【フッド:ザ・ビギニング】VD-532

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アクション

作品データ

公開年月 2018/11/21
ジャンル アクション/アドベンチャー
原作 なし
監督 オットー・バサースト
脚本 ベン・チャンドラー、デヴィッド・ジェイムズ・ケリー
製作 レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・デイヴィソン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

イングランドのノッティンガムで恋人マリアンと優雅な暮らしを送る若き領主ロビン・ロクスリーは、十字軍の遠征に兵隊として出征をする事になる。
4年後、帰国したロビンは政府の通達によって自分が戦死した事にされ、領地も財産も没収されてしまっていた。
そんなロビンの前に、戦地で敵として戦ったジョンが現れ、二人は手を組んで腐敗した政府への反逆を開始するのだった。

登場人物&出演者

ロビン・ロクスリー(演:タロン・エガートン)

近年に出演作に『ロケットマン』、『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』などがあります。

主人公。イングランドのノッティンガム領主。マリアンとの楽しい日々から徴兵されてしまう。

4年間十字軍としてイングランドの為に戦うが、捕虜を処刑を止めた事で強制送還される。
死んだ事になって領地とマリアンを失うが、ジョンに選ばれて州長官を倒す為に盗賊になる。
フッドとして平民から支持され、正体を暴いて州長官を倒す為に彼らとならず者になる。
最後は大金を手に入れて州長官をジョンと倒し、仲間たちと森に隠れて暮らすようになる。

マリアン(演:イヴ・ヒューソン)

代表作に『ブリッジ・オブ・スパイ』、『パピヨン』などがあります。

ヒロイン。貧しい家庭に生まれる。ロビンの馬を盗もうとして見染められて結婚をした。

ロビンが州長官から徴兵されると、彼が戦死したと聞かされて荘園を追放されてしまう。
鉱山で政治家志望のウィルと同棲しながら食事を作るが、裏では州長官の悪事を調べる。
ロビンがフッドだと知って、失われていた愛を取り戻して一緒に州長官と戦う決意をした。
最後は裏切られたウィルに別れを告げられると、喜んでロビンたちと森でならず者になった。

ヤキヤ・イブン・ウマール/ジョン(演:ジェイミー・フォックス)

近年に出演作に『プロジェクト・パワー』、『メイキング・オブ・モータウン』などがあります。

アラビア軍の戦士。信仰心の強い戦士で死を恐れない。長年に渡って十字軍と戦っていた。

息子を処刑され、復讐を遂げる為にロビンの正義を見て彼を頼って一緒に州長官の金を盗む。
左手を切り落とされたせいで二度と弓を使えなくなったが、ロビンを鍛え上げて強くさせた。
ロビンに別の顔を持たせて州長官から情報を盗ませるが、彼らを逃す際に捕まってしまう。
最後は自力で牢屋から脱獄し、ロビンと合流して州長官を殺害して森でならず者となった。

タック修道士(演:ティム・ミンチン)

代表作に『Two Fists, One Heart』、『ジーザス・クライスト=スーパースター/アリーナ・ツアー』などがあります。

ロビンを小さい頃から知っている親しい友人。州長官の下で金の勘定の管理を任される。

教会で告解を聞こうとして、ロビンが帰ってきたと知って現状について軽く説明していた。
実は州長官に反旗を翻そうとするマリアンたちと結託し、その証拠を掴む手伝いをしていた。
ロビンが枢機卿から信頼を得る為に協力し、結果的に聖職を剥奪されて投獄されてしまう。
最後はロビンに救出され、ならず者になって自由を得たとして誰よりも喜んで協力した。

ウィル(演:ジェイミー・ドーナン)

代表作に『マリー・アントワネット』、『フィフティ・シェイズ』シリーズなどがあります。

ロビンが戦死した聞かされたマリアンと恋人になった男。政治家志望で努力を惜しまない。

州長官が無茶な演説をしていると、真っ先に反論をして平民たちの代弁者として振る舞う。
ロビンが帰ってきて実際に出会うと、挨拶をするもマリアンを奪った感じであしらわれる。
フッドの正体がロビンで州長官と戦う彼の宣言に反論するが、結局は従った共闘を選ぶ。
最後はマリアンをロビンに奪われ、枢機卿から州長官の地位を与えられてフッドを狙う。

ギスボーン隊長(演:ポール・アンダーソン)

代表作に『シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム』、『白鯨との闘い』などがあります。

十字軍としてアラビア軍と最前線で戦っていた。ロビンが所属する部隊の指揮を執っていた。

アラビア軍の戦士を捕虜にすると、情報を引き出せないと分かると次々と斬首をしていた。
ロビンに止められたせいでブチ切れ、彼をケガさせて強制的にイングランドへ送還させた。
州長官の要請で戦場から部下を引き連れてくると、単純に武力で支配する事を楽しんだ。
最後は金を盗むロビンたちを追いかけたが、負け惜しみを吐くとマリアンに気絶させられた。

ノッティンガム州長官(演:ベン・メンデルソーン)

代表作に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、『キャプテン・マーベル』などがあります。

アラビア軍との戦争にノッティングガム州から有望な若者たちを徴兵して出兵させていた。

ロビンが帰ってくると、彼の荘園を取り上げた事を謝罪しながら賄賂を受け取って信用する。
元々は孤児院で育っていて、助祭長や領主たちから虐待を受けていて長年の恨みを募らせる。
平民たちから金を巻き上げて枢機卿と共謀して、アラビア軍に金を送って権力を狙う。
最後はフッドだったロビンと脱獄したジョンに捕まり、宣言通りにあっさりと殺された。

枢機卿(演:F・マーリー・エイブラハム)

近年に出演作に『闇はささやく』、『グランド・ブダペスト・ホテル』などがあります。

大きな権力を持っていて、普段はバチカンにいる。フッドのせいで仕方なく状況を確かめに来る。

なかなかフッドを捕まえられない州長官にブチ切れていて、言い訳する彼に次の手を迫る。
ロビンが裏切り者を差し出した事で信用し、アラビア軍に金を送っていた事実を話した。
最後は州長官が殺されてしまうと、ウィルを新たな州長官にして仲間に引き入れた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はレオナルド・ディカプリオが率いる製作会社が手がけた作品となります。
題材となっているロビン・フッドは中世イングランドの伝説上の人物で、実際は何人かの伝承が合わさって形成されたという。
なので、本作で登場するロビン・ロクスリーは架空の人物と言えるだろう。
そもそも、ロビン・フッドを扱った作品が非常に多く、アメコミのグリーンアローもモチーフとして使われています。
弓矢の名手と言われれば、すぐにロビン・フッドが出てくるぐらい有名でしょう。
ただ、本作ではサブタイトルにあるように「前日譚」となっていて、ラストでは続編を期待させるような終わり方になっています。
ロビンが義賊のような立ち回りをするようになるのは、自身の考えじゃなく、アラビア軍の戦士であるジョンというのが面白い。
失ったモノを取り戻す為に立ち上がる辺りは平民たちの強い味方として登場し、更に彼らを引っ張るリーダーの才覚にも目覚める。
実はジョンがロビン・フッドを作り上げた本作の設定は面白く、何より演じたジェイミー・フォックスの上手さが冴え渡る。
もちろん、主人公のロビンを演じるタロン・エガートンもハマっている感じで、今後はアクション方面での活躍が期待できます。
全体的にアクションに特化した構成になっていて、その中で昔ながらの弱い者たちの味方となる王道の流れとなっています。
あまり難しい事をせず、かなりご都合主義な展開は仕方ないだろうが、それはそれでアクションのシーンを際立てています。
しかし、肝心の弓によるアクションが地味なせいか、そこまで印象に残らなかったのは非常に惜しいと感じました。
これで実際に続編が作られるならば、もう少し捻りを入らないと凡作になりそうです。

コメント

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