【カシマさんの呪い/封印された都市伝説】VD-747

スポンサーリンク
▼メインジャンル

作品データ

公開年月 2011/07/29
ジャンル ホラー
原作 都市伝説 『カシマさん』
監督 関顕嗣
脚本 町野弘幸
製作 小田泰之
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ビルの清掃員として働いていた加山涼子は、映像制作会社キューブリックの部長・富士堂努に見出されて正社員として勤務する事になる。
会社近くの寮に引っ越した涼子は、隣部屋で同僚の佐藤緑と親しくなっていき、ある晩、ホラー映画企画“カシマさん”について話しを聞かされる。
すると、その晩から涼子の元にカシマさんが現れるようになり、呪いから逃げる為に出談さえる3つの質問に答えなければならないのだった。

登場人物&出演者

加山涼子(演:秋山莉奈)

代表作に『ゴスロリ処刑人』、『アイアンガール』などがあります。

主人公。映像制作会社キューブリックでビルの清掃員として働く。中学生の頃にイジメを受けていた。

うつ病を発症して薬を服用していたが、富士堂に見出されてキューブリックに入社を果たす。
先輩で隣人の緑と話していると、ホラー映画企画“カシマさん”を聞いて呪われてしまう。
質問の答えを必死に探し、富士堂から仕事怠慢だと言われ、体の関係を迫られるも緑が仲裁。
最後は母親に呪いを移して会社で部長になると、肉体を得たカシマレイコが面接に来た。

佐藤緑(演:こばやしあきこ)

代表作に『アキレスと亀』、『アウトレイジ』などがあります。

映像制作会社キューブリックに勤める女性正社員。関西人で寮に引っ越してきた涼子の部屋に来ていた。

会社に入社した時も涼子と同じように富士堂の面接を受けて、最初はその部屋に入っていた。
強引に涼子の部屋に上がり込むと、ホラー映画企画“カシマさん”を彼女に話してしまう。
実は涼子と同じく富士堂の体目当てで狙われ、それ以降、体の関係がずっと続いていた。
最後は富士堂から涼子を救い、九鬼の動画を見るとカシマさんに捕まり、行方不明となった。

富士堂努(演:川本淳市)

代表作に『哭きの竜』、『ポチの告白』などがあります。

映像制作会社キューブリックの部長。父親が会社の創設メンバー。企画した映画が会社で一番のヒットをしている。

一生懸命仕事をしていた涼子に馴れ馴れしくボディタッチし、何かと彼女を励ましていた。
涼子がカシマさんに怯えて調べている事が分かると、正体を暴いてレイプしようとした。
実は緑も同じ経緯で会社に入社させたが、今では体の関係で涼子にも同じ事をしようとした。
最後はカシマさんの呪いを受けると、会社で残業していると質問に答えられず殺された。

九鬼竜造(演:阿部能丸)

代表作に『なぞの転校生』、『姑獲鳥の夏』などがあります。

都市伝説ライター。変わった人物でホームページで数々の都市伝説について投稿している。

3つ目の質問の答えを探していた涼子が、彼の知り合いに紹介されて自宅まで来ていた。
しかし、数ヶ月前に浴槽で変死体の状態にあって、涼子が見つけるもそのまま放置された。
呪いを解く為に緑がホームページにアクセスし、変死体が見つかった後に動画を投稿した。
最後は涼子たちに語りかけるような口調になると、その正体がカシマさんで緑を連れ去った。

カシマレイコ(演:播田美保)

代表作に『アイアムアヒーロー』、『犬鳴村』などがあります。

小さい頃からずっと一人で遊んでいた。小学校、中学校、高校、大学でもずっと一人ぼっちだったという。

その後、うつ病になって病院に入院するが、浴衣姿のまま踏切に飛び込んでバラバラになる。
話しを聞いた人間の前に現れると、3つの質問をして、答えられないと体の一部を取られる。
涼子の前に何度も登場するが、2つ目までの撃退方法で退場するも、3つ目の時に登場する。
最後は富士堂と緑を襲い、涼子から存在を否定されるが、その後は肉体を得て面接に来た。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は都市伝説で知られる『カシマさん』を題材にした作品となります。
この作品はプロデューサーや脚本家としても活躍する関顕嗣が監督を務めています。
数ある都市伝説の中で、個人的にはあまり良く知らなかったので、今回の鑑賞でなんとなくわかった気がします。
オリジナルの都市伝説から少しアレンジされているのか、似た都市伝説の「テケテケ」に似たような設定になっています。
あと電話をかけてくる意味では「メリーさんの電話」に通じるモノがあるようで、ここら辺は伝えられているうちに尾ひれがついたような感じだろう。
都市伝説を題材にした実写映画化というのはほとんどが1時間程度の作品が多く、本作も例に漏れず60分となっています。
そうなるとストーリー性がほとんどなく、登場人物がこれで増えてしまうと、全体的に薄味となってしまう事が多いです。
しかしながら、本作は都市伝説を題材にした作品の中では比較的ちゃんとしていて、ムダな描写があまりなかったと思います。
メインとなる登場人物も三人しかおらず、主人公を中心に物語を展開させている点でも悪くない印象を持ちました。
何より主人公を演じる秋山莉奈の美人加減が映えていて、超低予算映画によくある顔のどアップにも耐えられるほどでした。
肝心のカシマさんを演じる播田美保は顔に強いインパクトがあって、その上から特殊メイクしているから怖さはそれなりあると思います。
都市伝説の妖怪たちは律儀にルールをしっかり守ってくれるので、それも日本らしい怪談だと感じさせてくれます。
カシマさんが登場する別の作品に『口裂け女VSカシマさん』なんかがありますが、そっちよりも本作の方がしっかりしているという印象でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました