【ONE PIECE FILM RED】VD-861

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作品データ

公開年月 2022/08/06
ジャンル アドベンチャー/アクション
原作 尾田栄一郎 『ONE PIECE』
監督 谷口悟朗
脚本 黒岩勉
製作 尾田栄一郎
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

別次元と評されるの歌声を世界中を魅了する歌姫・ウタは、これまで素性を隠していた彼女が公に姿を見せるライブが音楽の島“エレジア”で開催される。
世界中から詰めかけた大勢のファンで賑わう会場では、ついに姿を現したウタがステージで1曲目の終わると、待ち構えていたクラゲ海賊団に誘拐されそうになる。
そこにエレジアを訪れていたルフィが率いる麦わらの一味が阻止し、幼馴染みだった二人は再会を喜ぶも、壮絶な過去が明らかになっていくのだった。

登場人物&出演者

ウタ(声:名塚佳織/歌:Ado)

代表作に『コードギアス/復活のルルーシュ』、『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』などがあります。

主人公。世界の歌姫でシャンクスの娘。超人系悪魔の実「ウタウタの実」の能力者で別次元の歌声と評されている。

初めて公でライブを開催し、ルフィとは幼馴染みで海賊のない世界を作る為に能力を使った。
ルフィに拒否されて追いかけるが、ゴードンの裏切りを知ってトットムジカの楽譜を見せる。
世界からも拒否されてトットムジカを復活させ、ルフィやシャンクスの説得も間に合わず。
最後はルフィとシャンクスがトットムジカが倒され、死を選んで全員を自由にした息絶えた。

モンキー・D・ルフィ(声:田中真弓)

近年の出演作に『ドラゴンボール超/スーパーヒーロー』、『ドラゴンボールZ/復活の「F」』などがあります。

「麦わらの一味」の船長で「麦わらのルフィ」の異名を持つ。超人系悪魔の実「ゴムゴムの実」の能力者で三種の覇気の使い手。

ウタが幼馴染みでシャンクスの娘だと世界に広め、彼女の理想を拒否して仲間が捕まった。
ローとバルトロメオのおかげで脱出し、追いかけてきたウタに麦わら帽子を奪われてしまう。
ゴードンから実際の話しを聞いても止まらないウタに対し、覚悟を決めて倒そうとした。
最後はシャンクスとの共闘でトットムジカを倒し、夢の中で死を選んだウタを見送っていた。

シャンクス(声:池田秀一)

近年の出演作に『名探偵コナン/黒鉄の魚影』、『機動戦士ガンダム/ククルス・ドアンの島』などがあります。

一味の大頭で四皇の一角を担う。異名は「赤髪のシャンクス」で隻腕、三種の覇気の使い手。ウタの実の父親だと判明する。

過去にフーシャ村へ来ていた時、小さかったウタとルフィが一緒に遊んでいるところを見る。
エレジア島を破壊したトットムジカを封印し、すべて自分たちがやった事にして旅立った。
実はウタは宝箱に入っていた小さな子供で、下手な歌で癒やした事から海賊団に迎えた。
最後は現実世界からルフィとの共闘でトットムジカを倒し、ウタが死を選び静かに見守った。

ゴードン(声:津田健次郎)

代表作に『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ/光のピラミッド』、『ぼくらのよあけ』などがあります。

エレジアの元国王。かつて音楽の国として栄えていたが、トットムジカによって壊滅して生き残った唯一の国民。

ウタが世界を自分の能力の世界に閉じ込めようとして、ルフィに止めるようにお願いした。
居場所がバレてウタがトットムジカを復活させるつもりと知り、何もできず捕縛された。
実はウタが幼い頃にトットムジカを復活させ、国を壊滅させてもシャンクスとの約束を守る。
最後は必死にウタを鎮めようとする通じず、ルフィとシャンクスが解決させて見届けていた。

トラファルガー・ロー(声:神谷浩史)

代表作に『トワノクオン』、『金の国/水の国』などがあります。

「ハートの海賊団」の船長で「死の外科医」の異名を持つ。超人系悪魔の実「オペオペの実」の能力者で武装色の覇気の使い手。

ベポがウタの大ファンで仕方なくエレジア島に来ていたが、ルフィのピンチに助け出した。
暴走していくウタが追いかけてくると、能力を使ってなんとか逃げ回ってコビーたちと合流。
トットムジカを復活させたウタを倒そうとするが通じず、必ず能力を破る方法があると推測。
最後はルフィとシャンクスたちの共闘でトットムジカが倒され、元の世界に戻ってきた。

バルトロメオ(声:森久保祥太郎)

代表作に『スプリガン』、『あんさんぶるスターズ!!-Road to Show!!』などがあります。

「バルトクラブ」海賊団の船長で「人食いのバルトロメオ」の異名を持つ。超人系悪魔の実「バリバリの実」の能力者。

ウタのライブを楽しみにやって来ていたが、ルフィたちが捕まる姿を見て能力を使い助けた。
ローの能力で脱出したが、追いかけたウタに立ち向かうルフィをバリアで包んで逃げ出した。
ウタの暴走を止める為にバリアで包んで止めたが、トットムジカが復活して破壊された。
最後はルフィとシャンクスたちの共闘でトットムジカが倒され、ウタワールドから戻った。

コビー(声:土井美加)

代表作に『ふしぎの国のアリス』、『王様の剣』などがあります。

「海軍本部」の大佐で海軍秘密特殊部隊SWORDの隊員。見聞色の覇気の使い手。ライブ会場にヘルメッポとともに潜入する。

能力を使ったウタの暴走で人々がウタワールドに引き込まれ、状況を静観しながら待機する。
ウタが暴走を始めていくとブルーノと協力して、人々に現実世界じゃないと説明をしていた。
ルフィの仲間たちと協力してトットムジカに飲み込まれたウタを止めようとして共闘した。
最後はルフィとシャンクスによってトットムジカが倒され、黄猿たちと一緒に帰還を果たす。

ブルーノ(声:佐々木誠二)

代表作に『機動戦士ガンダム/特別版』、『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン/ハイエボリューション』などがあります。

「CP-0」の諜報部員。超人系悪魔の実「ドアドアの実」能力者。ライブ会場に潜入してウタの様子を監視していた。

ウタが能力を使ってウタワールドを展開すると、コビーたちと合流し能力を使って協力する。
味方を増やす為に「麦わらの一味」などを助け出すが、体力を激しく消耗してしまっていた。
ウタの前に出るとコビーが世界中に真実を語るが、暴走を起こして体を小さくされてしまう。
最後はベポとサニー号とともに小さなエアドアから奇襲し、事件が解決してもとに戻った。

イッショウ(声:沢木郁也)

代表作に『劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE-』、『劇場版 ate/stay night [Heaven’s Feel]』などがあります。

「海軍本部」大将で通称「藤虎」と呼ばれる。超人系悪魔の実「ズシズシの実」の能力者で「仁義ある正義」を信条とする。

サカズキ元帥の命令で黄猿とともにエレジア島へ向かい、ウタの計画を阻止しようとする。
一般人がいる中で犠牲をいとわないサカズキ元帥の命令に反し、ボルサリーノとにらみ合う。
ウタがネズキノコを食べていると嗅覚で察知し、後戻りできない状態をすぐに察知していた。
最後はルフィたちにトットムジカが倒され、シャンクスの覇気でウタの捕縛を諦めて退散。

ボルサリーノ(声:置鮎龍太郎)

近年の出演作に『名探偵コナン/黒鉄の魚影』、『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』などがあります。

「海軍本部」大将で通称「黄猿」と呼ばれる。自然系悪魔の実「ピカピカの実」の能力者で「どっちつかずの正義」が信条。

サカズキ元帥の命令で藤虎とともにエレジア島へ向かい、大規模な戦闘に備えていた。
一般人を巻き込むウタの能力に対して、サカズキ元帥の命令通りに動くも藤虎に止められた。
赤髪海賊団が乱入して攻撃を阻止されてしまい、苦戦を強いられながらウタの抹殺を狙う。
最後はルフィたちによってトットムジカが倒され、シャンクスの覇気でウタの捕縛を諦めた。

サカズキ(声:立木文彦)

近年の出演作に『名探偵コナン/黒鉄の魚影』、『映画おしりたんてい/シリアーティ』などがあります。

「海軍本部」元帥で通称「赤犬」と呼ばれる。自然系悪魔の実「マグマグの実」の能力者で「徹底的な正義」を信条とする。

サイファーポールの報告と、シャンクスの娘である事から五老星の討伐の指示を受けていた。
黄猿と藤虎とともに30隻の軍艦を向かわせ、徹底的にウタの計画を潰すべき命令を出した。
一般人や天竜人まで巻き込んでいる状況に対し、世界を救う為に犠牲はいとわないと強行。
最後はルフィたちがトットムジカを倒し、シャンクスの覇気で捕縛を諦めて退散させた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は劇場版『ONE PIECE』の「FILM」シリーズにおける4作目となります。
この作品は原作者である尾田栄一郎が引き続き総合プロデューサーとして参加しています。
大前提としてAdoという歌手は世間で人気を博しているが、個人的にまったく興味がないので本作への期待は薄かったです。
まず、劇場版の作品とは原作とは違うパラレルワールドである事は理解しているので、物語の構成や設定についても否定はしない。
しかしながら、中盤まではAdoのライブという流れになっており、本作は「劇場場ONE PIECE」とは思えないような展開でした。
確かにAdoの歌声は圧倒的な音階と表現力を持っているけど、個人的にあまり好きではないタイプなので、歌のシーンはただの騒音にしか聞こえなかったです。
次に設定があまりにも無理やりねじ込んでいて、ルフィの幼馴染みとシャンクスの娘というのはパラレルワールドにしても強引すぎました。
何より物語の整合性を保つ為に過去の設定を上書きして、原作をずっと読んできた人間として違和感しかなかったです。
それとウタというキャラクターがサイコパスで、カリスマというよりカルトに近い雰囲気があるせいで共感できるところがない。
一度暴走してしまった状況を自分でも止められない展開になるが、勝手に始めたのに被害者ヅラを始めた時点で終わったキャラクターになりました。
そして、終盤ではウタがトットムジカに飲み込まれて一時的に退場し、ようやく本作で最も盛り上がる「ONE PIECE」らしい戦闘は良かった。
特にウタワールドのルフィとウソップ、現実世界にいるシャンクスとヤソップとのリンクの演出が素晴らしいと思いました。
つまり、本作ではウタがいなければ「劇場版ONE PIECE」の面白さがあって、彼女がいる事ですべてをぶち壊している事が分かりました。
本作において企画をしたのは原作者の尾田栄一郎か、制作側なのか分からないが、このような事をしていくなら古参のファンは離れていくでしょう。
やはり、本作はAdoのプロモーション映画であり、それ以上でもそれ以下でもない「劇場版ONE PIECE』の作品として最低のレベルでした。
Adoについて本作を通して興味を持つような流れにならず、彼女の宣伝と興行収入の為に魂を売った悲しき人気漫画の末路を見たような気がしました。

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