【アトラクション/侵略】RE-3339

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あ行

作品データ

公開年月 2020/07/01
ジャンル SF/アクション
原作 なし
監督 フョードル・ボンダルチュク
脚本 オレグ・マロヴィチュコ、アンドレイ・ゾロタレフ
製作 フョードル・ボンダルチュク、アレクサンドル・アンドリューシェンコ、ほか
製作国 ロシア
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

未確認飛行物体がモスクワに墜落してから3年後、未曾有の大災害は一人の少女の運命と、宇宙に対する人類の考え方を変えた。
そんな中、エイリアンたちがついに本格的な地球侵略を開始し、再び人類は存亡の危機に立とうとしていた。
エイリアンの最先端技術に打ち勝つべく、人類は愛や忠誠心、慈悲と言った感情を駆使しくて立ち向かおうとするのだった。

登場人物&出演者

ユリア・レベデフ(演:イリーナ・スタルシェンバウム)

代表作に『T-34/レジェンド・オブ・ウォー』シリーズ、『アトラクション/制圧』などがあります。

主人公。ヘイコンに命を助けられた事で、地球人とは違った特殊な能力を備えている。

いつの間にか父親との確執がなくなり、言われる通りにロシア軍の実験に参加している。
ヘイコンに連れ出されて故郷に帰らないといけないと言われ、それについて行こうとした。
ラーによって危険要素だと判断され、回りくどい方法で抹殺を狙われるも主人公補正で回避。
最後は特殊能力が発動してラーを戦闘機で墜落させ、ヘイコンの宇宙船で旅立つ事になる。

ヘイコン/ハリトン(演:リナル・ムハメトフ)

代表作に『アトラクション/制圧』、『アンチグラビティ』がある。

かつて人類を監視していた異星人。ユリアとなぜか愛情が生まれて彼女に命を与えてしまう。

死んでいたと思われていたが、実は生き延びて誰もいない田舎で自給自足の生活を送る。
ラーに居場所がバレると、地球人と違うユリアと故郷に帰ろうとして危険要素と判断される。
小型宇宙船でラーに突入して自爆しようと覚悟を決め、レベデフ中将の誘導を受けていた。
最後はユリアの主人公補正でラーが墜落し、自分の宇宙船で彼女とどこかへ旅立つ事に。

グーグル(演:エフゲニー・ミヒエフ)

代表作に『Tantsy nasmert』、『アトラクション/制圧』などがあります。

ユリアの同級生。以前の事件で政府の護衛が付くユリアと仲良くして彼女を理解している。

一流のID企業に勤めているように見せかけるが、実はインターンとして通っていただけ。
実は片想いしているワケじゃなく、自給自足の生活をするヘイコンをサポートしていた。
ユリアたちを自分の家に匿うが、チョーマの説得されてヘイコンを航空宇宙軍へ連行した。
最後はラーに攻撃するべくネットを遮断する為にインターンの企業に行って作戦を指示した。

イワン(演:ユーリー・ボリソフ)

代表作に『T-34/レジェンド・オブ・ウォー』シリーズ、『ワールドエンド』などがあります。

航空宇宙軍に所属する兵士。ほとんど家に帰れない任務で、レベデフ中将の命令に従う。

護衛なしで少しゆっくりしたいユリアを監視するべく、レベデフ中将から指示を受けた。
バーでヘイコンが登場してユリアと逃げ出すと、なんとか追いかけるも結局撒かれてしまう。
実は妻から息子がユリアの引き起こしたテロで瀕死の重傷を負ったと聞かされて憎んでいた。
最後はラーを止める為に自分を撃つようユリアに言われ、庇ったチョーマを射殺していた。

チョーマ(演:アレクサンドル・ペトロフ)

代表作に『アトラクション/制圧』、『ANNA/アナ』がある。

かつてユリアの恋人だった。異星人のヘイコンにユリアを取られ、逆恨みで民衆を扇動した。

パワードスーツを使って暴れ回るも脳血管障害を患い、そのまま逮捕されて服役している。
ユリアの実験として連行され罪悪感を口にするが、許されずに服役している意味も分からず。
ずっと罪滅ぼしの機会を考えていて、グーグルを説得しヘイコンを航空宇宙軍へ連れて行く。
最後は死のうとしたユリアに銃を向けたイワンの前に立ち、銃弾を受けて一人だけ死んだ。

レベデフ中将(演:オレグ・メンシコフ)

代表作に『アトラクション/制圧』、『魔界探偵ゴーゴリ』シリーズなどがあります。

航空宇宙軍の宇宙人対策部隊の隊長。生き返ったユリアとの不仲がなぜか解消している。

ユリアから絶大な信頼を寄せられ、航空宇宙軍の研究施設で特殊能力の実験をさせていた。
宇宙人からの侵略を防衛するプロトコルを推奨し、ラーからの攻撃により反撃を指示する。
ヘイコンと一緒にラーを破壊するべく彼の小型宇宙船を誘導し、浸水により呑み込まれる。
最後はラーが墜落して解決し、ユリアを死んだ事にして、ヘイコンと旅立つ姿を見送る。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2020』にて上映された作品となります。
前作では映像に関してハリウッドの技術に引けを取らず、贅沢な資金を持つ中国にも負けないほど力を入れていました。
近年のロシアSF映画の中では間違えなく、最上級の映像を前作から出していて、続編である本作もしっかりと受け継いでいます。
あくまで前作は監視していた宇宙人との交流で、派手なアクションは多少あって、小規模程度に収まっていました。
しかし、本作では本隊が出てくるほどの規模となって、いつでも人類を滅亡させる事ができるほどのスケール感が出ています。
前作からの登場人物たちがそれぞれ抱える問題も引き継いでいて、本作では一つ一つがエピソードを生んでいるという感じです。
ですが、前作と同じような事を言うかもしれないが、映像と比べて脚本が三流に留まっているのは本当に残念でなりません。
これまで数多くの地球への侵略を描いてきた作品があるので、それらとアイデアが被らないようにしていたのは伝わってきます。
ただ、の拠り所を個人の人間による「愛」という形のないモノに集約し、それにすべてを賭けた展開は個人的に一番嫌いです。
日本では「セカイ系」というジャンルがあって、男女の運命がそのまま世界の命運を握るのですが、この個人的な都合で振り回されるのは納得がいかない。
人類は70億もいて、たった一人や二人だけで命運を握られるのはムリがあるし、歴史的に見てもそんな事は一度もありません。
最先端技術を持つ異星人に対抗するべく、人類は「愛」で戦うというあらすじの時点で面白くないだろうと思っていました。
案の定の内容になって早く終わってくれないかと願うばっかりで、物語の展開も簡単に予測がついてしまうから面白さがまったくない。
特別になった主人公の言動も気に食わないし、異星人の母船が人類の攻撃で簡単に破壊されるのもギャグかと思いました。
前作に引き続いて本作は映像が超一流であるけど、脚本が三流というアンバランスな形になって本当にもったいないと感じました。

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