【トロール・ハンター】VD-655

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洋画

作品データ

公開年月 2010/10/29
ジャンル アドベンチャー/ファンタジー
原作 なし
監督 アンドレ・ウーヴレダル
脚本 アンドレ・ウーヴレダル
製作 ジョン・M・ヤコブセン
製作国 ノルウェー
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

熊の密猟事件を調査する三人の学生は、ドキュメンタリーとして撮影を並行させながら証拠収集に奔走していた。
そんな三人は怪しい男のハンスと出会い、彼が密猟を行っているハンターと推測し、尾行するも何か襲われて逆に助けられた。
ハンスによると、襲ってきたのはトロールで自分は彼らの存在を隠蔽する為に活動しているトロール・ハンターだと言われるのだった。

登場人物&出演者

トマス(演:グレン・エルランド・トスタード)

代表作に『Appelsinpiken』などがあります。

クマの密猟事件を調査する学生の一人。インタビューを担当する。取材についての成果をカメラの前で話す。

ハンターたちに密猟者だと言われたハンスに興味を持ち、インタビューをしようと付きまとう。
夜のジャングルでトロールに遭遇して背中に傷を負ってしまうが、自慢気に仲間に見せていた。
山トロールにカッレが食い殺され、悲しんでいたがハンスの誘いに従って彼と同行を決意する。
最後はトロールの後始末に来たフィンを見かけて逃げるが、結局は捕まって行方不明となった。

ヨハンナ(演:ヨハンナ・モールク)

代表作に『ザ・コールデスト』、『レジェンド・オブ・シルバー/借りぐらしの妖精』などがあります。

クマの密猟事件を調査する学生の一人。音声を担当する。カメラの前でふざけるトマスに何度か注意する。

ハンスの目的を探る為に取材を進めていくが、夜のジャングルに入って少しビビっていた。
トロールの襲撃を受けてトマスたちと必死に逃げ出し、撃退した後に誰よりも興奮していた。
山トロールにカッレが食い殺され、テープを回収しようとするフィンに感情的な言葉で罵った。
最後は巨大なトロールを倒し、後始末に来たフィンから逃げるも結局は捕まって行方不明になる。

カッレ(演:トマス・アルフ・ラーセン)

代表作に『コールドプレイ』、『ザ・コールデスト』などがあります。

クマの密猟事件を調査する学生の一人。カメラを担当する。機材の準備をして常にカメラを片手に持つ。

何があってもカメラだけは手放す事をせず、夜のジャングルではヨハンナたちのビビリをイジる。
トロールの襲撃を受けてもしっかりと姿をカメラに収め、追われながらもずっと撮影していた。
山トロールがテリトリーを出た情報を掴んで、洞窟の中で探索していると大群に遭遇する事に。
最後はキリスト教だと告白して死を恐れ、みんなと逃げるも捕まって食い殺されてしまう。

ハンス(演:オットー・イェスパーセン)

代表作に『キャノンレース』、『アスファルト・バーニング』などがあります。

トロールを狩っているトロール・ハンターを自称する。クマハンターたちから密猟者だと言われていた。

トマスたちがしつこくインタビューをしたいと言われるが、理由を言わずに彼らを拒否していた。
ジャングルで狩りをしてトマスたちに逃げると警告し、紫外線を使っで石化させて撃退をした。
トマスたちの取材を許可してトロールを追い、危険な状況でもきっちりと任務を達成する。
最後は巨大なトロールを始末して、トマスたちに街へ続く道を教えるも行方不明となってしまう。

ヒルデ(演:トルン・ルーデメル・ストッケラン)

代表作に『トンネル/9000メートルの闘い』、『MORTAL/モータル』などがあります。

トロールについて研究している女性。ハンスとは古くからの付き合いでトロールの血を採取してもらっている。

話しを聞いておらず、トロールの血を持ってきたハンスの説明からドキュメンタリー映画と知る。
ハンスが責任を持つという事から、知っている限りのトロールの生態について説明していた。
最後は電話越しからトロールたちが狂犬病にかかっていると伝え、トマスも感染していると話す。

マリカ(演:ウルミラ・ベルク=ドマース)

本作が長編映画デビュー作となります。

女性カメラマン。国内のテレビ局やBBCの仕事でアフリカなどでライオンの撮影をしていた。

イスラム教徒の信者でトロールにはどう作用するのか分からないが、状況を知らずに同行する。
当たり前のようにトマスたちの会話からトロールを聞くが、にわかに信じられない態度を取る。
コテージに泊まっていると、外で向かってくるトロールを見た事によって初めて信じる。
最後は後始末に来たフィンたちから逃げ出すが、テープだけが見つかって行方不明となった。

フィン・ハウガン(演:ハンス・モーテン・ハンセン)

代表作に『キング・カーリング』、『Framing Mom』などがあります。

野生動物委員として殺害されたクマの確認にやって来ていた。トマスたちの取材を適当にあしらっていた。

ハンターたちの見解について聞かれると、彼らはイカれていると返答してさっさと帰った。
その正体は「TST」と呼ばれる政府機関の役人で、片付けたトロールをクマの仕業に偽装する。
トマスたちが現場にいた事から不機嫌な態度を見せ、映像が世間に出回らないと脅迫していた。
最後は証拠のテープを押収しようとトマスたちと捕らえるが、首相が口を滑らせて驚いていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は北欧で伝説の妖精と呼ばれる“トロール”を題材にしたノルウェーの作品となります。
この作品はハリウッドでリメイクを発表されたが、現在は撮影どころか企画段階で止まっているようです。
童話にあるトロールとはまったく違う生態として描かれ、あくまで人間に及ぼす害獣として排除をするドキュメンタリーとなる。
物語はモキュメンタリーのような展開になっていて、如何にも実際にあった出来事として描いていました。
モキュメンタリーというと、大成功した『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の流れを組むが、本作はずっと真面目に描いています。
実際にトロールがいる前提になっているので、少しふざけた態度の主人公たちが真実を知って真面目になっていきます。
やはり、北欧のノルウェーを舞台にしているだけあって、景色は素晴らしく、それだけでも壮大さが分かります。
トロールには様々な種類がいて、あくまで肉食獣という位置づけで、テリトリーから出ると駆除する対象物として描かれている。
当初はクマの密猟者を取材していた学生たちがトロールを狩る状況に飛び込み、犠牲の中でも続ける意志を試されています。
こういうタイプの作品は陳腐になる事が非常に多いが、しっかりとした設定の上で描かれているからある種の説得力を生んでいます。
何より終わり方が『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と同じなので、かなり本作はそれを意識していたと思います。
いないという証明ができない以上、いるという可能性があるので、本作は単なるファンタジーとして片付けるのもロマンがないだろうな。

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