【ドアロック】VD-520

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作品データ

公開年月 2019/12/20
ジャンル サスペンス/ホラー
原作 なし
監督 イ・クォン
脚本 イ・クォン、パク・チョンヒ
製作 キム・ソンリョン、イ・ジェミン
製作国 韓国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

都心のマンションに一人暮らしする銀行員の女性ギョンミンはある朝、ドアロックのナンバーキーに不審な粉が付着していると気づき、念の為にパスワードを変更した。
帰宅後に部屋でくつろぐギョンミンだったが、何者かが突然ドアロックを操作し、ドアノブを荒々しく回し始める。
恐怖に駆られたギョンミンは警察に通報するが、被害がないせいで取り合ってもらえず、やがて彼女の部屋で見の覚えのないタバコの吸い殻に気づくのだった。

登場人物&出演者

チョ・ギョンミン(演:コン・ヒョジン)

代表作に『少女たちの遺言』、『最も普通の恋愛』などがあります。

主人公。銀行に契約社員として働く。ドアロック付きのマンションで一人暮らししている。

恋人がいないせいか、女性の一人暮らしの防犯対策として男物の服や靴を置いている。
銀行で暴言を吐く客に付き纏われ、上司に助けてもらい家に行くが、何者かに殺された。
引っ越して仕事も辞めたが、上の階の住民が何者かに監禁される家を見つけてしまう。
最後は引っ越した家に犯人が現れ、連れ出されるも自力でなんとか倒して生還をした。

ヒョジュ(演:キム・イェウォン)

代表作に『ホラー・ストーリーズ』、『プロミス/氷上の女神たち』などがあります。

ギョンミンと同じ銀行で働く同僚で親友。仕事を横取りされるギョンミンを注意していた。

契約満了期間が迫っていて、実績のあるギョンミンと違って次の仕事を探そうかと考える。
ギョンミンがストーカーに付き纏われていると言われ、二人で突き止めようと考え出す。
上の階の住民が監禁された家でギョンミンが追い詰められ、彼女を見つけて犯人に挑んだ。
最後は家にいた時に足を切られてしまうが、手術が成功してギョンミンを励ましていた。

イ刑事(演:キム・ソンオ)

代表作に『アジョシ』、『無双の鉄拳』などがあります。

上司が自分の部屋で殺されたギョンミンの事情聴取を担当する。最初からギョンミンを疑う。

証拠不十分となってギョンミンが釈放されるが、納得ができずに強い言葉を投げかけていた。
銀行で逆ギレしたギジョンをソンホ殺害で逮捕して尋問するが、証拠不十分で釈放した。
ギジョンが管理人だったドンフンに殺され、捕まったギョンミンを助けようと駆けつける。
最後はギョンミンを殺そうとしたドンフンと揉み合い、喉にナイフを食らって死亡した。

キム・ソンホ課長(演:イ・チョニ)

代表作に『犬どろぼう完全計画』、『フィッシュマンの涙』などがあります。

ギョンミンが勤めている銀行の上司。他の女性銀行員から高い人気で仕事もできるタイプ。

ヒョジュからギョンミンに気があると言われていて、上司に頼んで正社員にしてもらった。
逆ギレされたギョンミンに助け舟を出し、帰りでも迫ってきたところを割って入ってきた。
ギョンミンが怖がっていて彼女のマンションまで送り届け、財布を忘れて持ってきていた。
最後はギョンミンにストーカーと疑われるが、家に隠れる本当のストーカーに殺された。

キム・ギジョン(演:チョ・ボクレ)

代表作に『犯罪の女王』、『ときめきプリンセス婚活記』などがあります。

大工。銀行で振り込みがてきず、窓口で手続きしようとして、ギョンミンが対応していた。

ギョンミンが預金積立の営業をすると、本気に捉えて誘うも拒否されてブチ切れていた。
ソンホに止められ納得ができないまま帰らされるが、気持ちが収まらずギョンミンを狙う。
ギョンミンをストーカーした容疑で逮捕されるが、証拠不十分で釈放されてまた狙った。
最後は釈放されていたが、何者かに殺害されてしまい、ストーカーの容疑が消えた。

ハン・ドンフン(演:イ・カソプ)

代表作に『あなただって私だって』、『The Seeds Of Violence』などがあります。

ギョンミンが住んでいるマンションの管理人。特に目立たずに仕事を普通にこなしていた。

ギョンミンが何者かがドアを開けようとした事を相談され、監視カメラの録画を見せた。
ソンホが殺されてしまい、身の危険を感じたギョンミンが引っ越すと同時に退職した。
実は上の階の女性を監禁したストーカーで、今度はギョンミンを標的にして狙っていた。
最後はギョンミンを監禁するが、助けに来たイ刑事を殺すが、彼女の反撃を受けて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『のむコレ3』にて上映された作品となります。
高いレベルで作品を作る韓国映画という事で期待したが、やはり、裏切られなかったです。
テーマとして一人暮らしする女性をストーカーが狙うというモノだが、ことごとく予想を裏切ってきてポイントをズラしてきます。
犯人が誰か分からない状態で物語が進んでいくが、この人だと予想した矢先に退場させられて振り出しに戻されます。
登場人物の中に必ず犯人がいるのですが、その的を絞らせないよう伏線を張る構成がなかなか上手いと感じさせます。
まるで観ている側の心理を手玉に取っているような感じで、さすがだと思ってしまう。
更に主人公の行動は決して頭が良くないけど、観ている側も一緒に振り回される点では作品の雰囲気に合っていました。
ただ、たまにイライラさせられるので、そこら辺は狙いだったとしてもイメージは良くなかったです。
残念ながら自分は一人暮らしの女性なので共感する部分は少なかったのは痛いです。
ストーカーに関しても正体がラスト近くで分かってくるが、その前から主人公の部屋に侵入して添い寝していた気持ち悪さをもっと活かして欲しかったです。
どうしても物語の構成上、ラスト近くで正体を明かす事になったので、せっかくの気持ち悪い演出が生きてこなかったのはもったいないと思ってしまった。
それに親身となって助けてくれた親友がそこまでのダメージを負えず、元の生活を取り戻す展開は素直すぎたかと思う。
どうせなら、親友ですら信用できなくなるような展開にすれば、疑心暗鬼になった主人公が追い詰められる感じでも良かったと思う。

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