【ゴッド・フード/巨大生物の恐怖】RE-3508

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洋画

作品データ

公開年月 1989/05/19
ジャンル SF/パニック
原作 なし
監督 ダミアン・リー
脚本 リチャード・ベネット
製作 デヴィッド・ミッチェル、ダミアン・リー
製作国 カナダ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

生物学者の新星ニールは謎の新薬「メサイヤノール」を開発した。
この新薬「メサイヤノール」はあらゆる生物の成長を急速に促進させてしまう、バイオテクノロジーによる副作用が起きる。
ある深夜、無人の実験室が荒らされ実験用のマウスが脱走し、その日から無残に食い荒らされた死体が次々と発見されるのだった。

登場人物&出演者

ニール・ハミルトン教授(演:ポール・コーフォス)

代表作に『ゴールデン・ゲート殺人事件』、『デビルコール/魔界からの誘惑』などがあります。

主人公。生物学者。植物を使って実験をしていた。恩師のケイト博士から成長ホルモン剤の治療薬を頼まれる。

研究室にサンプルを持ち帰ると、治療する前に配合して植物を短時間で巨大化に成功した。
ジョシュア教授に言われて動物実験を開始するが、マークたちのせいで逃げ出してしまう。
なんとか捕まえようとするが、学生部長のせいで行動が遅れて多数の被害を出していた。
最後はアレックスと下水道で探し、警察が殺処分し、ケイト博士は子供に殺されてしまう。

アレックス(演:リサ・シュレイジ)

代表作に『プロムナイトⅡ』、『チャイナホワイト』などがあります。

ヒロイン。女子大生。動物愛護団体に所属して、マークたちと同じように動物実験を否定していた。

植物を実験に使っているニール教授には一切文句を言わず、他の女に嫉妬するような状態。
ジョシュア教授に負けて動物実験をしていたニール教授の行動を知って、ブチ切れていた。
逃げ出した巨大化した実験用ネズミを一緒に探す事になり、下水道で仲間の死体を見つけた。
最後は巨大化した実験用ネズミから子供を助け出し、警察に処分されてほぼ無傷で生還した。

・ジョシュア教授(演:フランク・ペレグリノ)

ジョシュア教授(演:フランク・ペレグリノ)

代表作に『ファイヤーバード2015』、『ゲッド・リッチ・オア・ダイ・トライン』などがあります。

ニールの友人で実験を手伝ってくれている科学者。迷ってしまうニールに適切な助言を毎回与えている。

トラビス博士から助けの電話が入ってくると、駆けつけるニールの代わりに講義をした。
成長ホルモン剤をトマトに注入して、巨大化させた実験に将来の食糧不足の解消に興奮する。
動物に実験するべきとしてネズミを持ってくると、巨大化するもマークたちが逃してしまう。
最後は地下に逃げた巨大化したネズミを単独で探すが、襲われてニールの前で息絶えた。

ケイト・トラビス博士(演:ジャッキー・バロウズ)

代表作に『デッドゾーン』、『ライトアップ!イルミネーション大戦争』などがあります。

大学生時代のニールを師事していた壮年の女性。成長ホルモン剤“メサイアノル”を開発している。

発育不全の子供が連れて来られると、治療できるとしてメサイアノルを接種させていた。
その影響で巨大化した子供の精神が不安定になってしまい、教え子だったニールを呼んだ。
子供が逃げ出してなんとか捕まえて鎮静剤を打つが、ニールの治療薬を待っていた。
最後は抑えられなくなった子供が暴走して、ニールと電話していた時に襲われて殺された。

ワイゼル刑事(演:マイケル・コープマン)

代表作に『ユニバーサル・ソルジャー2』、『フォーカス』などがあります。

マークたちがニール教授の研究室に侵入し、巨大化した実験用ネズミに襲われた事件を担当した。

ホワイトから大事にしないように頼まれると、マスコミに発表せずに内々で処分した。
今度はデルハースト教授の助手が食われてしまい、ニール教授に捕まえる知恵を借りた。
ジョシュア教授が殺されると、ホワイトの言動が気に入らなかったニール教授を止めた。
最後は警察署員を総動員させて、外に出てきた巨大化した実験用ネズミを銃撃で殺処分した。

マーク(演:リアル・アンドリュース)

代表作に『アイアンフィスト』、『レッド・スコルピオン2』などがあります。

大学で行われている動物実験に反対する大学生。動物愛護団体のリーダーで過激な行動も行ってしまう。

平然と動物実験をしているデルハースト教授に抗議するが、当然のように無視されてしまう。
仲間を集ってデルハースト教授の研究室に侵入すると、動物を逃してデータを破壊した。
次に動物実験をしていたニール教授の研究室に潜り込み、またも破壊しようとしていた。
最後は巨大化した実験用ネズミが逃げ出してしまい、顔を半分食われて死亡してしまう。

デルハースト教授(演:コリン・フォックス)

代表作に『デイライト』、『クイーン・スパイダー』などがあります。

ニールと同じ大学でガン治療の研究をする科学者。同時にハゲを治療できないかと動物実験をしている。

動物愛護団体のマークたちから抗議を受けるが、偉大な実験だとして彼らを無視していた。
マークたちが研究室に侵入してデータを破壊されると、ニールに共有を求めるも拒まれた。
ニールが巨大化の実験をしていると知って、サンプルを奪って大金持ちの夢を見ていた。
最後は誤って体内に成長ホルモン剤とハゲ治療の薬が混合し、体が溶け出して消滅した。

ホワイト(演:デヴィッド・B・ニコルズ)

代表作に『Street Justice』、『Johnny & Clyde』などがあります。

大学の学生部長。大学の運営を第一に考えて、デルハースト教授の実験に大金をつぎ込んでいる。

プールの落成式が近日まで迫り、デルハースト教授の研究室を襲撃したマークを退学処分。
騒ぎを立てないようにしていたが、マークの死体が見つかっても大事にしないように頼んだ。
どうしてもプールの落成式をやりたくて、ニール教授の忠告を無視して開催してしまう。
最後は襲撃してきた巨大化した実験用ネズミに追い詰められ、高台から飛んで死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は自称『巨大生物の島』の続編と言っているが、実際はまったく関係ないようです。
続編という立ち位置を宣言していますが、自称なので当然のように前作と繋がりを示す映像は一切ありません。
ベースとしては『ジョーズ』の主人公と大学の学生部長との対立を描き、そこに動物愛護団体の暴走が加わります。
主人公は植物を使って様々な実験をしているが、恋人は学生で動物愛護団体に所属するという変な設定でした。
動物愛護団体は大学生たちで講義しているが、結局は過激な行動に出て明らかな犯罪で自分たちを正当化する意味不明な事をします。
おかげで巨大化した実験用のネズミが逃げ出して、十数人の犠牲者を生み出してしまうという動物愛護団体に対する皮肉がありました。
その前に生物を巨大化する薬の方が冒頭でいきなり出てきて、治療薬を主人公が作り出そうとする少し歪な状況になっています。
低予算で作っているので、巨大化したネズミは昔ながら遠近法を使ったり、合成を使ったりして頑張っていました。
しかし、詰めが甘いからプールのシーンでは明らかにネズミたちを水に解き放った人間の手が映っています。
薬の詳細が分からないまま、なぜか巨大化した実験用ネズミが人を襲っていくが、その理由や説明もないまま進んでいきます。
あくまで映像的なインパクトだけを追求しているので、ストーリー性など皆無と言ってもいいだろうと感じました。
とは言っても、もっと残念な作品がある事を考えてみれば、余計な事をしていない分、本作は意外にも楽しめるかもしれません。

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