【アサイラム・オブ・サタン】RE-3506

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あ行

作品データ

公開年月 1972/01/01
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ウィリアム・ガードラー
脚本 ウィリアム・ガードラー、パトリック・J・ケリー
製作 パトリック・J・ケリー
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ピアニストのルシーナは、目覚めると総合病院から人里離れた精神病院に転院させられた。
そこの患者たちはフード付きの服を着せられ、厳重な規則によって縛られていた。
ルシーナの婚約者クリスは、転院の原因をノーラン医師に聞き出すも父親の命令と言われが、すでに彼は他界していると知るのだった。

登場人物&出演者

ルシーナ・マーティン(演:カーラ・ボレリ)

代表作に『The Love God?』、『Indian Cowboy』などがあります。

主人公。病院に入院していたが、知らないうちにプレザントヒル病院に移送されていた。

突然の事でパニック寸前になるが、仕方なくスペクター医師の指示に従って検査をした。
なんとか逃げ出そうとするも、現実のような悪夢を見たせいで諦めて素直に従った。
婚約者のクリスが助けに来ると信じるが、スペクター医師が儀式を始めて生贄にされる。
最後は処女じゃないと判明し、クリスに助けられるが、すでに彼は悪魔の手先になっていた。

クリス・ダンカン(演:ニック・ジョリー)

本作が長編映画デビュー作となります。

ルシーナの婚約者。病院に入院していたルシーナが移送され、その場所を突き止めて探す。

プレザントヒル病院にいると突き止めると、すぐにやって来るも追い返されてしまう。
すぐに地元の警察に駆け込んで、仕事をしていたウォルシュ刑事を挑発して確認させる。
建物があっても何年も使われていない状態で、管理人に暴力を振るって逮捕されてしまう。
最後はクリスが生首を持ってきた納得させ、ルシーナを保護するも悪魔の手先になっていた。

ウォルシュ刑事(演:ルイス・バンディ)

代表作に『The Act』などがあります。

忙しく仕事をしていたところで、ルシーナを探したいクリスの無茶振りにブチ切れていた。

ずっとクリスが文句を言っていたので、イライラが限界に達して彼と現場まで確認に行く。
ルシーナを助けたくて暴走するクリスが管理人に暴力をふるい、その場で逮捕連行した。
クリスの執念に押されて独自に調査し、彼が生首を持ってきた事から再び建物に行く。
最後は儀式が完了せずに助かったルシーナを保護し、部下を引き連れて建物の調査をする。

ノーラン医師(演:ジャック・ピーターキン)

本作が長編映画デビュー作となります。

最初にルシーナが入院していた病院の担当医。ルシーナが来たばかりで事情をよく知らなかった。

ルシーナの父親がプレザントヒル病院に移したいという連絡をもらい、すぐに手配をした。
クリスに説明をするが、ルシーナの父親は12歳の時に他界していると聞いて戸惑っていた。
最後はスペクター医師が80歳の老人だと話すと、警察も元に行こうとしたクリスに謝罪した。

ジェイソン・スペクター医師(演:チャールズ・キッシンジャー)

代表作に『悪魔のセックス・ブッチャー』、『グリズリー』などがあります。

プレザントヒル病院の院長。どんな症状の患者も治せる名医として知られ、入院している人たちから期待される。

盲目、ろう者、足が不自由な患者たちを出迎え、更に状況が分からないルシーナをもてなす。
すべてを部下たちにやらせていて、ようやくルシーナの前に立つもちゃんと説明をしない。
その正体は悪魔崇拝者で、悪魔に必要な生贄を捧げる事で永遠の命を得ようとしていた。
最後はルシーナを生贄にするが、処女じゃないと判明し、悪魔にキレられて肉体を溶けた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『マニトウ』や『グリズリー』で知られるウィリアム・カードラー監督のデビュー作となります。
さすがに本作は70年代から80年代にかける作品であって、全体的に低予算で作られているせいで映像が荒いです。
主人公のルシーナを演じるカーラ・ボレリの美しさが非常に際立っていて、映像が多少荒くても関係ないです。
本当ならキレイな映像で観たかったのですが、カーラ・ボレリの顔がドアップになってもずっと観ていられるほど美しいと思います。
そんなカーラ・ボレリの演技は少し過剰で上手くはないですが、顔が良ければ、そんな些細な事も忘れてしまう。
タイトルに「アサイラム」が付いているので、当然のように舞台は病院となりますが、そこはあまり重要じゃなかった。
やはり、全体的に低予算なので見どころはあまりなく、あくまで会話劇でごまかそうとしている印象がありました。
当初は怪しい病院のスタッフや患者たちでごまかしているが、いよいよ終盤になっての急展開は少し笑えます。
あまりにも強引すぎる展開は昔の映画だと思わせる部分で、主人公の婚約者がツッコミどころ満載の大活躍をします。
こういう作品では、リアリティなど追求はほとんどしないので、どれだけ雰囲気で乗り切れるがポイントとなる。
そして、終盤にはついに悪魔であるサタンなのか、アスモデウスなのか、リバイアサンなのか分からないのが出てきます。
とにかく、その造形の残念さは出オチと言っても過言じゃなく、こんな悪魔に殺されるのは本当に嫌だと思わせました。
ストーリーも非常に薄いので、昔の映画を適当に鑑賞する程度であっても、この作品は少し厳しい微妙なモノでした。

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