【口裂け女VSカシマさん2】RE-3675

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作品データ

公開年月 2018/02/22
ジャンル ホラー
原作 都市伝説 『口裂け女』、『カシマさん』
監督 沖田光
脚本 野渡駿
製作 張江肇、鈴木ワタル
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

優香里は妹の沙羅が失踪した日から悪夢に襲われていた。
沙羅はSNSサイトに「#自殺希望」という投稿した後、行方をくらませていた。
優香里のアカウントに佐久間という男から返信がくると、謎に迫っていた二人にまったく別の脅威がジワリジワリと忍び寄っていたのだった。

登場人物&出演者

羽住優香里(演:冨手麻妙)

代表作に『ANTIPORNO/アンチポルノ』、『劇場版/アンダードッグ』シリーズなどがあります。

主人公。妹の沙羅が1ヶ月前から失踪しており、警察に届け出をしながら、電話が切れた場所で独自に探していた。

「#自殺希望」というハッシュタグから何か知っている人を募集し、佐久間が連絡をする。
佐久間も妻を同じパターンで亡くしている事もあって、協力しながら妹探しを始めていく。
他に多くの関わっていそうな人間に相談するが、その都度、失踪している事を知った。
加えてカシマさんという別の何かに襲われるようになり、佐久間が独自に神社を探した。
LINEで連絡するカシマさん、Twitterで反応する口裂け女を鉢合わせにする佐久間の作戦。
実は過去に母親から虐待を受け、妹を身代わりにしたせいでトラウマを受けていたという。
最後は沙羅に取り憑かれた佐久間に電車へ突き飛ばされ、すでに死んでいた事が発覚した。

佐久間透(演:安達健太郎)

お笑いコンビ「カナリア」の元メンバーで、映画の代表作に『TSY/タイムスリップヤンキー』などがあります。

脱サラしてカフェを経営している。過去に妻を沙羅と同じようなパターンで亡くして独自に調査していた。

Twitterのハッシュタグを見て優香里に連絡を取ると、自分と同じ境遇として協力をする。
LINEから別の悪霊に狙われている事を知って、詳しく調べて仮死魔神社を見つけ出した。
神社を潰した検察会社の社長に会うも、カシマさんの存在を知って女子高生から話を聞く。
口裂け女とカシマさんをぶつけ合い、どっちが潰される事を思いついて連絡をさせる。
LINEとTwitterから両者を呼び出したが、逃げる優香里と違い何も見えていなかった。
実は優香里の恋人であったが、死んで口裂け女となった沙羅に取り憑かれてしまっていた。
最後はすべての記憶を取り戻すと、優香里を電車に突き飛ばしたと思い出し後悔していた。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は都市伝説で知られる「口裂け女」と「カシマさん」が対決する作品の続編となる。
この作品は2大怨霊VSシリーズとして第3弾となっています。
ついに口裂け女がカシマさんと二度目の対決をしますが、残念ながら前作とはまったく関係ない物語となりました。
前作は完全なるマラソン映画でしたが、本作は我々の認知できない高次元の世界観となってしまいました。
中盤過ぎまでは口裂け女やカシマさんについて主人公と、同じく被害に遭った男が協力して調べていく展開となります。
これはバケモノに襲われているならば、せめて相手の正体を知って対策を練る意味としては当たっていると思います。
ただ、主人公が訪れる事件の関係者がほとんど死んでいて、出オチみたいな扱いになっているのはワンパターンであった。
前作でもそうだったが、カシマさんの場合、上半身しかないから超低予算映画ではゼイタクにCGが使えないから登場回数が少ないです。
その代わり、安い特殊メイクすれば自由に動ける口裂け女が縦横無尽に活躍し、主人公たちを追い詰めていく役割を担っています。
ただ逃げ回っている前作とは違って、サスペンスっぽい事をやったり、主人公が過去に受けた虐待と繋げようとする仕掛けがありました。
これが上手く連動すれば面白くなるかもしれないが、残念ながら本作の脚本家にはそこまでの力はなかったようです。
終盤では主人公が口裂け女とカシマさんに追い詰められるが、そういう演出なのか知りませんが、ずっと「はぁはぁ」や「キャーキャー」という耳障りな演技でした。
怖がっている演技をやっているかもしれませんが、雰囲気を完全にぶち壊しているだけじゃなく、不快感すら与えている事に気づかないだろうか。
所詮は超低予算映画なので多大な期待を持っちゃいけないけど、この「口裂け女VS」シリーズがどこに需要があるのか知りたいところです。

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