【戦場のメリークリスマス】VD-474

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作品データ

公開年月 1983/05/28
ジャンル 戦争/ヒューマンドラマ
原作 ローレンス・ヴァン・デル・ポスト 『影の獄にて』
監督 大島渚
脚本 大島渚
製作 ジェレミー・トーマス
製作国 日本、イギリス、オーストラリア、ニュージランド
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

1942年、ジャワ島の日本俘虜収容所で夜が明けきらない中、日本軍軍曹ハラが英国軍中佐のロレンスを叩き起こす。
朝鮮人軍属が白人俘虜を犯すという事件が起きると、収容所長のヨノイ大尉がやって来ると、隙を突いた朝鮮人軍属は銃剣で自死を試みてしまう。
一方、輸送隊を襲撃した際に俘虜となった英国軍少佐ジャック・セリアズをヨノイ大尉が預かると、反抗的な態度に悩まされながらも魅了されていくのだった。

登場人物&出演者

ヨノイ大尉(演:坂本龍一)

代表作に『ラストエンペラー』、『New Rose Hotel』などがあります。

陸軍大尉。レバクセンバタ俘虜収容所所長。日本兵らしく武士道を誰よりも重んじる。

勝手にハラ軍曹が処刑する場面に乱入し、ロレンスから事情を聞くも保身の為に止めた。
別の裁判で俘虜となったジャックを預かる事になるが、その美しい顔に魅了されていく。
俘虜長の処刑を邪魔して、ジャックに頬へのキスをされて、叫びながら倒れてしまう。
最後は更迭されるとジャックの髪を切って、戦後に処刑されるもロレンスに託した。

ジャック・セリアズ少佐(演:デヴィッド・ボウイ)

代表作に『地球に落ちて来た男』、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』などがあります。

英国陸軍少佐。日本軍の背後を空挺降下して輸送隊を襲撃するが捕まってしまう。

裁判では有罪となって処刑されるはずが、騙してヨノイ大尉が管理する収容所へ行く。
度重なる拷問とマトモな食事ももらえず倒れると、ヨノイ大尉から治療を受けさせる。
ロレンスが見張っていたおかげで回復し、亡くなったオランダ兵の為に花を摘んでいた。
最後は俘虜長の処刑を阻止し、新たな所長に首だけを出す生き埋めの刑にされ死亡した。

ハラ・ゲンゴ軍曹(演:ビートたけし)

近年の出演作に『二つの祖国』、『天才たちの頭の中/世界を面白くする107のヒント』などがあります。

レバクセンバタ俘虜収容所に属する日本兵。武士道を重んじるが、実は人情家てもある。

朝鮮の 属兵がオランダ兵をレイプし、勝手に処刑しようとロレンスを見届け人にする。
ロレンスがオランダ兵をかばっていたが、まったく理解できずに暴力を振るってしまう。
診療所で無線機が見つかると、ロレンスが犯人としてヨノイ大尉に報告していた。
最後は終戦後に戦犯として捕まり、処刑される前夜にロレンスと再会した談笑をした。

ジョン・ロレンス中佐(演:トム・コンティ)

代表作に『デュエリスト/決闘者』、『テンペスト』などがあります。

英国陸軍中佐。過去に日本で滞在した経験から、カタコトながら日本語ができる。

俘虜でありながらハラとは対等に会話できるが、考え方の違いで意見が衝突してしまう。
オランダ兵をかばったり、ジャックをかばうなど、平和的な解決をしようとしていた。
診療所で無線機が見つかって、ヨノイ大尉の為に処刑が決まり反対するも拷問を受ける。
最後は終戦後に捕まったハラの元へ行き、昔話をして、メリークリスマスと言われた。

ヒックスリー俘虜長(演:ジャック・トンプソン)

代表作に『グレート・ウォリアーズ/欲望の剣』、『ダーク・フェアリー』などがあります。

英国空軍大佐。レバクセンバタ俘虜収容所で俘虜長を務める。プライドが非常に高い。

ヨノイ大尉から銃砲に詳しい兵士の数を尋問されるが、その度に答えずに怒りを買う。
ヨノイ大尉から相当嫌われていて、新たに来たジャックが代わりの俘虜長になると知る。
頑なに情報提供を拒んでいると、ブチ切れたヨノイ大尉に処刑されようとしていた。
最後はヨノイ大尉に斬られると知って怯えたが、ジャックが乱入して処刑を免れた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『英国アカデミー賞』にて作曲賞を受賞しています。
坂本龍一が手がけた音楽で有名な作品ですが、実際どのような内容かまったく知らなかったのでちょうどいい機会です。
漠然と戦争映画でクリスマスの時期だと予測できて、デヴィッド・ボウイやビートたけしが出ているぐらいしか知りません。
冒頭から作品の代名詞となるテーマ曲が流れていき、なんだか不思議な気分にさせられる。
これからどのような内容が展開されるのか期待もさせられました。
結果として、正直に感想を言うと、ビートたけしがすべてを持っていったと感じました。
大島渚監督の作品は今回初めて観ましたが、印象として察する典型的な日本人の考え方が反映された内容だと感じました。
つまり、登場人物たちの心情をハッキリ描かず、何がしたいのか迷っているような印象すら与えられました。
確かに坂本龍一の手がける音楽から始まる本作は期待感を持たせるが、実際はずっと何がしたいのか分からないのです。
特に坂本龍一が演じるヨノイ大尉の目的が明確にされず、単純にデヴィッド・ボウイが演じるジャック・セリアズに魅了されるだけでそれ以上は何もない。
だったら徹底的な「愛」を描いた方がいいと感じて、この察するような監督しか分からない展開は個人的に好きじゃありません。
そんなワケが分からない展開の中で、上述でも書いたようにビートたけしが演じたハラの存在は非常に大きかったです。
あくまで漫才師として出演していたビートたけしだが、俳優じゃないからこそ感情の出し方が独特で逆に他の出演者を食っていた。
一方の坂本龍一は素晴らしい音楽を作ったと思うが、演技があまりにヒドイ。
そもそも、全体的に演技のレベルが低く、大島渚監督が狙ったと思いますが、娯楽性を完全に犠牲となっていると思いました。
この作品を名作と言っているのは自称・映画の玄人であり、個人的には面白いという感想と真逆の映画だと断言できます。

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