心、喧嘩屋の左之助、両親を亡くした士族の弥彦が同居する。

赤べこが何者かの砲撃を受けると、恵と弥彦たちと現場までやって来てケガ人の手当てした。
前川道場まで何者かに襲撃を受けると、ついに剣心から巴と縁についての過去を聞かされる。
人誅を完成させるべく縁たちが東京を襲撃して、神谷道場まで襲われてそのまま攫われる。
最後は縁を助ける為に黒星の暴走を止めて、最終的に巴の日記を留置所にいた彼に届けた。

相楽左之助(演:青木崇高)

代表作に『ただ、愛してる』、『おっぱいバレー』などがあります。

神谷道場に居候している元喧嘩屋。背中に「悪」の文字を抱えて、剣心たちと友人のような関係を築く。

明るい性格でムードメーカーを務めており、暗い雰囲気を一気に明るくする貴重な存在。
赤べこが何者かの砲撃を受け、何が起きているのか理解できず、知っている剣心に迫った。
神谷道場を襲撃してきた縁とタイマン勝負するもボコボコにされ、薫を攫われてしまう。
最後は重傷ながら一人で戦いに出た剣心の手助けし、恵から大袈裟な包帯を巻かれていた。

明神弥彦(演:大西利空)

代表作に『金メダルの男』、『キングダム』などがあります。

神谷道場に居候している士族出身の少年。両親が亡くなってスリをして、剣心に捕まった事から居候する。

赤べこが何者かに砲撃されると、何が起きているのか分からず、現場に駆けつけて手伝った。
周辺の人間に危険が及んでいると分かっていると、自分だけが弱い事が気に食わず鍛錬する。
神谷道場を襲撃した縁に木刀を向けるが何もできず、後から来た剣心に薫を攫われたと話す。
最後はケガしていた門下生たちと一緒に稽古して、一日でも早く強くなろうと懸命になる。

高荷恵(演:蒼井優)

近年の出演作に『しかたなかったと言うてはいかんのです』、『おらおらでひとりいぐも』などがあります。

町で女医をしている女性。過去に阿片の開発を強いられていたが、剣心たちのおかげで足を洗う事ができた。

赤べこが何者かに砲撃されると、剣心に言われて現場に向かい、ケガ人たちの手当をした。
剣心から過去について話しを聞かされ、放心状態だった薫にアドバイスをして立たせた。
縁たちによる東京への襲撃で多くのケガ人が出ると、女医として忙しく治療に奔走した。
最後は神谷道場で重傷だった左之助に大袈裟な包帯を巻いて、仲の良さを見せていた。

巻町操(演:土屋太鳳)

代表作に『果てぬ村のミナ』、『トウキョウソナタ』などがあります。

御庭番衆前当主の娘でくノ一。京都在住だが、剣心がいつも相談していた僧侶から遺物を預けられる。

蒼紫と東京までやって来ると、剣心に巴の遺物であった日記を渡そうと神谷道場に来る。
しばらく神谷道場でみんなと楽しく過ごすが、蒼紫がいなくなった事ですぐに追いかけた。
縁たち同志による人誅が始まると、敵を相手に戦い、爆撃でケガした蒼紫を心配していた。
最後は警察とともに蒼紫に変わって戦いに出て、劣勢だった剣心を助けて敵を倒していた。

四乃森蒼紫(演:伊勢谷友介)

近年の出演作に『いのちの停車場』、『とんかつDJアゲ太郎』などがあります。

御庭番衆の現当主。剣心に敗れた事で目を覚まして、今では操たちと京都で静かに暮らしていた。

剣心の為に巴の遺物を届ける名目で東京にやって来たが、実は情報網から危機を察知する。
操に黙って町へ繰り出すと、空に浮かぶ気球から危険を察して敵を相手に戦っていた。
最後は敵を追いかけようと外に出るが、老人たちを爆撃から守ったせいで戦線離脱した。

斎藤一/藤田五郎(演:江口洋介)

近年の出演作に『コンフィデンスマンJP/英雄編』、『コンフィデンスマンJP/プリンセス編』などがあります。

内務省警視局の警察官。元新選組三番隊組長。タレコミから列車に指名手配犯が乗車している為に捜査をする。

縁を見つけて逮捕させようとするが、警察官たちが倒されて刀を抜くと呆気なく逮捕した。
領事裁判権によって縁を中国当局に引き渡した事を知り、上司に文句を言うも拒否された。
密偵となった沢下条張の情報で横浜の倉庫に行くも罠と判明し、爆破により足止めされる。
最後は縁たちがいる島へ乗り込んで、剣心に仕事だと言って敵を倒して逮捕させていた。

沢下条張(演:三浦涼介)

代表作に『リアル鬼ごっこ』、『カルト』などがあります。

志々雄真が抱えていた十本刀の一人。現在は内務省警視局の密偵として暗躍している。

斎藤に挨拶をしようと手を差し出すが、裏切り者は信用できないと一蹴されて文句を言う。
縁たちが隠れている場所を独自の情報網で探り、黒星が所持する横浜のアジトだと話す。
実は警視局の言いなりになるつもりはなく、縁と内通してニセの情報を流して罠にハメた。
最後は倭刀が気に入って試し切りをしようとするが、縁に殺されメモを口に入れられた。

呉黒星(演:音尾琢真)

代表作に『無限の住人』、『関ヶ原』などがあります。

表の顔は上海の大富豪の清国人。裏の顔は上海マフィアのナンバー2で、縁にとって片腕と言える存在。

縁が警察に捕まった事から手配して釈放させ、中国での仕事を片付けて日本へやって来た。
当初から縁の私闘が完了すれば、組織を手に入れる約束から日本での動きについて黙った。
剣心に負ける可能性を口にして縁にブチ切れられ、奥の手として宗次郎を刺客として雇う。
最後は剣心に銃弾を浴びせ、邪魔に入った薫を撃つも縁が阻止し、ボコボコにされていた。

雪代巴(演:有村架純)

近年の出演作に『太陽の子』、『るろうに剣心最終章The Final/The Beginning』などがあります。

縁の姉。京都の動乱によって祝言を約束された相手が人斬り抜刀斎によって殺害されている。

抜刀斎に対する強い恨みを持ち、夫となるはずだった相手の為に復讐するべく身を捧げる。
抜刀斎と一緒に暮らして弱点を探っていたが、いつしか彼に対して愛情を持ってしまう。
最後は抜刀斎を助ける為に敵の動きを体で止めて、振り下ろされた刃によって命を絶たれた。

雪代縁(演:新田真剣佑)

近年の出演作に『ブレイブ/群青戦記』、『名も無き世界のエンドロール』などがあります。

上海マフィアの頭目。志々雄真に甲鉄艦「煉獄」を売った人物として中国当局から指名手配されている。

藤田五郎の捜査で見つかって、警察官たちをボコボコにしながら呆気なく逮捕を受け入れた。
中国当局に解放され、同志たちを使い剣心に「人誅」という苦しみを与えて復讐を進める。
神谷道場を襲撃して左之助や門下生たちをボコボコにして、薫を誘拐して剣心を待っていた。
最後は剣心との対決に敗れ逮捕されると、巴の日記を薫からもらって真実により涙を流した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は和月伸宏の同名漫画を基に実写映画化したシリーズの4作目となります。
この作品はシリーズにおける完結編であるけど、後に前日譚として5作目が控えています。
そんな今回を題材にしているのは、緋村剣心の頬にある十字傷についての過去の物語となる。
原作については何度も読み返しているし、アニメシリーズだってリアルタイムで見ていました。
『るろうに剣心』については思い入れのある漫画なので、過去の実写映画化については及第点と言える感じでした。
やはり、長編の漫画を一本の映画に収めるのはかなり難しく、魅力的なキャラクターについても改変は仕方ないだろう。
ただ、今回は原作でも最も重くてシリアスな内容だっただけに、改変した部分に少しばかり違和感を持ちました。
特に雪代縁とともに動く同志たちの扱いが非常に小さく、とりあえず出したような感じになってしまったのは残念で仕方ない。
これは前2作の志々雄真編でも同じく、魅力的なキャラクターが多かった十本刀も扱いがオマケになって物足りなかったです。
それに今回は左之助や弥彦、恵はストーリー上では必要じゃなかったので、空気になったキャラクターたちの扱いが微妙でした。
ストーリーもかなりカットされていて、設定についても納得できない部分が多かったが、ラストのアクションで盛り返したと思います。
オリジナルのアクションシーンになったが、BGMを敢えて使わず、剣心と縁の戦いだけに集中させた演出が効果的でした。
雪代縁という難しいキャラクターを新田真剣佑が上手く感情を引き出し、ラストでのシーンは原作ほどじゃなくても悪くなかったです。
相変わらず緋村剣心を演じる佐藤健のハマり役ぶりに文句はなく、悲壮感を漂わせる雰囲気も非常に良かったです。
残るは前日譚となりますが、ここはあまり改変されない事を祈って期待したいと思います。

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