【レミニセンス】RE-3614

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洋画

作品データ

公開年月 2021/08/20
ジャンル SF/サスペンス
原作 なし
監督 リサ・ジョイ
脚本 リサ・ジョイ
製作 ジョナサン・ノーラン、リサ・ジョイ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

海面上昇が進み水に覆われた近未来の都市、顧客が望む記憶を呼び起こす追体験させるサービスを生業とするニック。
ある日、失くしたカギを見つけたいと現れた謎めいた女性メイに心を奪われ、二人は愛を確かめ合ったのも束の間、ニックの前から彼女は姿を消してしまう。
やがて、ギャング組織の犯罪にメイが巻き込まれている事が分かり、ニックは彼女の行方を追って記憶潜入を繰り返していくのだった。

登場人物&出演者

ニック・バニスター(演:ヒュー・ジャックマン)

近年の出演作に『フリー・ガイ』、『バッド・エデュケーション』などがあります。

主人公。「バニスター&アソシエイツ」という会社で記憶を呼び起こす追体験サービスを生業にしている。

以前は戦争にて従軍していたが、未来への希望を失った人々の為に良い夢を与えている。
メイと出会った事でどっぷりハマり、突然消えた彼女の行方を探す為に仕事が疎かになる。
サイラスと組んだメイに騙されていたが、信じられずウォルターの私生児の事実を知る。
最後はサイラスをバーンさせ、転職したワッツに事実を話し、メイと記憶の中で生きていく。

メイ(演:レベッカ・ファーガソン)

近年の出演作に『DUNE/デューン 砂の惑星』、『ドクター・スリープ』などがあります。

ヒロイン。ナイトクラブで歌っている謎の女性。家のカギを失くした事から「バニスター&アソシエイツ」を利用した。

その時からニックに対して色目を使って誘っていて、忘れ物を届けた彼と親密な仲になる。
ある日突然姿を消ししてしまい、残っていた記憶のデータからニックが必死に足取りを探す。
サイラスと組んでいた事実がニックに分かると、ウォルターの私生児を助けたと知られる。
最後はサイラスに捕まってしまうと、ニックに別れを告げて、自殺を選んで私生児を助けた。

エミリー・“ワッツ”・サンダース(演:タンディ・ニュートン)

代表作に『ミッション:インポッシブル2』、『クラッシュ』などがあります。

「バニスター&アソシエイツ」でニックの助手をしている。お酒が大好きで仕事終わりにいつも飲んでいる。

以前は戦争の後に軍需品担当になっていたが、ニックと出会って記憶潜入の助手となった。
ニックが取り憑かれたようにメイの失踪原因を何ヶ月も続け、それに対して忠告していた。
無茶するニックを何度か助けていたが、メイの正体に迫る彼を止められず解雇されてしまう。
最後は新型ポッドの仕事に就くと、ニックから証言を聞いて、娘と仲を取り戻していた。

エイヴリー・カスティッロ(演:ナタリー・マルティネス)

代表作に『デス・レース』、『セルフレス/覚醒した記憶』などがあります。

検事局で検察官をしている女性。ニックが使う記憶潜入の装置に何度か捜査の手伝いをしてもらっている。

ニューオリンズの麻薬王であるセント・ジョーを逮捕するべく、独自に捜査をしていた。
捜査に行き詰まったせいでニックに協力を要請するが、そこでメイの存在が暴かれてしまう。
ニックがメイの足取りを探す為にセント・ジョーと接触し、ワッツが殺してブチ切れていた。
最後はニックの暴走を直接謝罪したワッツからサイラスについての情報を渡してくれた。

セント・ジョー(演:ダニエル・ウー)

代表作に『香港国際警察/NEW POLICE STORY』、『ジオストーム』などがあります。

ニューオリンズの麻薬王。過去にルイジアナ9区に避難していたが、洪水によって辛うじて生き延びた。

過去に戦争へも従軍していたが、今ではニューオリンズで麻薬を売り捌いて財を築いている。
歌手だったメイと出会ってすぐに虜となって、彼女になんでも与えて麻薬中毒者にした。
メイを探しに来たニックがウソをついていると見抜いて殺そうとしてワッツに邪魔された。
最後は苦しんで死ぬ事よりもラクに死にたいとワッツにお願いして、処刑してもらった。

サイラス・ブース(演:クリフ・カーティス)

近年の出演作に『ドクター・スリープ』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などがあります。

汚職警官。以前はセント・ジョーと組んでいて、ニューオリンズで麻薬を売り捌く手伝いをしていた。

裏でセント・ジョーの麻薬を横領していた事がバレて、手下に体を焼かれるも生き延びた。
メイと再会を果たすと、今度は都合の悪い記憶を抹消しようとニックの元へ潜入させた。
真実を知ったニックがやって来ると、なんとか追い返そうとするも結局は捕まってしまう。
最後は記憶をすべてニックに見られてしまい、最終的にバーンされて二度と現実に戻れない。

タマラ・シルヴァン(演:マリーナ・デ・タビラ)

代表作に『Hijas de su madre: Las Buenrostro』、『ROMA/ローマ』などがあります。

サンクン・コーストの地主であるウォルターの妻。ニックが開業する前に付き合いがあったという。

夫が病気で亡くなってしまうと、息子とともに遺産を引き継ぐも多くの人から避難される。
実は夫が亡くなった現実を受け入れず、何度も記憶潜入をしたせいで脳に損傷を受ける。
子供が出来た当時の記憶を実際に何度も繰り返し、ニックからの質問で現実に戻った。
最後は駆けつけた息子や警備員たちに助けられ、ニックを夫のように始末するよう指示した。

セバスチャン・シルヴァン(演:モージャン・アリア)

代表作に『Hara Kiri』、『デンジャー・クロース/極限着弾』などがあります。

ウォルターとタマラの一人息子。父親が重度の病で、住民からの反対についても聞く耳を持たない。

ついに父親が病気で亡くなってしまうと、母親とともに莫大な遺産を引き継ぐ事になった。
実は父親が以前から不倫をしていて、一人の女性との間に子供ができた事を知っていた。
サイラスを雇って不倫の子を抹殺しようとしたが、メイの裏切りによって失敗してしまう。
最後はすべてを知ったニックに詰められ、罪が表沙汰になると、財産を失う事になった。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は長編映画で監督と脚本のデビューとなるリサ・ジョイが務めています。
この作品は劇場公開された1ヶ月後、HBOMaxにて動画配信されています。
製作の中にクリストファー・ノーランの弟であるジョナサン・ノーランがいるので期待させられます。
雰囲気としてはクリストファー・ノーランの『インセプション』を彷彿とさせるが、その内容はもっとフワッとした感じです。
つまり、クリストファー・ノーラン作品の理論的な構造ではなく、哲学的な要素を多く取り入れていました。
何よりベースが主人公と謎の人物であるヒロインとのロマンスであり、期待するようなハードSFとは違っていました。
序盤は主人公とヒロインのロマンスを見せられ、オマケ程度のアクションがあって、ラストの方では気付いたら事件を解決するサスペンスになっていました。
どうしてもヒュー・ジャックマンが出ているので、彼のアクションに期待してしまうが、決してそのような事がなかったです。
アクションとしては非常に物足りないし、必然性があまりなかったので、本作はSFラブロマンスとして見た方が正しいと思います。
あくまで雰囲気重視の哲学的なモノになっている構成であり、気楽に未来世界やギミックを楽しむには物足りません。
これは鑑賞する姿勢をしっかりと作品に向けないといけない内容で、少しでもズレてしまうと面白くないと感じました。
主人公やヒロインに対して共感ができれば楽しめるが、どちらにも共感ができないと陳腐な物語にしか感じられなくなってしまうと思います。
個人的には未来へ希望のない主人公がヒロインに理想を抱いて、両者ともに夢の中で生きるような選択に共感はできなかったです。

コメント

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