【スペース・ゾンビ/OZONE!】RE-3450

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洋画

作品データ

公開年月 1989/05/01
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 マット・デヴレン
脚本 ブラッド・レッド
製作 マット・デヴレン、ブレット・マコーミック
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ケヴィンは自分の父の会社付近で突然変異したコヨーテを見つけていた。
その原因は父親の会社による汚染じゃないかと考え、独自に調べているもすでに村中に広がっていた。
ゾンビと化した村人たちから逃れるケヴィンは、大気汚染によりオゾン層が完全に破壊され、謎の宇宙光線が原因だと知るのだった。

登場人物&出演者

ケヴィン(演:スコット・デイヴィス)

代表作に『異形未知生命体/エボミネーション』、『テキサスのイナカ新聞に書かれたフシギな出来事』などがあります。

石油会社を経営する父親を持つ。田舎にある工場の様子を見る為にアーリーンの車に忍び込んでいた。

アーリーンにバレてしまうが、50ドルを払って同意してもらって一緒に田舎までやって来た。
住民がドロドロのゾンビに変異して襲撃され、通りかかったウェイドに助けてもらっていた。
ウェイドの母親に顔を覚えられて死に際に金玉を握り潰されるも、その後は元気に動き回る。
最後はアーリーンと田舎から逃げていたが、変異した彼女に襲われ抵抗できず食い殺された。

アーリーン(演:ブルー・トンプソン)

代表作に『The Abomination』、『Highway to Hell』などがあります。

ケヴィンの父親が経営する化学工場について調べていた。田舎に向かっていたがトランクにケヴィンがいた。

仕方なくケヴィンを乗せて田舎までたどり着くが、ドロドロとなったゾンビから襲われた。
通りかかったウェイドに助けてもらい、そのまま彼の家まで行って夕食を食べる事になった。
ウェイドが変異して縛ると、ロレッタに疑われたケヴィンとともに銃を突きつけられていた。
最後は住民に知らせようとする失敗し、ケヴィンと逃げるも変異して彼を襲って食い殺した。

ルビー(演:ジャニス・ウィリアムズ)

代表作に『Tabloid』などがあります。

田舎に住んでいる歌手志望の女性。無職のウェイドと恋人関係で就職先を探そうとする彼に焦る必要はないと話す。

雑貨店で開催される歌のコンテストに参加するべく、ウェイドに自作の歌を披露していた。
一度実家に帰っていくウェイドに対して、迎えに来るように何度も念を押してのんびりする。
バッチリと準備して迎えに来るウェイドを待つが来ず、仕方なく歩いて雑貨店まで向かった。
最後はコンテストに間に合うもゾンビが襲撃し、家まで逃げるも結局追い詰められ殺された。

ウェイド(演:ブラッド・マコーミック)

代表作に『The Abomination』などがあります。

田舎に住んでいる無職の男。恋人のような存在のルビーの家に逃げてビールを飲みながら現実逃避していた。

セミオートのショットガンで外に置いてあるカボチャを撃って、ほぼ命中させて満足する。
ルビーを迎えに行く約束をして家に帰るが、ゾンビに襲われるケヴィンたちを助け出した。
アーリーンに手を出そうとするが上手くかわされ、そのまま家に帰って二人を食事に誘った。
最後はケヴィンとケンカするも気絶させられ、変異して母親を襲うも銃で撃たれて死亡した。

ロレッタ(演:バーバラ・ダウ)

代表作に『The Invisible Maniac』、『G.I. Jesus』などがあります。

ウェイドの母親。無職のウェイドに対して就職するように毎回行っていて、ルビーの家にまで電話をしていた。

夕食の準備をゆっくりとしていたが、村で起きている異変をまったく知らずに息子を待つ。
ウェイドがケヴィンたちを連れて来ると、事情を適当に聞きながら息子たちに食事をさせた。
半年前にケヴィンが調査に来た事を覚えていて、ウェイドの変異を言われ尋問を始めていた。
最後はゾンビと化したウェイドに襲われ、銃でトドメを刺すもそのまま喉を千切られて死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は「ゾンビ映画の黒歴史」と呼ばれている作品となっています。
80年代の後半に製作された作品だが、上記の言葉がウソじゃないと証明されるぐらいの低予算すぎる内容でした。
予算が集まらない事は仕方ないにしても、できる範囲が限られてしまうので、脚本や演出は慎重に考えないといけない。
本作はマジメなゾンビ映画を作ろうとしたが、それを実現できるだけの予算がないせいで全体的に薄っぺらな内容になってしまった。
ゾンビになる原因としてタイトルにもかかっているオゾン層の破壊と、放射線による影響で変異するという設定は悪くないと思う。
ただ、それを活かすだけの脚本が用意できず、物語のほとんどがストーリーとまったく関係ない描写が非常に多かったです。
それで尺稼ぎをしようとしたけど、別に必要じゃない描写が何度も続くせいで、シリアスな内容も微妙にブレてしまう。
終盤でようやく物語が本格的に動き出したが、そこにコミカルな描写を入れる意味がよく分かりませんでした。
シリアスな雰囲気でやりたいのか、コミカルな描写で行きたいのか、どっちつかずになって何がしたいのか分からなかった。
ゾンビについてはかなりのドロドロな感じで、ちょっとだけブラジル産のゾンビ映画を思い出させるような雰囲気で悪くないと思いました。
せっかくのグロゲチョなゾンビを作り出したならば、それをもっと活かすべき物語を構築すれば良かったじゃないかと感じました。
「ゾンビ映画の黒歴史」とは断定できないが、それと同等のつまらなさという点では間違っていないと感じる作品でした。

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