【ナチス・バスターズ】RE-3628

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洋画

作品データ

公開年月 2021/06/10
ジャンル 戦争/アクション
原作 なし
監督 アンドレイ・ボガティリョフ
脚本 アンドレイ・ボガティリョフ
製作 アンドレイ・ボガティリョフ、パヴェル・アブラメンコフ、ほか
製作国 ロシア
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

1941年の冬、ソ連に侵攻したドイツ軍兵士の間で、一匹狼のロシア狙撃兵が仲間を次々と射殺している噂が流れていた。
犠牲者は100人を超え、獲物の軍服からは肩章が剥ぎ取られ、ドイツ兵はその正体不明の死神を“赤い亡霊”と読んで恐怖に怯えていた。
その頃、部隊とはぐれてしまった5人のロシア兵は、味方戦線に戻ろうと敵地を進んでいた時、ドイツ兵に囲まれた彼らを飛来した銃弾に救われるのだった。

登場人物&出演者

赤い亡霊(演:アレウセイ・シェフチェンコフ)

代表作に『コードネーム:リクイデーター』、『セイビング・レニングラード/奇跡の脱出作戦』などがあります。

ソ連兵の孤独な狙撃兵。100人以上のドイツ兵を殺害して、彼らの間では恐れられるような存在となっている。

ドイツ兵に捕まった一般人を助け出すが、彼らのお礼について無視して次の獲物を狙っていく。
民家にいたベラを助けた中尉たちの援護をして、途中で負傷しながらも協力して撃退した。
負傷してから目を覚ますと、ドイツ兵が再び襲撃にやって来ると迎え撃つ為に遠くへ待機した。
最後はブラウン大尉をギリギリで倒すが、生きていたドイツ兵に後ろから撃たれて死亡した。

冷凍男(演:ユーリー・ボリソフ)

代表作に『T-34/レジェンド・オブ・ウォー』、『AK-47/最強の銃 誕生の秘密』などがあります。

若いソ連兵。森の中で凍え死ぬ寸前に見つかり、仲間だと判明して本隊と合流するべく一緒に行動する。

決して信頼されているワケじゃないので、武器を持たさず、妊婦のベラを気にしていた。
コンスタンチンの右目について老兵から聞いて、続けて赤い幽霊についても聞いていた。
民家に残されたベラがドイツ兵に捕まっていると、ガマンができずに飛び出して助け出した。
最後は民家の中に入ってきたドイツ兵と殴り合い、ベラの助けでなんとか生還を果たした。

ベラ(演:ポリーナ・チェルニショワ)

代表作に『フューリアス/双剣の戦士』、『Summer of Sea Buckthorn』などがあります。

本隊から逸れたソ連兵の一人。妊婦。負傷した隊長を本隊に連れて行って治療させようとしていた。

道中で隊長が死亡してしまい、誰よりも悲しんでいたが、民家を見つけてようやく安心した。
一人で民家に残っていると、ドイツ兵たちがやって来ると、逃げられず箱の中に隠れていた。
ブラウン大尉に見つかってソ連兵だとバレると、処刑される寸前に赤い幽霊によって助かる。
最後は赤ん坊を出産し、民家にいた冷凍男とドイツ兵を倒して、去るコンスタンチンを見た。

コンスタンチン(演:コンスタンティン・シモノフ)

本作が長編映画デビュー作となります。

本隊から逸れたソ連兵の一人。右目が見えない寡黙な男。

右目は戦場での負傷ではなく、幼い頃にリンゴ園へ入って、所有者から逃げる時にケガをした。
民家にいたベラがドイツ兵に捕まると、冷凍男が勝手に飛び出した合図に襲撃を敢行した。
外で偵察していると、ブラウン大尉が引き連れたドイツ兵の部隊に応戦してなんとか倒した。
最後は老兵が倒れた事を見て、赤い幽霊を殺したドイツ兵を始末し、新たな赤い幽霊となった。

軍曹(演:パベル・アブラメンコフ)

代表作に『BAgI』、『Dikaya liga』などがあります。

本隊から逸れたソ連兵の一人。常に冗談を言っていないと気が済まない性格。そのせいで中尉に注意されていた。

負傷した隊長を担架で運んでいたが、文句を言っていると中尉に替わってもらっていた。
野営していると間に冗談を言っていると、隊長が静かに死んでしまい、さすがに黙っていた。
民家を見つけて水を飲もうとして、コンスタンチンに毒入りだとして止められて感謝した。
最後は中尉が敵の手榴弾で死亡して、機関銃でドイツ兵を倒すが、ブラウン大尉に射殺された。

老兵(演:ウラディミール・ゴスチューキン)

代表作に『処刑の丘』、『ウルガ』などがあります。

本隊から逸れたソ連兵の一人。部隊の中で一番の年長者。コンスタンチンと同じ村から出てきている。

以前は果樹園の持ち主で、子供だったコンスタンチンをケガさせた事について後悔している。
隊長が死んで中尉の命令に従っていたが、先陣に立って偵察しながら部隊の指揮も任される。
冷凍男にコンスタンチンとの関係性を話し、噂になっている赤い幽霊についても説明していた。
最後はドイツ兵による襲撃に対応していたが、中尉を助けようと撃たれて死亡してしまう。

中尉(演:ヴィヤチェスラフ・シカレフ)

代表作に『Wild League』、『リービング・アフガニスタン』などがあります。

本隊から逸れたソ連兵の一人。負傷した隊長の代わりに部隊の行動に対する指示をしている。

冗談ばっかりを言っていた軍曹に何度も注意し、隊長が死んでしまうと次の行動を考える。
民家を訪れると、ドイツ兵が仕掛けた毒入りの食事を無視し、ベラと軍曹を残して偵察に出る。
冷凍男が勝手に飛び出して仕方なくドイツ兵と戦い、赤い幽霊の援護もあって勝利をした。
最後は再び襲撃したドイツ兵に機関銃で応戦し、手榴弾を止めようとして一緒に爆死した。

ブラウン大尉(演:ウォルフガング・セルニー)

代表作に『ヒトラーと戦った22日間』、『ゾーヤ/戦場に消えた18歳の少女兵士』などがあります。

ドイツ兵の将校。赤い幽霊を倒すべく新たに派遣され、部隊に対して上から目線で命令をしていた。

疲れたという理由で民家に来ると、隠れていたベラを見つけてソ連兵と判明して処刑を命令。
サウナ中にソ連兵の襲撃を受けてしまい、赤い幽霊を見かけも女の服を来て一人だけ逃げた。
別のドイツ兵の部隊と合流して、赤い幽霊とソ連兵を倒すべく、汚名返上の為に戦線へ立つ。
最後は赤い幽霊と対決して善戦するが、腹部に鎌を食らってしまい、そのまま死亡してしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はみんな大好きアルバトロス・フィルムが配給を務めています。
この作品は実際にソ連軍の兵士が戦ったエピソードをベースに、その子孫たちの取材から生み出されています。
現状ではロシアがウクライナを侵攻して戦争状態となっているが、本作はあくまで第二次世界大戦を舞台にしています。
物語の主人公的な存在だと言える赤い幽霊はセリフがなく、神出鬼没で一般人や仲間を守る為にドイツ兵を倒していく。
これは実話をベースにしているが、名もなき兵士たちの活躍を集約した感じで、あくまでドイツ兵は悪役に徹しています。
物語の中心として本隊から逸られたソ連兵たちとなっているが、あくまで彼らは赤い幽霊を引き立てる役として登場しています。
なので、役名についてほとんどが役割となっていて、登場人物たちはそこまで深掘りしていないような感じになっています。
一人だけで過去のエピソードを語られているが、なぜなのかと考えていたら、そのキャラクターが赤い幽霊を引き継ぐ意味合いになりました。
戦争映画として小規模な戦闘になっているが、映画的な演出よりも、リアルな方に重点を置いているような印象でした。
ただ、ドイツ兵の残虐さを描く意味で少しマイルドになっていて、ソ連兵についても善人っぽくなっているのは仕方ないと思います。
どうしてもロシアの映画なので彼らが正義になっているが、現状のウクライナとロシアの戦争を考えると、なかなか複雑な感想を抱いてしまう。

コメント

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